少し前からようやく暖かくなってきたと思ったら、最近は昼間なんて少し暑いくらいになりましたね。この記事を書いている現在は5月中旬ですが、もうそろそろ夏になってしまいます!
暑くなってくると特に日焼けが心配になりますが、日焼け止めと化粧下地の順番ってどっちが先の方がいいの?って疑問を抱いてる人って多いと思うんです。
今回は日焼け止めと化粧下地を付ける正しい順番について見ていきましょう!
日焼け止めと下地のそれぞれの役割は?

日焼け止めと下地はそもそもどんな役割を果してくれるものなのでしょうか?改めておさらいしてみましょう。
日焼け止めの役割
紫外線(しがいせん)は太陽から降ってくる光の一種で、その紫外線を吸収することで日焼けという現象が起こりますが、その紫外線を利用した日焼け止めには以下の2種類があります。
- 紫外線を吸収して他のエネルギーに変えて日焼けを防ぐ『紫外線吸収剤』を含むタイプ
- 紫外線を反射させて防ぐ『紫外線散乱剤』を含むタイプ
紫外線吸収剤が入っているタイプは水に溶けるものや油状のタイプがあり、それが化学反応を起こして肌荒れなどを起こす場合があるそうなので、選ぶ際には注意が必要です。
下地の役割
化粧下地は、塗ることによっていくつかの効果を得られます。
- ファンデーションのノリを良くする
- テカリや化粧崩れを防止する
- 色によってはコントロールカラーとして肌の色を補正し均等(きんとう)に整えてくれる
- 紫外線や乾燥から肌を守ってくれる
化粧下地はファンデーションのノリを良くしたり、乾燥を防いで崩れを防止してくれたりするのはもちろん、最近はブルーやピンクなどの色付きのものも増えていて、顔色を明るくしてくれたりコンプレックスを隠してくれるものもあります。本当に便利な世の中になりましたね~!
更に下地の中には紫外線をカットしてくれるタイプのものもあり、日焼け止めがなくても紫外線を防いでくれます。では、紫外線をカットしてくれる化粧下地があれば日焼け止めは必要ないのでしょうか?
そもそも日焼け止めと下地は併用(へいよう)するべきなの?

UV(紫外線)カット効果のある化粧下地も増えているから日焼け止めと併用する必要はないんじゃないの?と思いますよね。しかし、結論を申し上げると併用した方がいいです。
日焼け止めの中にも化粧下地効果のあるものもありますし、化粧下地の中にもSPF値(肌に炎症を起こす原因となる紫外線B波を防ぐ効果の値)の高いものもありますが、それらを併用して使うことでより日焼けを防ぐ効果が高まります。
それぞれ片方しか塗らない場合、日焼け止め効果はどれくらい?
なんとSPF値やPA値(長時間かけて肌のハリや弾力を失わせる紫外線A波を防ぐ効果の値)が高い化粧下地のみでは屋内での紫外線を防ぐことは出来ますが、屋外で活動するときには日焼け止め効果は十分じゃないそうなんです。
また、化粧下地効果のある日焼け止めも便利ではありますが、普通の化粧下地よりも保湿効果だったり崩れを防止する効果が薄れてしまうので、肌が乾燥したり化粧崩れが起きてしまったりします。
私自身もどちらか一方塗ればいいと思っていたので、とても衝撃的でした・・・!しっかりと日焼けも乾燥も防止したいという方は、両方を併用することをオススメします。
日焼け止めと化粧下地の順番と正しい塗り方

それでは本題に入っていきましょう。日焼け止めと化粧下地を併用するときは日焼け止めを最初に塗ってから、化粧下地を重ねるというのがオススメの塗り方ですが、せっかくのメイクが崩れてしまったり日焼けをしてしまっては意味がありません。
化粧崩れや日焼けをしっかりと防ぐ正しい塗り方を紹介したいと思います。
①化粧水や乳液などでしっかりと保湿する
まずは洗顔が終わったら、化粧水や乳液などを使いしっかりと保湿して下さい。日焼け止めの種類によっては肌が乾燥してファンデーションが毛穴落ちしてしまったり、ヒビのようなものが入ってしまったりする場合があるので保湿はとても重要です。
油分の多い乳液はベタベタするから塗らないという方も多いですが、日焼け止めを塗る前にティッシュオフして余分な油分を取り除けば、ベタベタは気にならなくなります。
②化粧水・乳液が乾いてから日焼け止めを塗る
スキンケアが終わったらすぐに日焼け止めを塗るのではなく、乾(かわ)いてから日焼け止めを塗るようにして下さい。
乾ききる前にササッと日焼け止めを塗ってしまう方も多いと思いますが、それでは十分な効果が得られません。日焼け止めにはそれぞれ商品ごとに適量が定められており、その適量をしっかりと守って塗ることが日焼けを起こさないためには大切になってきます。
日焼け止めはとにかく丁寧にしっかりと塗ってください。ムラになっているとせっかくの日焼け止めの効果を発揮できません。忘れがちな首やデコルテ、輪郭(りんかく)などにもしっかりと塗っていきましょう。
③日焼け止めが乾いてから化粧下地を塗る
日焼け止めが乾いていない状態で下地を塗ると日焼け止めが取れてしまうので、日焼け止めがある程度乾いてから塗るようにしましょう。化粧下地はゴシゴシと擦(こす)ったりせずに最後はスポンジでポンポンと馴染(なじ)ませていくことが大切です。
そして、スキンケアと日焼け止め、下地が塗れたら普段通りメイクに取りかかってください。私も普段はスキンケアが完全に乾く前にササッと日焼け止めを塗ったりしていたので、しっかりと乾いてから塗って日焼けを防いでいかなければいけないなと思いました。
まとめ
- 日焼け止めと化粧下地は併用したほうがUV効果が高い
- 日焼け止めを塗ってから化粧下地を塗るのが効果が最も高い塗り方
- 日焼け止め・化粧下地を塗る前にはしっかり保湿をし、乾燥を防ぐ
- スキンケア・日焼け止めが乾いてから次のステップに移る
紫外線をブロックするには、UVカット効果のある化粧下地や下地効果のある日焼け止めだけでは効果がなく、併用することが大事だということと、もっとも効果のある塗り方はスキンケア→日焼け止め→化粧下地ということがわかりました。
今年の夏も暑くなると思うので、皆さんもしっかりと日焼け止めを塗って日焼けを防いでいきましょう!
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