新世紀エヴァンゲリオンの最終巻!!14巻のあらすじをご紹介!!

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第3次アニメブームを起こし、社会現象にもなった『新世紀エヴァンゲリオン』。4部作で再構築した『新劇場版』の完結編が2021年3月に公開され、再び話題になりましたね。

エヴァンゲリオンと言えばアニメや映画のイメージが強いかと思いますが、原作であるまんが本が全14巻で出版されているのですよ。まんが本では、原作ならではのアニメには無いシーンが多く存在しています。

中でも、最終話の終わり方がアニメとまんが本では異なることをご存じでしょうか?今回は、そんなアニメとは違う最終話が掲載されている【14巻】にスポットを当ててみていきましょう!

新世紀エヴァンゲリオンのあらすじ

多くの謎を含むエヴァンゲリオンは、ファンの間でも考察(こうさつ)が繰り返されています。また反対に、名前だけは知っているけど難しいイメージが強いという方も多いですよね。そこでまずは、簡単にあらすじを見ていきましょう。

2度の大災害

遥か昔に、ファーストインパクトと呼ばれる隕石(いんせき)の衝突がありました。この隕石により、敵である使徒が誕生したと言われています。そして時は進み、2000年のセカンドインパクトにより、世界の人口が半減するほどの大災害が起こったのです。

そこで人類は、のちに起こりうるサードインパクトを未然に防ぐために【特務機関ネルフ】を創設したのです。その本部を日本に置き、エヴァンゲリオンを開発して謎の生命体【使徒】との戦いに備えるのでした。

2021年現在、私たちの世界でも新型コロナウイルスが流行し、さらに地震や豪雨(ごうう)など世界でも絶えず災害が起こっています。しかし人口が半減するなど考えられませんよね。人類の大半が居なくなるほどの災害など想像することもできません。

2015年 物語の始まり

物語は、2度の災害が起きた後の2015年から始まります。主人公である『碇シンジ』は父である『ゲンドウ』に呼ばれ第3新東京市に来ました。第3新東京市は使徒による襲撃があり、エヴァンゲリオンを所有する、ネルフが管理している街でもあります。

ゲンドウはネルフの総司令官であり、エヴァンゲリオン初号機に唯一適合するシンジをエヴァンゲリオンに乗せて戦わせるつもりでした。父の思惑(おもわく)に困惑したシンジでしたが、重傷を負ったまま戦う『綾波レイ』を目の当たりにし、自分が戦う決意をしたのです。

さらに詳しいあらすじをご紹介

エヴァンゲリオンのあらすじを簡単にご紹介!難しいポイントも解説!では最終巻のネタバレを見る前に、是非チェックしておきたい情報が満載です。登場人物や使徒についてはもちろんですが、エヴァンゲリオンを見るうえで難しいと感じるポイントをわかりやすく解説してくれています。

エヴァンゲリオンの最後を見る前に、これまでのあらすじをおさらいしてみてくださいね♪

14巻のあらすじ(最終巻)

いよいよ、多くの謎を残してきたエヴァンゲリオン最終巻のあらすじを、ご紹介していきたいと思います。シンジはどんな道を選ぶのでしょうか。そして人類はいったいどうなってしまうのでしょう。

91話 光還(かえ)る処へ

恐れていたサードインパクトが起り、崩れていくATフィールド。そんな中シンジは夢の中で、過去の記憶を辿りながら”愛されたい”と願うのです。しかし現れた綾波レイに「誰かあなたを愛してくれた?あなたは誰かを愛したの?」と聞かれ答えることができませんでした。

そこでゲンドウが「愛しても無駄。愛してくれた人はどこかへ行ってしまった。人と人とが完全に分かり合うことは決してできない。人はそういう悲しい生き物なんだ」とシンジに訴えかけるのです。

シンジはその言葉を聞き、誰のことも守れなったと嘆(なげ)き悲しみます。そんなシンジに、「苦しみしかない世界を消し去れ。」とゲンドウが手を差し伸べるのです。大切な人が居ない世界、しかし大切な人たちとの思い出の世界。シンジの選ぶ道はどこへ向かっているのでしょう。

92話 バースディ

ゲンドウの考えに賛同したシンジは「全てが終わって誰もいない世界になればいい。」と願うようになるのです。一方現実世界では、ゲンドウの前に亡くなったはずの愛する妻・ユイの姿がありました。ゲンドウはずっと会いたかったと再開を喜ぶ一方で、自分の死も覚悟するのです。

そんなゲンドウにユイは、「シンジが未来を繋(つな)いでくれる、あの子が人類を救うのよ」と伝えます。そしてユイの「だってあなたと私の子だもの」という言葉で、ゲンドウはシンジが生まれた時のことを思い出しました。愛おしさと共に生きて欲しいと願った自分の想いを。

大切なことを思い出したゲンドウは、ユイが消えると同時に安らかな笑顔を浮かべ命を引き取ったのでした。ゲンドウと言えばエヴァンゲリオンの黒幕の一人で悪者をいうイメージですが、根本は愛する妻に会いたい、そして大切な息子を愛おしく思う父親だったのです。

93話 命の海

すべてが終わればいいと願ったシンジは、精神世界の中で人々の魂を見つめていました。それはやがて形を変え、魂が喜怒哀楽を表現する言葉になり、そして光になっていったのです。さらには思い出が無数の写真になり辺りを埋め尽くし始めました。

ここは生命の源の海の中で、飢えも寒さも痛みも争いもなにもない優しい世界、そしてシンジが望んだ誰も苦しまない世界だとレイは教えてくれました。しかしシンジは、ここには悪い事もないけど幸せもないと否定したのです。

そしてシンジは母・ユイとの「この先なにがあっても世界中の人たちの幸せを守る」という約束を思い出したのでした。現実世界でユイがゲンドウにいったように、シンジは現実世界を生きる覚悟を決めたのです。

94話 掌(てのひら)

覚悟を決めたシンジにレイは「再び誰かがあなたを傷つける。」と最後の忠告をします。しかしシンジはそれでも誰かと再び手を繋ぎたいと願いました。

その願いは同時に、レイとの別れをつげるものでした。しかしレイはどこか嬉しそうに微笑みながらシンジとの手を離すと、爆発して消えてしまったのです。そして同時に現実世界では、巨大化して現れていたレイは原型と留めることができず、崩れようとしていました。

そこへロンギヌスの槍が再び飛来し、巨大なレイを綺麗に浄化したのです。そしてセカンドインパクト以降夏しかなかった世界に、雪が降り注いだのでした。大切な人を守れなかったと悲しんだシンジは、新しい世界でどのように生きていくのでしょう。

95話 ありがとう∞さようなら

すべてが終わり、世界が動き始めました。しかしシンジはまだ精神世界から抜け出すことが出来ずに彷徨(さまよ)っていたのです。そこへユイの声が響き渡りました。

「生命には復元しようとする力があるの。自分をイメージできれば誰もが人の形に戻れるから大丈夫」と。そして現れた父は「生きろ。生きて自分の足で地を立って歩け」とシンジに告げました。やっと家族が揃った瞬間なのでしょう。しかし覚悟を決めたシンジは最後のお別れをしました。

「さようなら。父さん。母さん」と。自分の両親へ別れを告げることを想像すると涙が溢れてきませんか?前を向いて歩くことを決めたシンジの覚悟は計り知れませんね。

96話 旅立ち(最終話)

95話までの世界とは大きく変わり、普通に高校受験をする中学生として、まるで別の世界で生きているかのようなシンジの姿がそこにはありました。セカンドインパクト後に日本では、四季を無くし一年中夏となった世界でしたが、新しい世界では雪の降る冬を取り戻していたのです。

新しい世界で、高校受験へと向かうシンジは電車を降りる時に、アスカに遭遇(そうぐう)します。シンジはどこかで会ったことがあるような気がしますが、アスカにはまったく記憶がなくナンパと勘違いされてしまうのでした。

そんな事がありながらも受験を頑張ろうと会場を目指すシンジのかばんには、以前の世界でミサトがくれた十字架のペンダントが輝いていました。

まとめ

  • 綾波レイがシンジに大切な事を気づかせてくれた。
  • ゲンドウはずっと会うことを望んでいた妻・ユイに会い、安らかにこの世を去った。
  • シンジは母との約束を思い出し、人類を救う道を選んだ。
  • 新しい世界では戦いの無い、平和な世界になっている。

謎を多く残して終わったアニメ版の最終回は、多くの人がどういう意味なんだろ?と考えさせられるものでした。それに比べてまんが本の最終話はシンジが望んだ世界で、大切な人たちと共に暮らす幸せな様子で終わりを迎えました。

まんが本に比べてアニメは、見ている子供たちへのメッセージが込められたものになっているそうなのですよ。気になる方は是非アニメもチェックしてみてくださいね♪

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