【犬夜叉(いぬやしゃ)】は高橋留美子(たかはしるみこ)先生の大人気漫画で、2000年10月~2004年9月まではアニメも放送されていましたよね。その続編となる【半妖(はんよう)の夜叉姫(やしゃひめ)】が2021年3月まで2クールに渡って放送されていました。
本作では殺生丸(せっしょうまる)とりんの双子の娘たち『とわ』と『せつな』、また犬夜叉とかごめの娘『もろは』にスポットを当てた作品です。犬夜叉を手掛けた多くのスタッフが終結(しゅうけつ)して制作され、大変反響を呼んだことは記憶に新しいでしょう。
今回はそんな【半妖の夜叉姫】について、色々とご紹介していきたいと思います。犬夜叉のファンの方、または半妖の夜叉姫を見ていなかった方たちに伝わってもらえると嬉しいです!
半妖の夜叉姫のあらすじ
まずは半妖の夜叉姫のあらすじからご紹介していきますね。
妖怪と人間の血を引く半妖の少女たち
幼い頃に森の火事で離れ離れとなった双子の少女とわとせつな。とわは、時代樹のトンネルをくぐり抜け、現代へとタイムスリップしてしまいます。その後日暮家の娘として育てられ、武道に長(た)けた中学生に成長しました。
一方戦国時代に取り残された妹のせつなは、妖怪退治屋のお頭となった琥珀(こはく)のもとで妖怪退治を生業(なりわい)としていました。そしてもろはも『化け殺しのもろは』の異名(いみょう)で、妖怪退治の賞金稼(かせ)ぎとして妖怪退治に明け暮れていたのです。
続編はこの3人の娘たちが大活躍する物語で、まさか犬夜叉と殺生丸の娘たちが活躍するアニメを制作するとは誰も想像していませんでしたよね!キャラクターデザインは高橋留美子先生自(みずか)らがされたとのことで、違和感(いわかん)なく見ることができたことでしょう。
10年後再び時代樹のトンネルが開かれる
半妖の夜叉姫では犬夜叉と設定が逆になり、戦国時代から現代へタイムスリップする物語となっています。そしてとわとせつながはぐれてから10年が経ったある日、再び時代樹のトンネルが開かれるのです。
今度はせつなともろはが現代へとやってきました。そこでとわとせつなは再会しますが、せつなは何ととわのことを忘れてしまっていたのです。せつなの記憶を取り戻すため、半妖の夜叉姫たちが現代と戦国時代を駆け回る物語となっています。
『犬夜叉の続編の物語』というだけではなく、しっかりと犬夜叉の物語を引き継ぎ、さらに犬夜叉で大活躍したキャラクターも登場するということで、犬夜叉ファンにはたまらない作品だったのではないでしょうか。
半妖の夜叉姫の主要キャラクター
続いては半妖の夜叉姫のキャラクターについてご紹介していきます。全員はご紹介しきれないため、主要キャラクターのみご紹介します。まずは『夜叉姫』について説明していきますね。
夜叉姫
本作の主人公たちで、年齢(ねんれい)は全員14歳です。それぞれが人間と大妖怪・犬の大将の血が合わさった半妖で、祖父譲りの強大な妖気を有(ゆう)しています。
3人とも違う色の真珠を持っていますが、半妖の身では力を制御できないため、各々(おのおの)の手段で、普段はその血を封印しています。全員両親のことを知らずに育ち、数奇(すうき)な運命をたどっているのです。
日暮とわ
令和の時代に生きる現代っ子です。10年前、時代樹のトンネルで現代にタイムスリップしてきました。かごめの弟の草太(そうた)に助けられ、日暮家(ひぐらしけ)の娘として育ちます。犬の大妖怪殺生丸の娘で、父親の殺生丸から受け継いだ銀色のショートカットで赤い前髪が特徴です。
武道が得意で、不良たちに絡まれては喧嘩沙汰(けんかざた)を起こし、転校を繰り返していました。幼い頃にせつなの手を放してしまったことに今でも負い目を感じています。そして現代にやってきたせつなともろはに出会い、せつなの眠りを取り戻すため、戦国時代に戻ろうとします。
「銀色」の虹色真珠を持ち、麒麟丸(きりんまる)との決戦では、土地に残留(ざんりゅう)した犬の大将の妖力(ようりょく)と、せつなを殺されたことによる激しい怒りから顔の紋章(もんしょう)や銀髪の長髪化といった殺生丸に似た外見の妖怪変化(へんげ)を見せました。
武器:妖刀菊十文字(ようとうきくじゅうもんじ)
とわの妖力(ようりょく)によって刃が形作られる、不思議な妖刀です。最大の妖力で放たれた剣圧(けんあつ)は『蒼龍破(そうりゅうは)』となって敵を粉砕(ふんさい)することができるのです。ちなみにこの刀は贋作(がんさく)だということを皆さん知っていましたか?
蒼龍破を『双頭(そうとう)の蒼龍破』へと成長させることもでき、もろはと共に麒麟丸をうならせる成長を見せるも、力の差は到底及びませんでした。せつなを失い悲しみに耐えられず泣き叫ぶ中で現れた殺生丸に癒しの刀、天生牙(てんせいが)を授けられました。
天生牙は亡くなった人間を生き返らせる効力があり、過去にはとわとせつなの母親りんが天生牙によって生き返ることができました。残念ながら天生牙は折れてしまっていましたが、この天生牙でせつなを生き返らせることができるのか、期待したいですね。
せつな
琥珀がお頭を務める妖怪退治屋で妖怪退治を生業としていて、母親譲りの赤色がかった黒髪をポニーテールに結んでいます。幼い頃とわと離れ離れになってしまってからは、半妖の隠れ里や楓(かえで)の村で育ちました。10年後、もろはと共に現代にタイムスリップしてとわと再会します。
しかし、『夢の胡蝶(こちょう)』に眠りを奪われたせいで、幼い頃の記憶がありません。そのためとわのことを姉だとは信じていないのです。せつなの眠りを取り戻そうとするとわともろはは、共に戦国時代に戻ることになります。
「金色」の真珠の持ち主で、殺生丸譲りの冷静沈着(れいせいちんちゃく)な性格ですが、時折他人への気遣いを見せる一面もあります。麒麟丸との決戦では、激昂(げきこう)した麒麟丸の攻撃で重傷を負い、最後は「とわ姉ちゃん」と呼びながら亡くなりました。
武器:兼光(かねみつ)の巴(ともえ)
せつなが使う巴型(ともえがた)の薙刀(なぎなた)です。得意技は薙刀を片手で振り回し、巨大な竜巻を生み出す『旋風陣(せんぷうじん)』や、燕(つばめ)の群れが空を切り裂くような剣光(けんこう)を放つ『群れ発ちのツバメ』です。普段は弥勒(みろく)に封印されています。
また麒麟丸の姉『是露(ぜろ)』による暴走時には右腕に血刀(けっとう)が現れ、妖気が蝶の羽のような形を成していて殺生丸やとわとは違う特徴が表れていました。
もろは
せつな同様に妖怪退治をしては、退治した獲物(えもの)を『屍屋(しかばねや)』に売って生計をたてています。母親のかごめから受け継がれた赤色真珠(あかいろしんじゅ)付きの貝の器に入った紅(べに)を差すと『国崩しの紅夜叉』となって大暴れしてしまうのです。
母親から受け継いだ黒髪を赤いリボンで束ね、父親と同じ火鼠(ひねずみ)の衣をまとっています。性格は明朗快活(めいろうかいかつ)で、とわやせつなと比べると一番世間慣れしています。父祖(ふそ)の戦闘力と嗅覚(きゅうかく)と母親の容姿と霊力を受け継いで育ちました。
両親のことを知らずに生きてきたので、父方の従姉妹(いとこ)であるとわとせつなとは14歳になるまで面識がないなど、親族関係者とは疎遠(そえん)でしたが、職業柄伯父(おじ)にあたる殺生丸の存在は知っていました。
武器:俱利伽羅丸(くりからまる)と弓矢
倶利伽羅とはうねる龍の文様(もんよう)のことをいうのですが、その文様が刻まれたもろはの刀が放つ『紅龍波(こうりゅうは)』は龍の火炎(かえん)と化して敵を滅します。
また『紅の爆流破(ばくりゅうは)』は旋風(せんぷう)との闘いのなかで会得(えとく)した技で、紅龍波と共に練り上げ、敵に向けて放つカウンター技です。
そして弓矢には破魔(はま)の力を帯びており、特に妖怪に対して威力(いりょく)を発揮します。破魔の力を使うには、特殊な修行や素質が必須であり、もろはがこれを使えることに琥珀はとても驚いていましたよ!
琥珀
犬夜叉と一緒に旅をして妖怪を退治し、後に弥勒の妻となる珊瑚(さんご)の弟で、翡翠(ひすい)にとっては叔父(おじ)にあたります。武器は大振りの鎖鎌(くさりがま)です。せつなを退治屋として迎え入れ、翡翠、六太(ろくた)、七助(ななすけ)と共に自身の配下としています。
幼い頃は奈落(ならく)や桔梗(ききょう)に仕えていた時期もありましたが立ち直り、現在は『雲母(きらら)』に乗って妖怪退治屋のお頭として活躍しています。少年時代の面影を残しつつも貫禄(かんろく)ある出(い)で立ちとなりました。
姉夫婦の仲間の娘であるもろはとは全く面識がありませんでしたが、とわとせつなの仲を見て「犬夜叉との仲が険悪(けんあく)だった殺生丸の娘たちとは思えない」と思っています。
翡翠
犬夜叉の仲間で妖怪退治を専門とする法師(ほうし)で、女性に人気のある弥勒と珊瑚の息子で琥珀にとっては甥(おい)となります。翡翠も妖怪退治を営んでいて、左手には父と同じく数珠を持ちそして母と同じ『飛来骨(ひらいこつ)』を使って妖怪を退治しているのです。
六太や七助と同様、楓に教えられるまではせつなが半妖であることを知らず、またもろはとの面識もありませんでした。
父の弥勒に対しては『妖怪との戦いから逃げた臆病者(おくびょうもの)』と嫌っていましたが、彼が四凶(しきょう)の1体である饕餮(とうてつ)との戦いに協力した件を機に、わだかまりが解けたのでした。
竹千代(たけちよ)
屍屋で働く子狸(こだぬき)妖怪です。語尾に「ぞ」や「だぞ」とつけて喋ります。普段は狸の耳としっぽが生えたボブカットの子供の姿をしています。
しかも巨大な狸の姿となって笠(かさ)を亀の甲羅状(こうらじょう)にして他者を乗せることも可能なんですよ。
もろはの監視役であり、彼女とは時として馬が合わない時もあります。幼少期に弥勒と思われる人物に『屍屋獣兵衛(しかばねやじゅうべえ)』に預けられ、屍屋で働くことになったのです。
半妖の夜叉姫を見たファンの感想・まとめ
半妖の夜叉姫を見たファンの皆さんの感想を最後にご紹介しますね。
- 半妖の夜叉姫やっぱり面白い! 特にかごめの娘のもろはちゃんと殺生丸の娘のせつなちゃんお気に入り☆*° おてんば娘とクール娘いいよね♪
- 半妖の夜叉姫見てると、高橋留美子先生がいかに面白い作品描いてるかってのがわかるよね・・・
- 半妖の夜叉姫面白いなああ!犬夜叉観たい!殺生丸様が好きです☆
- 基本的に半妖の夜叉姫は細かい事考えずに単に1話のお話として見てて物凄く楽しかったし、面白かった!
- 色々犬かごや目的やら麒麟丸(きりんまる)の事考えると色々出てくることもあるけど・・・ それでもほぼ毎週面白かった・・・もろはちゃんとせつもろ可愛いし♪
- ゴタついてて溜めてた半妖の夜叉姫をやっと最終話まで観(み)た。めちゃ面白かったので弍ノ章(にのしょう)楽しみにしてます!
反対につまらなかったというご意見もありました・・・。参考までにご紹介させて頂きます。
- 半妖の夜叉姫を見終えて思ってたけど、犬夜叉、かごめ、殺生丸が登場する以外の回は正直つまらなかった。悪役キャラがどれもイマイチ(麒麟丸その他)殺生丸の子もなぜ女の子二人にしたのだろうと今更ながら思う。犬夜叉を見ていたファンとしては残念な点が多かった。嫌いじゃないんだけどね・・・
- 『半妖の夜叉姫』本当につまらなかった。不思議パワーのぶつかり合いで意味が分からない。言葉の意味がいちいち理解出来ない。
人それぞれ感想は違うと思いますが、単なる『犬夜叉の続編』だけではない、アニメオリジナル要素がたくさん詰まっていた作品だったのではないでしょうか!気になる声優については犬夜叉には続編があった!!気になる声優は一体誰がやっているの?でご紹介していますよ!
まとめ
- 犬夜叉の続編は【半妖の夜叉姫】
- 殺生丸の娘の『とわ』と『せつな』、また犬夜叉とかごめの娘の『もろは』が活躍する物語
- 幼い頃とわとせつなは離れ離れとなってしまい、とわは現代にタイムスリップしてきた
- 戦国時代に取り残されたせつなともろはは妖怪退治に明け暮れていた
- 10年後再び時代樹のトンネルが開き、今度はせつなともろはが現代にタイムスリップしてきた
- 再開するとわとせつなだが、せつなはとわのことを覚えていなかった
犬夜叉はタイムリーで見ていた作品だっただけにまさか続編が放送、しかも娘たちが活躍する物語であるということで、犬夜叉ファンとしては気にならない訳はありませんよね!アニメの二期も決定して、まだまだ夜叉姫たちの大活躍する姿が見れると思うとワクワクが止まりません☆
今はスマートフォンやタブレットなどで一挙視聴ができたりしますのでまだ見ていない方、また気になられた方は二期が始まる前にぜひチェックしてみてはいかがでしょうか!こんな魅力あふれる作品を見逃すのはもったいないですからね♪
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