銀魂の吉田松陽は虚なのか?!あまりにも『残酷な真実』紹介します

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銀魂とは、以前に週刊少年ジャンプなどで連載(れんさい)されていたギャグ漫画(まんが)です。「もう終わる」「今度こそ終わる」などを繰り返し、中々最終回にならず「詐欺(さぎ)!」と言われながら、15年もの長い間ファンに親しまれてきました。

そんな銀魂の中で、出番は少ないながらも人気の『吉田 松陽(よしだ しょうよう)』は、主人公である坂田 銀時(さかた ぎんとき)の師匠です。物語の序盤(じょばん)では、それほど重要だとは思えませんでしたが、後半にその謎(なぞ)が一気に明かされていきます。

そして、突然あらわれた『虚(うつろ)』という男も、松陽と深い関りをもっているのですが、二人はどのような関係なのか、一緒に見ていきましょう!

吉田松陽とは?


吉田松陽は、子供たちに学問を教えるために松下村塾(しょうかそんじゅく)を開き、生徒からは「松陽先生」と親しまれていました。長い髪が特徴のとても優しい人でしたが、寛政(かんせい)の大獄(たいごく)の時に捕えられて、残念ながら亡くなってしまいます。

銀時にとっては父親同然の存在で、桂 小太郎(かつら こたろう)や高杉 晋助(たかすぎ しんすけ)にとっても、『先生に貰った教科書』を今も持ち続けるほど大切な人でした。みんなが大好きだった先生ということが、伝わってきますね。

吉田松陽にモデルがいた?

実は松陽は、実在する『吉田 松陰(よしだ しょういん)』がモデルとなっています。吉田松陰は、松陽と同じように若者に学問を教え、多くの影響を与えました。貧しい者でも通えるようにと、月謝を取ることなどはしなかったそうですよ。

その結果、明治維新に関わる有名人の多くが彼の思想を受け継ぎ近代日本を作りました。松陽先生と同じですね。きっと桂や高杉、そして銀時のように、心から慕う若者がたくさんいたのでしょう。

銀魂には、他にも実在の人物をモデルにしたキャラクターがたくさん登場します。銀魂の登場人物にはモデルがいた⁉︎モデルとなった人物を紹介‼︎ で紹介していますので、是非みて見て下さいね。

謎の男『虚』とは?


虚は、被り笠(かさ)と烏(からす)のような黒いの仮面で素顔を隠す、いかにも怪しい雰囲気(ふんいき)をしています。天照院奈落(てんしょういんならく)先代首領にして、天導衆(てんどうしゅう)のひとり、つまり表舞台には決して出てこない暗殺部隊の一員です。

その強さは銀魂の中で一番でしょう。剣術に長(た)けている沖田 総悟(おきた そうご)や今井 信女(いまい のぶめ)、そして夜兎(やと)である神楽(かぐら)の三人同時であっても、太刀(たち)打ちできないほどの力を持っています。

非常に冷酷(れいこく)な性格で、人を殺すことをなんとも思いません。銀魂の歴史の中で最も危険で、まさに『ラスボス』というような敵ですね。そして、虚は強いだけではありませんでした。

虚の正体とは?

虚は、『アルタナ』というエネルギーにより決して死ぬことのできない『不死の身体』を持っており、その力で500年もの間ずっと殺戮(さつりく)を繰り返してきました。永遠に生き続ける苦しみは相当なものだったのでしょう。

不死のために、人から鬼と恐れられ、人を憎むようになってしまったのです。何度も殺され、何度も生き返る、その苦痛から逃れるために虚は、たくさんの人格を自分の中に作りました

特に最後に登場した人格は、地球の『アルタナ』がある限り自分は死ぬことが出来ないと考え、「地球を破壊することで永遠の命を終わらせよう」という危険な思想を持ち、銀時たちと激しい戦いを繰り広げます。

吉田松陽と虚の関係は?


ある日、虚に生まれた殺戮ばかりの日々に対抗する人格、それが銀時たちの出会った『吉田松陽』でした。そして実は、弟子のひとりである朧(おぼろ)に自分の血を与えて、半不死にしたのもその『松陽の人格』がしたことだったのですよ!

松陽は自分の中にいる『他の虚たち』を抑え込み、永遠に続く命を終わらせようと色々なことをしてきましたが、「自分を完全に終わらせるためには、地球を滅ぼすしかない」という考えを持つ虚に負けて、消えてしまったのです。

つまり、虚の別人格が吉田松陽だったのです!戦いの中で、黒い仮面が割れて見えた素顔が、松陽先生にそっくりで驚いた銀時の表情と同じ顔をした人も多かったと思います。まさか、死んだはずの恩師が敵になるなど、思いもしませんよね。

刀の鍔(つば)が実は・・・

虚が持っている刀は、黒い刃に鍔が卍(まんじ)の形をしています。実はこれも虚と松陽が同一人物であるという伏線(ふくせん)のひとつなのです!

松陽のモデルである吉田松陰の家紋は、この卍型と同じものです。正確には五瓜(こか)という五つの花びらのような瓜(うり)の真ん中に卍という字の書かれた、珍しい家紋だったそうで、子孫繁栄(しそんはんえい)や発展などの意味が込められています。

伏線というのは漫画あるあるですね!わかった瞬間に「そうだったのか!」と声を上げてしまいたくなるようなドキドキするようなものは、物語をより一層楽しくさせてくれるので、好きな人も多いのではないでしょうか。

まとめ

  • 吉田松陽は、銀時、桂、高杉の師匠であり、松下村塾を開いた
  • その正体は不死である虚の人格のひとり
  • 松陽は殺戮ばかりの日々に抗う為に生まれた

銀魂は笑いの多い漫画ですが、このようなシリアスな展開もまた魅力的(みりょくてき)ですね。特に、銀時の根っこの部分にある松陽先生のエピソードは心にグッとくるものがあります。

2021年1月には映画『銀魂 THE FINAL』が上映されました。虚と松陽、そして銀時、桂、高杉との因縁の戦いが見られますので、気になった人はぜひ映画を見て下さいね!

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