【銀魂 坂田銀時】木刀の理由と謎の包まれた過去について考察します

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銀魂とは空知 英秋(そらち ひであき)先生により描(えが)かれた、ドタバタギャグコメディ漫画(まんが)です。過激なパロディや、社会風刺(ふうし)などをテンポよく展開していくギャグ作品ですが、シリアスな場面もあり、文字通り笑いあり涙ありの物語になります。

多くのファンから惜(お)しまれつつ、2019年に連載(れんさい)が終了しましたが、今でもその人気は衰(おとろ)えていません。そんな銀魂の愛すべきダメ人間こと、主人公の坂田 銀時(さかた ぎんとき)については、長らく謎(なぞ)に包まれていましたね。

今回はその中でも、銀時の持つ木刀について考察(こうさつ)してみたいと思います。時代劇に高度な科学技術が入り込んだような世界で、木刀を持ち続けている理由は、何でしょうか。一緒にみていきましょう!

坂田銀時はどんな人物?


銀時は銀髪の天然パーマが特徴のサムライです。重度の甘党で糖尿病寸前だったり、酒癖が悪かったり、少年漫画の主人公とは思えないキャラクターなのですよ。『まるでダメなおっさん』を意味する『マダオ』なんて呼ばれ方もしていますね。

それは外見にもあらわれており、着物はいつも遠山の金さんのように片腕だけ開(はだ)けています。本人は「刀をふりやすいように、わざと片腕を出している」と言っていますが、だらしなさが存分に出ていますね。

しかし、仲間思いで男気溢(あふ)れる所もあり、信頼は厚い青年です。攘夷(じょうい)戦争では『白夜叉(しろやしゃ)』と呼ばれ伝説とされていたりと、カッコ良さも持ち合わせています。

坂田銀時の過去は?

銀時は天涯孤独(てんがいこどく)であり、吉田 松陽(よしだ しょうよう)に拾われました。そして、彼の開いた松下村塾(しょうかそんじゅく)で、桂 小太郎(かつら こたろう)と高杉 晋助(たかすぎ しんすけ)に出会ったのです。

今とかわらない銀髪の天然パーマで、学問においては寝てばかりの不真面目な生徒でしたが、剣術の腕はピカイチでした。そのために銀時は松陽より、とある『つらい使命』を受けることになります。

銀時の詳しい過去話は、銀魂に登場する銀時の過去は!?実は壮絶な出来事が隠されていた!?にもありますので、合わせて読んでみて下さいね。

坂田銀時の持つ木刀の正体とは?


そんな銀時が現在愛用している木刀の正体は『妖刀(ようとう)星砕(ほしくだき)』。宇宙の片隅にある星でひっそりと生息している『樹齢1万年の大木』から作られています。鉄以上の硬(かた)さを持っており、真剣と対等に戦っても折れないほどです。

実際、この木刀で何度も敵を倒していますね。銃弾(じゅうだん)をしのいだり、金属製の大砲に木刀を突き刺したりして、その強さを見せています。元々、強い銀時の強さを更にパワーアップさせているのですよ!

実は通信販売で購入した!

銀時はこの木刀を「洞爺湖(とうやこ)にいた仙人にもらった」などと言っていますが、実は木刀にミステリアスなイメージを付けたいために言った言葉であり、通信販売で購入ができます。お値段は11,760円とちょっと高めですが、何度もリピート購入しているのですよ。

持ち手の部分には『洞爺湖』と彫られているのですが、これは通信販売会社のサービスです。銀時はこのサービスを気に入っているようで、購入するたびに文字入れを頼んでいます。物語では語られていませんが、何か特別な思い入れがあるのかもしれませんね。

このエピソードはアニメ29話『慌てるな!クーリングオフというものがある』で詳しく描かれていますので、興味のある人は要チェックです☆

木刀の理由を考察します


すごいのか、すごくないのか、微妙ですがとにかく木刀を持ち続けています。残念ながら物語の中で、具体的に理由が明かされることはありませんでしたが、気になりますよね。

銀魂の世界でも、廃刀令(はいとうれい)が公布(こうふ)されていますので、木刀であっても持ち歩くことはグレーゾーンだと考えられます。そして、銀時の性格からこのような面倒なことをわざわざするのには、よほどのことがあるのだと思います。

『腰に何かないと落ち着かない』と言っていますが、それは本音なのでしょうか。考察してみましょう!

サムライの魂を捨てられないため

原作者の空知先生は、木刀を持つ理由を「時代の流れを受け入れながらも『サムライの魂を捨てていない』心意気」と言っていますので、銀時にとっての木刀は『魂』なのです。そして、それはただの魂ではないですよね。

銀時は戦争孤児(こじ)です。松陽に拾われ、暖かい食事と布団を与えて貰いました。それだけでなく、学問や剣術までもを教えてもらったのでした。その『父親同然の松陽に教えてもらった剣術』を捨てることは、当然出来ないですよね。

銀時そのもの、と言っても良いくらい大切なものです。政府の命ですので、形だけは従ったようにみせかけていますが、ゼロには出来ず、木刀を選んだのではないでしょうか。

罪を償(つぐなう)ため

銀時は、攘夷戦争時代に『白夜叉』と呼ばれ、今でも伝説として語り継がれている程強く活躍(かつやく)したとされています。活躍するということは多くの人の命を奪ったということです。銀時は、松陽を助けるために戦争に参加しました。

そして、たくさん人を殺しましたが、結果として松陽は助けられませんでした。更に、銀時は『ある約束』を守るために、とても大切な人を手にかけたのです。

多くの人は『二度と刀は持たない』と思い、「何か償うために出来る事はないか」を探すのではないでしょうか。銀時も同じように考え、でも剣術以外は何も持っておらず、結局剣術での罪を、剣術で償う事を決めたのだと思います。

まとめ

  • 坂田銀時は『銀魂』の主人公で『万事屋銀ちゃん』を営むマダオ
  • 過去には攘夷戦争に参加し、『白夜叉』としてその名を轟(とどろ)かせた
  • 木刀は『妖刀・星砕』と言い、『樹齢1万年の大木』から作られている
  • 木刀には『洞爺湖』と彫られており、実は通信販売で購入できるもの
  • 木刀の理由は物語では語られていない

銀時の木刀の理由を考察してみました。ギャクの多い銀魂ですが、銀時と松陽先生のお話は切ない気持ちになります。お休みの日には、ぜひ銀魂を読み返してみて下さいね。見たことのない人はぜひ、この機会に銀魂にチャレンジしてみて欲しいです。

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