日本には、数多くの漫画(まんが)が存在し、その数ある漫画の中でも長年愛され続け、日本国内のみならず今もなお親しまれている『ドラゴンボール』。1984年~1995年に渡り、約10年半もの長い間『週刊少年ジャンプ』にて連載(れんさい)されていました!
連載が終了した今でも、アニメにゲームと各方面から楽しませてくれていますね☆子どもから大人まで幅広い年代に人気のある『ドラゴンボール』ですが、登場人物へ「なぜその名前を付けたの?!」と感じたことが一度はあるはず!
今回はそんな疑問をお持ちの方へ向けて、漫画に出てくる登場人物に絞(しぼ)りキャラクター達の名前の由来を調べてみたところ、なんと面白い法則があったのです!それでは早速見ていきましょう♪
『ドラゴンボール』種族や仲間別に名前の由来をまとめてみました!
鳥山明(とりやまあきら)さん作『ドラゴンボール』には登場するキャラクターが数多く存在します。今回は名前の由来を紹介するにあたり、漫画に登場するキャラクターに絞って、『種族別』、『仲間別』に分けてまとめてみました!
惑星ベジータ出身のサイヤ人【純血】
戦闘民族(せんとうみんぞく)であるサイヤ人は、惑星(わくせい)ベジータを母星に持つ宇宙人です。見た目は地球人とは変わらないものの、『強い肉体』、『戦闘能力が高い』、『好戦的』そして『凶暴で残忍な性格』という5つの特徴が挙げられます。
- カカロット(孫悟空のサイヤ人名)・・・ニンジンを英語で表す『キャロット』
本作の主人公であり、地球育ちのサイヤ人です。『小型宇宙艇(こがたうちゅうてい)』で赤ん坊の時に地球に送り込まれてきました。
『孫悟空』は地球で付けられた名前で育ての親である『孫悟飯(そんごはん)』によって、自分の名前である『孫』と『悟』をとり、『空』からポットに乗って降ってきたことで『孫悟空』と名付けられました。
- ベジータ・・・野菜を英語で表す『ベジタブル』
惑星ベジータの王子で本名は『ベジータ四世』。サイヤ人としてのエリート意識が高く一人称が『オレ様』であることや、言葉遣いからもプライドの高さがにじみ出ています。
ファンの間では『ツンデレ王子』として親しまれていることもあり、当初の残忍な性格は結婚や子育てを経験したことによって丸くなっていったようです!
- ナッパ・・・『菜っ葉』
惑星ベジータのサイヤ人の生き残りであり、母星の王子であるベジータの側近で、パートナーとして活躍します。ベジータや他のサイヤ人と比べると、とても逞(たくま)しい体格の持ち主であり、口ひげやハゲた頭、そして大きい体が特徴です。
- ラディッツ・・・大根の一種である『ラディッシュ』
孫悟空の実の兄であり、侵略を目的として地球に降り立ちます。
- バーダック・・・英語でバーダックと言うと『ごぼう』
孫悟空とラディッツの実の父親として登場し、孫悟空にそっくりな見た目なのですが、彼とは正反対な性格で野蛮(やばん)な面も持ち合わせています。
孫悟空は心が清らかでないと操れない『筋斗雲(きんとうん)』に乗ることができます!『如意棒(にょいぼう)』を背負い、筋斗雲に乗るその見た目から、キャラクターの元となっている『西遊記(さいゆうき)』に登場する『孫悟空』を感じさせます!
サイヤ人の『サイヤ』を並び替えるとなんと『ヤサイ』になることから純血のサイヤ人に限り野菜でまとめられていることが分かりました☆アニメや映画、ゲームなどには他のサイヤ人も登場し活躍しているのですが、これからは名前を見ればサイヤ人かどうか分かりそうですね♪
敵キャラ フリーザ一味の名前の由来
ドラゴンボールで登場するフリーザは、悪役ながらとても人気の高いキャラクターです!
- フリーザ・・・冷凍庫から由来し英語で『フリーザー』
冷たく残酷(ざんこく)な性格の持ち主で自分のためなら家族や部下であろうと情け容赦がありません。丁寧な言葉遣いで変身することで強さが増していくのですが、最終形態は意外とシンプルです。
- コルド・・・冷たいを意味するcold(コールド)
フリーザ一族の長であり、宇宙最強の一族と自称しています。ベジータの息子であるトランクスにあっけなく殺されてしまい、コルド自身の大した活躍はありませんでした。
- ザーボン・・・果物のザボン
フリーザの側近として活躍します。ナルシストな一面を持ち、フリーザ一味の中でイケメンの部類に入る彼は、頭脳派で策略をたてることが得意です。
- ドドリア・・・果物のドリアン
ザーボンと同じくフリーザの側近です。頭と腕にあるトゲトゲとピンク色の体を持ち、ザーボンと比べるとフリーザからは重要視されていないことも特徴として挙げられます。
- キュイ・・・果物のキウイ
フリーザの部下であり、上級兵士です。ベジータによって殺されてしまうのですが、そのときの爆発シーンと『きたねえ花火だ』と言うベジータのセリフがとても有名となっています。
フリーザ一族であるフリーザとその父親であるコルドは『冷たいもの』を連想させ、フリーザの側近や部下は『果物』が由来とされています!
圧倒的な強さを持つフリーザはドラゴンボールの中で悪役の代表として存在します。実力主義なので、優秀な部下には報酬を与えることもあり、敵である相手でも優秀であれば自らスカウトするといった姿勢からネットでは『理想の上司』として話題になることも・・・!
ギニュー特戦隊
フリーザの一味であり、全宇宙から優れた5人のエリート部隊であるギニュー特戦隊。それぞれが個性的なキャラクターで『スペシャルファイティングポーズ』というポージングでも有名です(笑)そんな彼らの名前の由来は乳製品でまとめられています!
- ギニュー・・・牛乳
ギニュー特戦隊の隊長であり、恐怖で支配されているのではなく、純粋にフリーザを尊敬している数少ない幹部の一人です。部下の中でも一番戦闘能力が高いことから、フリーザから厚い信頼を寄せられています。
- ジース・・・チーズ
メンバーの中では小柄であり、地球人に近い体格をしています。
- リクーム・・・クリーム
赤色の髪の毛でパイナップルのような髪型が特徴。逞しい体つきなのですが、他の隊員のような特殊な能力は持っていないので肉弾戦(にくだんせん)で闘いを挑む正統派の戦士です。
- バータ・・・バター
爬虫類(はちゅうるい)のような見た目でギニュー特戦隊の中で最も身長が高いです。隊長であるギニューから『宇宙一のスピード』と言われるほど機敏(きびん)な動きができることが特徴です。
- グルト・・・ヨーグルト
ギニュー特戦隊の中で最も小柄であり、手足が短く緑色の体にブツブツのある肌が特徴として挙げられます。戦闘力は低く下級兵士並みしかないものの、様々な超能力を持っているため高い実力の持ち主です。
乳製品でまとめられているのですが、その中でもジースは「え?チーズから由来していたの?」と言うファンもいるそうです。ジュースから由来していると勘違いされることもあるのですが、乳製品でまとめられていることから実は『チーズ→ヂース→ジース』であるとされています!
魔人ブウ一味
魔人ブウ一味の名前の由来はなんと魔法の呪文でまとめられています!魔人ブウを始め、魔人ブウを生み出したビビディとその子どもであるバビディはシンデレラでお馴染みの呪文である『ビビディ・バビディ・ブウ』から名付けられているということが分かりました☆
- 魔人ブウ・・・ビビディ・バビディ・『ブウ』
魔術(まじゅつ)や吸収する能力を持ち、圧倒的な再生能力で手ごわい敵として本作に登場していました。ミスターサタンと子犬のベエを気に入っており、彼らに対しては攻撃しないなど、敵キャラでありながらも善の心を持っていたことでファンから愛されています。
- ビビディ・・・『ビビディ』・バビディ・ブウ
魔人ブウの生みの親、そしてバビディの父親であり、全宇宙を征服することを企んでいた邪悪な魔導士(まどうし)です。
- バビディ・・・ビビディ・『バビディ』・ブウ
魔人ブウを生み出したビビディの息子で、父親と共に全宇宙を征服するために地球へやってきました。
- ダーブラ・・・アブラカタブラ
暗黒魔界の王様でバビディの手下として洗脳されてしまっていました。唾(つば)を吐いて当たった物を石化させる能力があります。
- ヤコン・・・テクマクマヤコン
バビディの配下の一人であり、暗黒惑星(あんこくわくせい)で育った魔獣(まじゅう)です。
- プイプイ・・・チチンプイプイ
ヤコンと同じくバビディの配下の一人です。ネットではフリーザよりも強いと噂されていたのですが、ベジータによってあっという間に殺されてしまうためその噂はデマなのではないかとされています。
『アブラカタブラ』はハリーポッターやディズニー映画などでも唱えられる呪文で、『テクマクマヤコン』はひみつのアッコちゃんが魔法の手鏡で変身するときに唱える呪文。そして『チチンプイプイ』は小さな子どもにおまじないとしてなだめるときに使われたりしますよね☆
ここまでキャラクターの由来を紹介してきたのですが、野菜や呪文など様々なものでまとめられていましたね!今回ご紹介したキャラクターの他にも面白い法則がありましたので、気になる方はぜひ一度調べてみてください☆
漫画家である鳥山明さんの凄さとは?!
鳥山明さんの凄さを一つ挙げるとするならば『圧倒的な画力』です!今回ご紹介している『ドラゴンボール』は週刊で連載されているのにも関わらず細かなところまできちんと描かれていて、戦闘シーンは特に分かりやすいのです。
ドラゴンボールファンである友人に話を聞くと、「漫画自体の文字が少ないから絵だけでも大体のストーリーが分かる」と教えてくれました。文字を読まなくても分かるということで、その友人は親子でドラゴンボールが大好きだそうです♪
他の漫画家からも『魅力(みりょく)的』と言われる程の画力の持ち主なので、『ドラゴンボール』が今も人気である理由が分かりますね☆
まとめ
- ドラゴンボールは連載が終了した今でも人気のある漫画
- 種族、仲間別に『野菜』や『呪文』などのから名前が由来している。
- 鳥山明さんの凄さは『圧倒的な画力』にある
ドラゴンボールに出てくるキャラクターはそれぞれ個性的でかつユニークな性格の持ち主が多いですね!調べる前までは変わった名前だなあ。としか思っていなかったのですが、種族や仲間別になっていることが分かったので、もう一度読み返してどの仲間なのか探してみたいと思います☆
漫画でよくある戦闘シーンは、ちゃんと読んでいないと混乱してしまうこともありますよね・・・。『ドラゴンボール』ではそんなことも少ないので、鳥山明さんの画力が凄すぎると言うことがよく分かりますね!
これを機に『ドラゴンボール』をもう一度読み返して、キャラクターの由来や鳥山明さんの凄さを探ってみましょう♪
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