数年前からテレビやインターネット、雑誌などのあらゆるメディアで『DIY』という言葉を目にする機会が増えました。『DIY女子』という言葉が生まれたり、新型コロナウイルスの影響でDIYを始めた方もいるなどブームはまだまだ続いています!
中には、「DIYにも慣れてきたし大規模なリフォームを自分でやってみたい」と思っている方もいるのではないですか?実際にリフォームするなら、最後まで自分でやりたくなりますよね!ですが、大規模なリフォームは思わぬトラブルを起こしかねません!
特に台所はガスや水道が通っており、自分でリフォームする際には注意が必要です。この記事では、台所を自分でリフォームする場合について詳しく説明していきますので、ぜひ参考にしてみてください!
台所のリフォームは自分でできる?どんなことができるの?

台所のリフォームは、自分でできる事とできない事があり、できない事まで無理にしようとすると大きなミスに繋(つな)がる恐れがあります。規模が大きくなればなるほど失敗したときのカバーが難しく、コストが高くつく可能性があるので気をつけなければいけません。
自分でリフォームするメリット・デメリット
まずは自分でリフォームする場合のメリットとデメリットを見ていきましょう!
- コストが安くすむ
- お店では売っていないサイズや、オリジナルの物を作ることができる
- 完成するまでの過程を楽しむことができ、完成すると達成感や愛着(あいちゃく)が増す
- 自分のタイミングで工事を進めることができる
言うまでもなく、自分でリフォームする1番のメリットはコストの安さですよね!現在はホームセンターやインターネット通販などで、工具や材料のあらゆるものが購入できます。また、作り方も本やユーチューブなどで学ぶことができるので、初心者の方も始めやすいですね♪
- 準備する工具にお金がかかってしまう
- 納得のいく仕上がりにできない場合がある
- 完成しても耐久性が劣(おと)り、使える期間が短くなる場合がある
- 工事期間が長くなる
工具にお金がかかったり、せっかく完成してもすぐに壊れてしまっては、逆にコストが高くなってしまいます。そうならないためにも、事前の下準備をきっちりしておくことが肝心(かんじん)です!
自分でリフォームできること
それでは台所のリフォームで、自分でできる事を具体的に説明していきますね!
キャビネットの扉を変える
収納戸棚(しゅうのうとだな)であるキャビネットは、扉を変えることができます!扉の上からシートを貼ったり、取っ手の部分を付け替えたりするだけでも雰囲気は変わりますが、扉を丸ごと変えることで台所のイメージは全然違うものになりますよ。
扉を作るには、まず扉の寸法(すんぽう)を測ってサイズに合わせてカットし、パネルとして製作していきます。幅と高さだけでなく、厚さを測ることも忘れないでくださいね☆サイズを明記した図面を作成しておけば、ホームセンターなどでカットしてもらうこともできますよ。
最近のホームセンターではカットだけでなく、工具のレンタルやトラックの無料貸し出しまでしてくれます!「工具をそろえたけど結局続かない・・・。」なんてこともあるので、レンタルできるのは嬉しいですよね♪
壁をアレンジする
台所の壁は、少し手を入れるだけで雰囲気をガラリと変えることができます!好みの壁紙やウォールステッカーを貼ったり、自分で作った棚や吊(つ)り下げ収納を取り付けたり、アイデア次第でいくらでもアレンジできる部分です。
思い切ってカラフルな色や濃い色を使うと、ポップな雰囲気や引き締まった雰囲気を作ることができますよ!また、賃貸などで現状の壁に戻せるようにしておきたい場合は、マスキングテープと両面テープを使うのがおすすめです☆
まず壁にマスキングテープを貼り、その上に両面テープを付けた壁紙シートを貼ると、壁を傷つけずに簡単にはがせます。これだと、気分によって気軽に変えることができますし、汚れた場合もすぐに貼りかえることができるので、台所をきれいに保つことができていいですね♪
キッチンカウンター
台所にスペースの余裕がある方は、カラーボックスと天板(てんばん)を組み合わせてキッチンカウンターを作ることができます。カラーボックスをいくつか積み上げて、その上に天板を固定させれば完成!とっても簡単ですよね!
収納が増えるだけでなく台所の目隠しにもなり、何かと便利なキッチンカウンター!こちらもアレンジ次第でいろいろと作ることができるので、オリジナルのキッチンカウンターを作ってみるのも楽しいですね♪
自分でリフォームできないこと

台所のキャビネットや壁のアレンジができれば、シンクとコンロも自分で変えたくなりますよね!しかし台所には、資格を持った人が工事を行わなければいけない部分があるのです!
その他にも注意しなければいけないポイントがあるので、どこまで自分でリフォームを行うかの判断材料にしてみてください!それでは詳しく説明していきますね。
シンクの交換
排水管を接続する作業が必要となるシンクの交換は、自分でするには難しく専門家に依頼した方がよい部分です。もし自分で行い、接続を間違えると水漏(みずも)れなどのトラブルが発生して大惨事(だいさんじ)となりかねません!
大量の水漏れであればすぐに気づきますが、ポタポタという程度の水漏れだと何週間、中には何年も気づかなかったという例もあります。台所の下はたいていフローリングのため、木が腐(くさ)って家全体に深刻なダメージを与える可能性もあるのです。
また、自分で交換を行った場合には保障がないので、さらに費用がかかってしまう可能性もあります。せっかく頑張って交換したのに、トラブルにより修理ややり直しになってしまっては悲しいですよね・・・。
ビルトインタイプのガスコンロの交換
ビルトインタイプのガスコンロとは、台所に埋め込まれた一体型のガスコンロです。このタイプのガスコンロの交換には、ガス管の接続が必要になります。ガス管の接続は、ガスなどを取り扱うことのできる資格を持った人しか行うことはできません。
しかしコンロがIHの場合は、基本的にコンセント接続なので資格は必要ありません。ただ、ビルトインコンロは取り外しも取り付けも工程(こうてい)が多くややこしいので、大変そうだなと思う方は業者にお願いするのがいいですね。
大幅なレイアウト変更
台所を部分的にリフォームするだけでなく、キッチン空間のレイアウトを大きく変更したい場合には、リフォーム業者に依頼することをおすすめします。狭い台所だと、「この壁が無かったら広い空間になるのに」と思うことがありますよね。
だからと言って壁を取り壊すなどは、失敗してしまった場合に取り返しがつきません!壁など家の構造に関わる部分は知識がないと危険が伴(ともな)います。
また、水道やガスなどの位置を変えることは専門家でないと難しく、安全面や作業の難しさを考えると、専門家に依頼した方がいいですね。費用を抑えるためとはいえ、大幅なレイアウト変更はリスクが大きすぎるので注意しましょう!
まとめ
- 台所のリフォームは、自分でできる事とできない事があり、できない事まで無理にしようとすると大きなミスに繋がる恐れがある
- 自分でリフォームする1番のメリットはコストの安さ
- デメリットは工具にお金がかかったり、完成してもすぐに壊れてしまうなど逆にコストが高くなる可能性がある
- 自分でリフォームできる事は、キャビネットの扉を変える・壁のアレンジ・キッチンカウンターの製作など
- 自分でリフォームできない事は、シンクの交換・ビルトインタイプのガスコンロの交換・大幅なレイアウト変更の3つ
台所リフォームを自分でする場合についてお話してきました。リフォームを業者に依頼すると、高い費用がかかるので、できるだけコストを抑えたいですよね。そのために自分でリフォームする際には、自分でできる所とできない所をきちんと理解しておくことが大事です。
そうすることにより、不要な事故を防ぐだけでなくスムーズに作業を進めることができます。また、自分でリフォームすることに少しでも不安がある場合は、プロに相談してみるのも1つの案です。
きっと予算も含めて、無理のないリフォームのイメージを提案してくれるはず☆いろいろ情報を集めたり、イメージを膨(ふく)らませたりするのも楽しい作業ですよね♪ぜひ自分の納得のいくリフォームで、台所の素敵な空間を完成させてください!
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