銀魂は2004年~2019年まで、少年雑誌にて連載(れんさい)されていたSFコメディ漫画(まんが)です。連載開始当初は、打ち切りスレスレの順位で継続が危なかったのですが徐々に人気を得て、アニメ化、映画化、実写化などの様々なメディアミックスにて放送されていました。
15年に及ぶ長い歴史の中には、さまざまなキャラクターが登場しましたね。そんな銀魂の世界でも、特に目立つ姿をしたマスコットキャラクターの『エリザベス』。白いペンギンのようなかわいらしい姿をしており、桂小太郎(かつらこたろう)と行動を共にしています。
そんな『エリザベス』ですが、2013年に公開された劇場版の中で、五年後の姿が「ありえない!」と話題になりました!どのような姿になったのか、詳しく紹介していきますね。
エリザベスのプロフィール
エリザベスは坂本辰馬(たつま)が桂へ送った謎(なぞ)の宇宙生物です。普段は声を出さず、プラカードに文章を書いて意思を伝えてくるのですよ♪ペットのような存在かと思いきや、口からマシンガンを出したり、その戦闘力(せんとうりょく)は高く、桂の立派な相棒ですね!
- 誕生日/9月7日
- 身長/180cm
- 体重/123kg
- 本名/ドラゴニア
- 家族/人間の妻、宇宙生物の被り物をしている子供
エリザベスといえば、ボケる時や戦闘の時に、色々なコスプレ姿を披露(ひろう)します。中でも、高杉晋助(しんすけ)のコスプレをした『エリ杉ザベ助(えりすぎざべすけ)』は公式公認ということもあり、非常に盛り上がりましたね。
そんなエリザベスの魅力(みりょく)は銀魂エリザベスがかわいいと人気!5つの理由と魅力を紹介します!でも詳しく紹介していますので、ぜひ読んでみて下さいね!
エリザベスの五年後
2013年公開の『劇場版銀魂 完結篇 万事屋(よろずや)よ永遠なれ』では、坂田銀時(さかたぎんとき)が五年後にタイムスリップしますが、そこにいたエリザベスは現在とは全く違う姿をしていました。愛らしい外見は消え、トゲのついた棒を振り回すマッチョ姿に変化していたのです。
とある理由から桂一派をまとめ上げ、土方十四郎(ひじかたとうしろう)率いる『誠(まこと)組』と手を組でいました。プラカードではなく普通に会話をし、その声は非常にダンディなもので「何があったの!」と声をあげた人も多かったのではないでしょうか。
- 筋骨隆々(きんこつりゅうりゅう)のマッチョ
- 白い全身タイツを着ている
- トゲのついた棍棒(こんぼう)を振り回す
- 返り血で赤く染まる
- プラカードは持たず、普通に会話をする
- ぱっちり目と黄色い唇はほぼ同じ
残念ながら物語の中では、このような姿になった経緯(けいい)は語られませんでした。しかし、元々謎の宇宙生物ですので、どのような姿に変化しても不思議ではないかもしれません。いつもめちゃくちゃな『銀魂』は、エリザベスの変貌(へんぼう)もめちゃくちゃでした。
エリザベスの正体とは?
桂は「エリザベスに中の人などいない!」と言い切っていますが、時々見せるすね毛の生えた足や、レントゲンで撮影された中身の体形から、「中身はおっさんである!」と言われていました。本当におっさんなのでしょうか、その正体について詳しく見ていきましょう♪
ヘルプエリザベスの正体
エリザベスの正体は、幻の傭兵(ようへい)部族・蓮蓬(れんほう)の地球調査部隊隊長である江蓮(えれん)です。彼は、地球を侵略(しんりゃく)しようとやってきたスパイだったのですが、桂たち人間とやりとりをしているうちに地球を愛してしまい、ひとり敵地へ戦いを挑みました。
そのおかげで地球は救われ、彼は自分の星へ帰っていったのですが、そこへ現れたのはもう一人のエリザベスでした。なんと!エリザベスの中の人はシフト制で二人いたのです!江蓮は月曜日のみを担当する『ヘルプエリザベス』だったのでした。
このお話はガンダムのパロディであり、涙を誘うような結末でしたが、まさかの展開です。「さすが銀魂!」感動だけでは終わらせてくれませんね。
レギュラーエリザベスの正体
月曜日以外のエリザベスを務めていたのは、央国(おうこく)星第一皇子『ドラゴニア』。なんと彼は何度か物語に登場しているバカ皇子こと『ハタ皇子』の兄だったのですよ!こちらも、シフト制に続きびっくり仰天(ぎょうてん)な展開ですね。
ドラゴニアは「転落事故で亡くなった・・・」と思われていましたが、実は生きていたのです!ケガを負い、さまよっている時に出会った『白い着ぐるみ軍団』。それらに命の危機を感じたため、攻撃をしかけるのですが相手に自爆されてしまいます。
そして、巻き込まれたドラゴニアは、なぜかエリザベスの姿になりました。こうして誕生した謎の生物は坂本が拾い、桂に贈(おく)られるのですが、「なんでやねん!」という激しいツッコミが入りそうな誕生秘話ですね。
実写映画でのエリザベスの正体は・・・
2017年に公開された実写映画『銀魂』の中にはエリザベスも登場します。着ぐるみとして現れたエリザベスの声を演じたのは、『山田孝之(たかゆき)』さんでした。そして、驚くことに中身も山田さん本人が入っており、舞台挨拶にも着ぐるみを着て登壇(とうだん)しました。
時々、口から手を出したり、「断ればよかった」「暑い」などの文句言いつつも、「中の人などいない!俺は俺だ!」と完璧にエリザベスのキャラクターを演じていました。
山田孝之さんといえば、『勇者ヨシヒコ』シリーズでおなじみのヨシヒコ役や、『荒川アンダーザブリッジ』での星役など、個性的なキャラクターを演じることが多い役者さんです。再現度が高い!とファンを唸(うな)らせたキャスティングは納得ですね!
まとめ
- 銀魂とは、少年雑誌にて連載されていたSFコメディ漫画
- エリザベスは謎の宇宙生物であり、桂小太郎の親友である
- 五年後にはマッチョな姿で、ダンディな声に変化している
- その正体は央国星皇子の長兄ドラゴニアだが、記憶喪失のため何も思い出せなかった
- 月曜日のみ幻の傭兵部隊隊長の江蓮
銀魂にはエリザベスの他に、まだまだクセの強いキャラクターがたくさん登場します。原作は完結しましたが、彼らのバカ騒ぎはまだ終わりそうにありません。2021年1月には映画『銀魂 THE FINAL』が公開されました。
見たことのない人はこの機会に、銀魂の世界に足を踏み入れてみて下さいね。知っている人は、エリザベスに注目して読み返してみて欲しいです♪
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