アニメ、漫画(まんが)、映画すべてが大ヒットした人気作【エヴァンゲリオン】を皆さんご存知でしょうか?セカンドインパクトという大災害の後、使徒(しと)と呼ばれる謎の敵と、14歳の少年少女が搭乗(とうじょう)するエヴァンゲリオンの戦いを描いた物語です。
アニメの放送は1995年と現在から25年ほど前の作品になりますが、未だ人気が衰(おとろ)えない作品なんですよ♪人気の理由は多々ありますが、一つの理由として、真実をすべて語らない。というところがファンを虜(とりこ)にさせています☆ファンに様々な展開を想像させるんですね♪
謎の多いアニメとして様々な考察がはびこっている【エヴァンゲリオン】。今回はエヴァンゲリオンとはそもそもなんなのか。どんな存在でどう誕生したのか。その真実を解説していきます♪ぜひお楽しみください☆
汎用(はんよう)人型決戦兵器人造人間エヴァンゲリオンとは

大災害セカンドインパクト以来、どこから来るのか不明な敵『使徒』。その使徒と対抗するために生まれた兵器が汎用人型決戦兵器人造人間エヴァンゲリオンです。ロボットと思われがちなエヴァンゲリオンですが、その正体は『人造人間』です。
アニメを観ていると、エヴァンゲリオンからなんと血や内臓が出てくるんですよ。ロボットのような見た目ですが、中身はしっかりと人間なのがここでわかりますよね。
しかしあんなに大きな人造人間をどうやって作ったのでしょうか。それは使徒の祖先とされる『アダム』と人間の祖先とされる『リリス』の細胞をもとに作られたのです。さらにエヴァンゲリオンのあのかっこいい外見はむき出しの筋肉に力を制御するための装具が装着された姿なんですよ。
エヴァンゲリオンを自由に動かす仕組み
人造人間であるエヴァンゲリオンは電気を動力として稼働(かどう)しています。アンビリカルケーブルと言われるもので電力が供給されており、このケーブルが外れると内部電力で3分しか動くことができません。ここがロボットと混同(こんどう)されやすいポイントですね。
そしてエヴァンゲリオンを自由に動かすために考えられた特別な仕組みがあります。それはエヴァンゲリオンのコアに母親の魂を入れるということ。そしてコアに入っている母親の子供がパイロットになるんです。
エヴァンゲリオンを操縦(そうじゅう)するときA10神経と言われるものでエヴァンゲリオンとパイロットを繋ぎます。このA10神経とは愛情に関わっている神経のことであり、すなわち、エヴァンゲリオンとパイロットを親子の愛情で強固に繋ぐわけです。
エヴァ搭乗の仕方
そもそもロボットではなく人造人間であるエヴァンゲリオンにどうやって搭乗するのか気になる方も多いのではないでしょうか?
パイロットはエヴァとの神経接続を行うインターフェイス・ヘッドセットと生命維持などのサポートを行うプラグスーツを身に付けます。そしてエントリープラグと呼ばれるコックピットに乗り込み、エヴァの頚椎に挿入されるんです。
エントリープラグ内部にはL.C.L.と呼ばれる液体が満タンに満たされています。これはエヴァンゲリオンとパイロットをリンクさせるのに必要な液体なんです。L.C.L.には酸素が含まれており、液体の中でも苦しくないんですよ♪
初号機の秘密

エヴァンゲリオンの正体が分かったところで、次は主人公『碇(いかり)シンジ』が乗る初号機に関して詳しく解説していきます。
初号機のコアはシンジの母親である『碇ユイ』。エヴァ開発実験中の事故により初号機には碇ユイの魂だけでなく、体までもが吸収されてしまっています。また初号機はエヴァンゲリオンで唯一、人類を生み出した使徒リリスをもとに建造(けんぞう)されているんです。
初号機専属パイロットである碇シンジの詳しい解説は【エヴァンゲリオン】碇シンジがかっこいい!セリフやシーンをご紹介!で紹介していますのでぜひ合わせてご覧ください♪
暴走
初号機と言えば暴走シーンが有名ですよね。シンジがピンチになると初号機は口を大きく開け、雄たけびとともに圧倒的な力でピンチを乗り切ります。
暴走といわれると暴力的なイメージがあるかもしれませんが、初号機のコアに取り込まれた母が息子を守ろうと力を開放していると考えるとまた見方が変わりますよね。母の愛情に飢(う)えたシンジが母の愛情を感じられる唯一(ゆいいつ)の機会なのではないでしょうか。
覚醒(かくせい)
【ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破】で使徒に綾波(あやなみ)レイが取り込まれ、シンジの怒りは頂点に達します。
そしてその怒りに呼応(こおう)するかのように初号機は覚醒状態になり、使徒を圧倒的な力で追い詰めます。初号機の頭には天使の輪のようなものが浮かび外見も変化しました。
暴走と覚醒の違い
暴走と覚醒はどちらも初号機の潜在的(せんざいてき)な能力の開放を表した言葉ですが、暴走とは操縦者である碇シンジの意思ではコントロールできなくなる状態のことを表します。その代わりにコアにいる碇ユイがシンジを守ろうとする魂の意思によって稼働するんです。
覚醒とはシンジの魂の叫びに初号機が反応し、エヴァ本来の神に近い圧倒的な力を開放することとされています。
人類補完計画

エヴァンゲリオンを建造した組織『NERV(ネルフ)』はどこからか襲来する使徒と対抗し人類を守るため作られた人造人間だと解説しました。しかしそれがすべてではなく、さらに深い理由があったのです。
人類補完計画とは群体として既に行き詰まった人類を、完全な単体としての生物へ人工進化させる計画。だとしています。要するにすべての人類を一つにしてしまうということなんですよ。
一つの生命体に進化させることで諍(いさか)いや争いを無くし、すべての魂は安らぎを得るという計画なのだそうで人類補完委員会(ゼーレ)の本懐(ほんかい)でもあります。
NERVの目的
人類補完計画はNERVが遂行を担っている計画ですが、ゼーレも大きく関与しているんです。ゼーレとNERVで人類補完計画の遂行方法に若干の差異(さい)があり、それが原因で対立する様子も描かれています。
NERV最高司令官である碇ゲンドウの本当の目的は、エヴァ初号機に取り込まれた妻、碇ユイとの再会を果たすことなんです。碇ゲンドウがそのために計画を私物化したためゼーレと対立してしまいます。
エヴァンゲリオンをとはどのように己が望む形に終着させるかという駆け引きの物語でもあるんです。
まとめ
- エヴァンゲリオンはロボットと思われがちだがその正体は人造人間。
- エヴァンゲリオンのコアに母の魂が使われており、その子供がパイロットとなる。
- 初号機はエヴァンゲリオンで唯一人類を生み出した使徒リリスをもとに建造されている。
- 暴走とは、コアに取り込まれた母の魂が子を守ろうと力を開放している状態。
- 覚醒とは、操縦者の想いに呼応し、エヴァ本来の神に近い力を開放した状態。
- ゼーレとNERVの目的には差異があり対立している。
今回はエヴァンゲリオンの正体と、初号機の秘密に関して解説しました♪
謎の多い【エヴァンゲリオン】は様々な考察であふれています。一度見ただけではなかなか内容を理解できない難しい内容になっていますので、いろんな考察をみて、本作を視聴するとさらに理解が深まり面白い作品になると思います。
本作では、他にも考えさせられるような要素が多々あります。観て学べることも多い作品となっていますので、ぜひご視聴(しちょう)してみてはいかがでしょうか♪
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