新世紀エヴァンゲリオンは1995年から1996年にかけてテレビ放送されたアニメで、その人気は社会現象となるほどでした。最近では劇場版シリーズが公開されたことにより、ファンの層を更に広げましたね!
物語の中心であるエヴァパイロットたちのことはエヴァンゲリオンを知らない方でも見たことや聞いたことがあると思います。エヴァパイロットの中でエヴァンゲリオン弐号機(にごうき)に乗っているのが惣流(そうりゅう)・アスカ・ラングレーという女の子なのですよ!
アスカは美少女なんですが、強気な性格です。そして、英才教育を受けたエリートながら、実は複雑な生い立ちを背負っていているのですよ。今回はアスカの基本的な情報とともに過去に何があってアスカにどのような影響を与えたのか紹介していきますね。
【エヴァンゲリオン】アスカとは!?
惣流・アスカ・ラングレー、通称アスカは茶髪と赤いプラグスーツがトレードマークの14歳の女の子ですが、負けん気が強く主人公である碇(いかり)シンジや他のパイロットに噛み付く場面が多くあります。その勝気な性格が好きなファンの方も多いのではないでしょうか!
それでは、アスカのプロフィールを紹介していきたいと思います。
- 2001年12月4日生まれの14歳。
- 容姿端麗(ようしたんれい)であり14歳で大学を卒業した才女(さいじょ)である。
- ドイツ4分の3、日本4分の1のクォーターである。
- 国籍はアメリカ。
- 性格は強気で活発、プライドが高い。
- 自己承認欲求(じこしょうにんよっきゅう)が強い。
- エヴァ弐号機のパイロット。
- 4歳でエヴァンゲリオンの操縦(そうじゅう)の適格者(てきかくしゃ)となる。
- 日本に来てから上司である葛城(かつらぎ)ミサトと碇シンジと同居(どうきょ)している。
- 新劇場版では式波(しきなみ)・アスカ・ラングレーという名前に変更となっている。
このようにアスカは才能に満ち溢(あふ)れた人物で、順風満帆(じゅんぷうまんぱん)だったように思えますよね。しかし先ほども言ったようにアスカの生い立ちは複雑で、暗い過去を持っているんですよ。
アスカの過去!
アスカには亡くなった母親がいるのですが、まだアスカが小さい時に精神を病んでしまい、自殺してしまった過去があるのですよ。このことが原因でアスカの自己承認欲求の強さを構築(こうちく)してしまいました。
アスカの母親
アスカの母親はキョウコ・ツェッペリンといい、人類の敵である使徒(しと)と戦う特務機関(とくむきかん)ネルフの研究者でした。しかし、魂をエヴァンゲリオン弐号機に定着しようとしたところ失敗してしまい、キョウコは精神崩壊(せいしんほうかい)してしまいます。
精神崩壊してしまった後は、人形を我が子であるアスカだと思い込んでしまい、最期は人形と一緒に心中してしまうのです。その結果、アスカは幼かったので母親が自分の存在を認めてくれなかったというトラウマを背負ってしまいました。
母親の死によって芽生えた自己承認欲求
幼いアスカにとって、母親の死は非常に辛い経験となってしまいました。その後、常に他者と自分を比較し認めてもらおう考えたり、自分の方が相手より優れていないと気が済まなくなる性格となってしまいます。
アスカはエヴァンゲリオンの操縦にその辛い過去をぶつけて奮闘(ふんとう)するのですが、他のパイロットより自分が劣(おと)っていると認めることが自分の存在意義を無くしてしまうと思い込んでしまうのです。
こんな過去があったら普通は暗い女の子になりそうなのに、アスカは周りには明るく強気に振る舞っています。そんなアスカを見ていると応援したくなりますし、改めて魅力的なキャラだと感じますね!
アスカ、精神崩壊・・・。
精神的に脆くなってしまったアスカは、シンジやもう1人のヒロイン綾波(あやなみ)レイの才能に劣っていることを知り、徐々(じょじょ)に精神を病んでいきます。
どのような過程を経てアスカの精神が崩れていったのか、みていきましょう!
第9話『瞬間、心重ねて』
最初にアスカが精神崩壊の影を見せるのがこの回です。第7使徒イスラファルとの戦いの為にシンジとアスカは全く一緒の動きをする同調訓練を行うのですが、全くうまくいきません。それに対し、シンジとレイが完璧にできてしまいアスカは泣きながら部屋を飛び出してしまいました。
第16話『死に至る病、そして』
この回でアスカは、精神崩壊が進んでいくこととなります。ここでアスカはシンジにエヴァとのシンクロ率を追い抜かれてしまい、露骨(ろこつ)に動揺してしまうのですよ。また、シンジに比べて使徒との戦いで目立った戦果を得られなかったことも悔しかったことでしょう。
第19話『男の戦い』
アスカは第14使徒ゼルエルに対して全く歯が立たなくて、操(あやつ)る弐号機の両腕と頭を切断されてしまいました。ゼルエルは使徒の中でも最強と言われているので仕方ないのですが、シンジはなんとか勝利します。このことで自分がシンジよりも劣っていると感じるようになるのです。
第22話『せめて、人間らしく』
この頃になると精神が目に見えて不安定になっていて、エヴァとのシンクロ率も大幅に低下していました。
なんとか第15使徒アラエルと戦うのですが負けてしまい、おまけに出撃前に言い争いをしたレイに助けてもらう結果になります。このことはアスカにとっては最大の屈辱(くつじょく)でした。
この戦闘においてアラエルの精神汚染(せいしんおせん)により、封じ込めていた過去のトラウマを呼び起こしてしまい、精神的に大きなダメージを負ってしまうのですよ!
第23話『涙』
アスカは精神汚染やシンジやレイの活躍により、完全に精神を病んでいました。学校に行かなくなり、居候(いそうろう)しているミサトの家にも帰らなくなります。
そんな状況の中、第16使徒アルミサエルが襲来(しゅうらい)して来るのですが、アスカは自分を足手まといと言い出します。その弱気な感情から弐号機とのシンクロ率が著(いちじる)しく低下し、起動すらしなくなってしまうのですよ。
第24話『最後のシ者』
この回の冒頭でアスカはやつれた姿で浴槽(よくそう)に浸(つ)かっているのですが、その姿はまさに廃人(はいじん)です。自分だけが活躍できなくなったように感じ、誰にも必要とされないと思い込みすぎた結果、完全に精神崩壊してしまうのでした。
アスカの精神崩壊していく姿を見るのはとても辛いですし、「もうやめてあげて!」と思ってしまいます。それでも若干(じゃっかん)14歳という年齢で辛い過去があるのに人類を背負って戦うアスカはやっぱりかっこいいですね!
もう1人のヒロインである綾波レイもアスカに負けないくらいの魅力があります!詳しく知りたい方は【エヴァンゲリオン】綾波レイがかわいい!魅力を詳しくご紹介!を是非チェックしてみてくださいね!
まとめ
- エヴァンゲリオンには惣流・アスカ・ラングレーというヒロインがいる。
- アスカは容姿端麗の才女である。
- 過去にトラウマを抱(かか)えている。
- 精神的な弱さがある。
- 精神崩壊してしまう。
アスカは、もともと活発で気が強い自信たっぷりな女の子でした。しかし、物語が進むにつれてどんどん精神的な弱さを見せるようになります。そこに14歳という多感な年頃というのも重なったのでしょう。この完璧ではない弱さに惹かれる方もたくさんいるでしょうね!
劇場版では式波・アスカ・ラングレーですが、母親との過去の描写(びょうしゃ)はなくアニメ版でしかアスカの過去が見れません。まだアニメ版を見ていない方はぜひアスカの過去にも注目してみましょうね!
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