週刊少年ジャンプにて、2001年~2016年にかけて連載された『BLEACH(ブリーチ)』という漫画を知っていますか?コミックスは74巻まで発売され、なんと全世界での累計発行部数は1億2000万部以上という久保帯人(くぼたいと)さんの大人気作品です!
漫画だけでなく、『アニメ/ゲーム/ミュージカル/実写映画』といった様々なメディア展開もされており、2018年に上映された実写映画では主人公を福士蒼汰(ふくしそうた)さんが演じたことでも、話題になりましたね♪
今回はブリーチという作品を紹介しながら、作中で登場する『隊長』と呼ばれる立場のキャラクターの『強さ』に注目して、強い順番ベスト3を発表します!
ブリーチってどんな作品?

まずは、ブリーチという作品の紹介からはじめていきましょう!「ブリーチを知らないよ!」という人は、一緒に学ぶチャンスです☆
物語のはじまり
物語は、東京にある架空の町・空座町(からくらちょう)という場所からはじまります。主人公の黒崎一護(くろさきいちご)は朽木(くちき)ルキアという死神の少女に出会い、虚(ほろう)と呼ばれる悪霊の存在を知りました。
あるとき、一護の家族が虚に襲われてピンチを迎えます。家族を護(まも)るべく、一護はルキアから死神の力を借り受け虚の退治に成功!一護と引き換えに力を失ったルキアに代わり、死神代行として非日常の出来事へと巻き込まれていくのでした。
ジャンプの王道ともいえるバトル漫画で、ストーリーが進むにつれて敵が強大になり、それに対抗する為に主人行が仲間と共に強くなっていきます!強大な敵に主人公が立ち向かう姿というのは、いくつになっても燃えるものがありますよね♪
各章の紹介
ブリーチの物語は『〇〇篇』という形で、区切ってみることが可能です。詳細の説明は省きますが、一覧にして各章のあらすじを紹介していきます!
【死神代行篇】
ルキアから死神の力を得た一護は、空座町で起きた事件を解決していく流れです。一護のクラスメイトにも霊力の強い人が何人かいて、特殊能力に目覚めたりします。この章の最後では、ルキアが尸魂界(ソウル・ソサエティ)に強制連行されるのでした。
【尸魂界篇】
強制連行されたルキアを助ける為に、一護は特殊能力に目覚めた友達と一緒に尸魂界へと向かいます。尸魂界では、ルキアを奪取(だっしゅ)させまいとする死神達と戦いを繰り広げつつ、最終的には見事に助け出すのでした。
【破面(あらんかる)篇】
尸魂界での戦いを終えて現世に戻った一護達の前に、仮面の軍勢(ヴァイザード)という組織が接触してきます。色々あって新たな敵である破面という集団が登場し、今後は虚圏(ウェコムンド)という場所での戦いが始まったのでした。
最終的に、死神の中にいた裏切り者である藍染惣右介(あいぜんそうすけ)を一護が倒し、浦原喜助(うらはらきすけ)という人物が藍染の力を封じたことによって章が閉じます。この戦いの影響により、一護は死神の力を失うのでした。
【死神代行消失篇】
力を失った一護は、バイトをこなしつつ平和な日常を過ごします。そんなある日、銀城空吾(ぎんじょうくうご)という男が一護に接触してきます。この男の目的は、一護に死神としての力を戻すことだったのです。
【千年血戦篇】
この章では新たに見えざる帝国(ヴァンデンライヒ)という敵の組織が登場します。ヴァンデンライヒはユーハバッハという男が率いる滅却師(くいんしー)の集団でした。色々あって人間、虚、死神、滅却師を巻き込んだ全面戦争が開始。
最終的には一護が、クラスメイトで滅却師でもある石田雨竜(いしだうりゅう)とともにユーハバッハと戦い、エンディングを迎えます!
ブリーチは原作が完結しており、物語の最後までアニメ化されています。アニメを見るオススメの順番は『BLEACH(ブリーチ)』アニメの見る順番とおすすめの見かたをご紹介にて紹介されているので、興味を持った人は覗いてみるものいいですよ♪
主要キャラクター
今回は、物語のはじまりに関係する2人だけをピックアップしてみました!
黒崎一護
この物語の主人公で高校生。オレンジ色の短髪で不愛想(ぶあいそう)にみえる態度から不良扱いを受けることも多いが、義理堅く仲間思いの性格で心優しい青年です。名前の『一護』には「何か一つのものを護(まも)り通せるように」という由来があります。
遊子(ゆず)と夏梨(かりん)という2人の妹がおり、護るべきものとして大切にしています。妹思いのお兄ちゃんって、素敵ですよね♪ちなみに成績も優秀(ゆうしゅう)で、期末テストでは学年322名の中で23位だったりもします☆
「見た目がヤンキーで心は優しく頭も良い・・・。」現実でいたら、人気間違いなしという人物象ではないでしょうか!(笑)
朽木ルキア
主人公が住む空座町を担当している女性の死神。黒髪のセミロングで体格は小柄です。古風な言葉づかいをして男勝りな気が強い一面もあるが、相手のことを気遣うことができる優しい性格をしています。
ウサギグッズに目がない可愛い一面もあり、作中で一護に何かを説明する際にはウサギのイラストつきの絵を用いることが多いです!絵が下手(個性的)という欠点もありますが、そこはご愛敬(あいきょう)といえるでしょう♪
キーワード
ここでは作品について理解を深める為に、作中で登場するいくつかのキーワードの意味をご説明します!ランキングでキーとなる言葉も登場するので、予習と思ってみてくださいね♪
死神
護廷十三隊(ごていじゅうさんたい)という組織に属し、尸魂界という霊界の護衛や、現世にいる迷い霊の保護、悪霊である虚の退治という役割をもった存在です。死覇装(しはくしょう)という黒い着物をまとい、斬魄刀(ざんぱくとう)と呼ばれる刀を帯刀(たいとう)しています。
人の寿命(じゅみょう)よりも遥(はる)かに長い時間を生きており、現世にいる普通の人には姿が見えない存在です。死神を見るには、非常に高い霊力が必要となります!ルキアと出会うことができた一護は、非常に高い霊力を持っていたということですね☆
斬魄刀
『刀』とついていますが、鉄でできているわけではありません。所有者の魂を元として形作られており、形状や能力が斬魄刀ごとで異なります。しかも所有者の魂を元にしているだけあって、なんと自我をもった武器なのです!斬魄刀は普段、何の変哲(へんてつ)もない刀ですが、とある条件を満たすことにより特殊能力が発動します。
能力の解放は、始解(しかい)と卍解(ばんかい)という2段階にわかれます。デフォルト状態の斬魄刀を封印状態といい、始解が1段階目の解放で、卍解が2段階目の解放。卍解の方が、より強力な特殊能力を扱うことが可能です!
始解
始解を行う為には、所有者が自身の持つ斬魄刀の『名前』を呼ぶ必要があります。「名前を呼ぶだけなら簡単じゃないの?」そんなふうに思ってしまいますが、力量が低い死神には斬魄刀と対話することができません。斬魄刀と対話できるだけの力量が必要というわけですね!
始解により扱うことができる能力は様々ですが、炎熱系(えんねつけい)、氷雪系(ひょうせつけい)といったように、ある程度の系統に分類できます。ここでは少しだけ、斬魄刀の名前と始解によって利用できる能力をご紹介しましょう♪
- 斬月(ざんげつ):自身の霊圧を刃に喰わせて斬撃を飛ばす
- 袖白雪(そでのしらゆき):刀に触れた者の体温を零度(れいど)以下まで低下させる
- 神鎗(しんそう):刀の刀身が伸縮自在となる
- 雀蜂(すずめばち):一撃目で相手にマーキング、二撃目を与えると対象を死亡させる
斬月は主人公である一護の斬魄刀の名前であり、袖白雪はルキアの斬魄刀の名前となっています。神鎗はシンプルゆえに強そうですし、雀蜂は・・・恐ろしい能力ですね!ひたすら回避しなければならないとは・・・。
卍解
始解では斬魄刀との『対話』が条件でしたが、卍解では『具現化』と『屈服(くっぷく)』が条件となります。具現化とは、斬魄刀に宿っている自我を現実世界へと呼び出すことであり、屈服とは具現化した斬魄刀の自我を力づくで跪(ひざまず)けることです。
つまり「力を貸してほしければ、自分を扱うに相応しい実力を見せてみろ!」という斬魄刀からの試練を乗り越えるということですね!卍解を行うと戦闘力が5倍~10倍に跳ね上がるとされていることからも、能力の強さが伺えます!卍解も少しだけ、名前と能力をご紹介しますね♪
- 天鎖斬月(てんさざんげつ):自身の霊圧を刃に喰わせて斬撃を飛ばす+超速移動
- 白霞罸(はっかのとがめ):解放と共に周囲や相手を冷気で包み凍らせる
- 神殺鎗(かみしにのやり):神鎗の上位互換+猛毒付与
- 雀蜂雷公鞭(じゃくほうらいこうべん):遠距離ミサイル砲
ここで記載したものは、始解でご紹介した斬魄刀の卍解時の名前と能力になっています。つまり天鎖斬月は一護の斬魄刀で、白霞罸はルキアの斬魄刀というわけですね♪例外はありますが、基本的に卍解は始解の能力をより強力にしたものになります!
護廷十三隊
山本元柳斎重國(やまもとげんりゅうさいしげくに)が、尸魂界の護衛及び現世における魂魄(こんぱく)の保護・虚の退治等の任務をこなす為に設立した実動部隊です。十三の部隊で構成されており、完全実力制の世界です。
各部隊には隊長がおり、隊の雰囲気(ふんいき)は隊長の人柄に影響されるところが大きくなっています。この後の隊長強さランキングに向けて、各隊の隊長を一覧にしてみました♪
- 一番隊 :山本元柳斎重國
- 二番隊 :砕蜂(そいふぉん)
- 三番隊 :市丸ギン(いちまる ぎん)
- 四番隊 :卯ノ花烈(うのはな れつ)
- 五番隊 :藍染惣右介(あいぜん そうすけ)
- 六番隊 :朽木白哉(くちき びゃくや)
- 七番隊 :狛村左陣(こまむら さじん)
- 八番隊 :京楽春水(きょうらく しゅんすい)
- 九番隊 :東仙要(とうせん かなめ)
- 十番隊 :日番谷冬獅郎(ひつがや とうしろう)
- 十一番隊:更木剣八(ざらき けんぱち)
- 十二番隊:涅マユリ(くろつち まゆり)
- 十三番隊:浮竹十四郎(うきたけ じゅうしろう)
六番隊の隊長である朽木白夜は、ルキアのお兄さんです。隊長になるには『隊首試験に合格する』『複数の隊長からの推薦をうける』『隊員二百人以上の立会いのもと現隊長を倒す』のいずれか1つを満たす必要があります。また、例外はいますが必須条件には卍解の習得があります!
隊長の強さランキングベスト3

いよいよ隊長の中で、誰が強いかベスト3を発表していきます!まずは一覧で紹介した後、それぞれのキャラクターについて説明していく流れでお伝えしましょう♪
- 第3位:更木剣八
- 第2位:山本元柳斎重國
- 第1位:藍染惣右介
3位から順に並べてみました!これだけだと、なぜこの順番になったかが不明ですよね。各キャラクターに焦点をあてて、順番にご説明していきます!
更木剣八
十一番隊の隊長です。このキャラの特異性としては、物語の終盤まで卍解どころか始解すらできませんでした。序盤で記載したように、基本的に隊長は卍解できることが前提とされています。そして卍解を行うと、通常の5倍~10倍の力を発揮するのです。
「あれ、おかしいな?」と思った人もいるかもしれません!更木剣八は、始解や卍解という特殊能力がないままで、他の隊長と同等以上の力を有しているのです!始解や卍解後の戦いは多く描かれていませんが、元々の圧倒的な強さを評価して第3位へとランクインしました!
山本元柳斎重國
一番隊の隊長&護廷十三隊の総隊長。通称『山じい』。彼の斬魄刀は流刃若火(りゅうじんじゃっか)といい、炎熱系で最強の斬魄刀とされています。そして卍解した際の能力は残火の太刀(ざんかのたち)といい、持続して使うと尸魂界が消えるほどと言われているのです。
「世界が一つ消えるほどの力・・・。」これだけでもランクインには十分と言えそうですよね!この後に紹介する藍染惣右介も、正面からぶつかり合ったら勝てないと認めるほどの強さなのです。
また、護廷十三隊は山じいが設立した組織ですが、彼以上の能力を持つ死神が現れないという理由で、千年以上もの長い月日を総隊長として過ごしています。これらの観点から、今回は第2位としてランクインしました!
藍染惣右介
五番隊の隊長です。彼の強さは、なんといっても斬魄刀の能力があります。鏡花水月(きょうかすいげつ)といい、能力解放の瞬間を視認した対象の五感や霊感を掌握(しょうあく)し、思いのままに誤認(ごにん)させる完全催眠の能力。
一瞬でも見たら催眠状態に陥(おちい)るとは・・・。恐ろしい能力ですね。第2位の山じいと異なり直接の攻撃力ではないですが、からめ手として最強と言っても過言ではないでしょう!まさに『戦わずして勝つ』を体現しているような能力です。
また、この能力は自分にとって格上の実力を持つ相手でも発揮する上に、一度催眠状態にかかったら、ずっと解けません。格上にすら発揮される破格な斬魄刀の能力を加味して、今回は堂々の第1位としてランクインしました!
まとめ
- 全世界での累計発行部数が1億2000万部以上という大人気作品
- ジャンプの王道といえる熱いバトル漫画で、大きく5章にわかれていて読みやすい
- 第3位はポテンシャルからのランクイン
- 第2位は歴史の長さからランクイン
- 第1位は斬魄刀の能力からランクイン
ブリーチは全世界で累計発行部数が1憶2000万部以上という大人気作品です。ストーリーはジャンプの王道といえるバトル漫画でとても熱く、章も5つにわかれていて読みやすい!
ランクインした3人は、それぞれ違ったベクトルの強さを誇っています!強さには色々あるということが、今回のランキングではよくわかる結果となりましたね☆
冒頭でお伝えしたようにブリーチは原作が完結しているので、漫画でもアニメでも最後まで見るができます!『隊長の強さ』に注目して作品をみることで、自身オリジナルのランキングを考えてみるというのも、楽しみの一つといえるでしょう♪
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