【犬夜叉(いぬやしゃ)】は2000年から2004年の間に放送されていた人気アニメです。何度も映画化され、最終回を迎えた後も続編が作られており、アニメ展が開かれるほど人気の作品なのですよ。
現代から戦国時代にタイムスリップしてしまった日暮(ひぐらし)かごめがヒロインとなり、主役の犬夜叉と四魂(しこん)のかけらを探す物語となっています。かごめはとても明るく、厳しくも優しい役柄ですが、実はもう一人『桔梗(ききょう)』という隠されたヒロインがいるのです。
桔梗と犬夜叉は強い絆で結ばれているにも関わらず、悲しくも儚い結末を迎えてしまうのです。そこで今回はもう一人のヒロインである桔梗と犬夜叉の神秘的(しんぴてき)な出会いや、おすすめの回についてご紹介していきます。
犬夜叉と桔梗の出会い

犬夜叉は人間と妖怪のハーフであったため、周囲の人間から遠ざけられてしまいます。人間にもなれず、完璧な妖怪にもなれない犬夜叉は自身の妖力を高め、完璧な妖怪になるために四魂の玉を狙っていました。その四魂の玉を当時守護していたのが桔梗なのですよ。
初めは四魂の玉を狙っているだけだった犬夜叉ですが、桔梗と戦い共に日々を過ごす事で「桔梗を守りたい」という気持ちが芽生えるのです。しかし奈落(ならく)の策略に二人ははまってしまい、お互いを憎み合ったまま犬夜叉は封印され、桔梗は亡くなってしまうのです。
その後、桔梗の魂はかごめの中に入ります。かごめは桔梗の魂を持ったまま生まれ変わるので、桔梗の生まれ変わりということになりますね!
犬夜叉と桔梗の関係とは?
犬夜叉と桔梗の関係はとても複雑で、物語が進むにつれて大きく変化していきます。初めは犬夜叉のことを適当にあしらっていた桔梗でしたが、次第に心通わせるようになります。
犬夜叉も桔梗に心を開き、あれほど執着していた本物の妖怪になるということを諦め、人間として桔梗と生きると約束していました。これほどまでに心を通わせ、お互いを思い合う関係だったのですが、奈落の策略により桔梗自ら犬夜叉を封印してしまうことになるのです。
蘇った後の桔梗は犬夜叉に裏切られたと思い犬夜叉のことを恨み戦います。しかしその後奈落の仕業だったと分かってからは奈落を倒すために犬夜叉と共に戦うのです。桔梗と犬夜叉は恋人同士だったことも、敵同士だったこともあるのですね。
犬夜叉と桔梗の関係、その見所は?
桔梗と犬夜叉の見所は『桔梗の感情の変化』です!生前は美しく心優しい桔梗ですが、奈落の仕業により、無理やり魂を蘇らされてしまいます。復活した頃の桔梗は心が目覚め切っておらず、どこか虚(うつろ)としていました。
しかし犬夜叉と再会を果たした桔梗は『犬夜叉への強い感情』を目覚めさせます。犬夜叉を殺してしまいたいほど憎んでいた桔梗は犬夜叉と戦いますが、桔梗自身の前世であるかごめに魂を奪われて失敗してしまったのです。
その後、全ての元凶が奈落だと知ってしまった桔梗は犬夜叉への愛情を再確認し、行動を変える事になります。美しくも強かな女性、桔梗の心境の変化をぜひご覧ください!
犬夜叉と桔梗の出会いが見れるアニメの回は?
犬夜叉と桔梗の出会いや、おすすめの回をご紹介していきます♪これを見れば、犬夜叉と桔梗の儚い(はかない)関係に魅了(みりょう)されてしまいますよ!
特別編 めぐり逢う前の運命恋歌(さだめのこいうた)
このお話は、漫画にはなくアニメオリジナルストーリーとなっています。犬夜叉と桔梗が出会い、別れるまでを描いた話となっており、桔梗目線で描かれているのが特徴なのですよ。
巫女である桔梗が守護していた四魂の玉は、妖怪たちにとって力を増幅させる宝玉でした。半妖である犬夜叉も桔梗のもつ四魂の玉を狙い、桔梗の命を奪うことを考えるのです。
しかし桔梗と共に過ごすうちに、四魂の玉を奪うことよりも桔梗との日々に心地よさを感じていくようになるのでした。しかし、二人が過ごす日々はとある人物によって壊されてしまうのです。
桔梗はもう一人のヒロインと呼ばれるほど、犬夜叉とかかわりのある女性なのです。このお話ではそんな桔梗にクローズアップしており、桔梗の優しさや儚(はかな)さ、そして憎しみや悲しさなどを感じてしまいますよ。
第15話 悲運の巫女 桔梗復活
こちらは犬夜叉と桔梗過去編の答え合わせとなるお話です。一体誰が桔梗と犬夜叉の仲を引き裂いてしまったのか、その謎が解き明かされるお話です。
かごめは桔梗を一目みて自分の前世だ、ということに気づきます。二人がひき会った事で感情を取り戻した桔梗は犬夜叉を殺してしまおうと試みるのです。
しかし、犬夜叉を守ろうとしたかごめに桔梗の魂はほとんど吸い取られてしまい、動けなくなった桔梗は谷底へと落ちていきました。その中で桔梗は『50年前の過去』を思い返します。
かごめの魂が流れ込み、段々と感情を取り戻してきた桔梗の感情の高ぶりを感じることが出来る回です。『悲運(ひうん)の巫女』とタイトル付けされた意味を重く感じられると思います。
第23話 かごめの声と桔梗の口づけ
犬夜叉と桔梗、かごめの三角関係が強く描かれているお話です。犬夜叉と桔梗がようやくお互いの思いを吐き出しはじめた、とても切ないお話。
かごめが桔梗に捕まってしまい、動けなくなってしまいました。犬夜叉は桔梗からかごめを助け出そうと桔梗の元へと向かいます。
向かった先で犬夜叉は50年前の誤解を解こうと「ひと時も桔梗を忘れたことは無い」と打ち明け始めます。その思いに桔梗は答えてくれるのでしょうか?
23話ではかごめ、犬夜叉、桔梗の三角関係が特に印象的ですが犬夜叉と桔梗、かごめは三角関係?その理由は涙無しでは見られない?の記事で詳しく紹介しています。アニメを視聴する前に読んでみると、より一層三人の関係を理解することができます!
まとめ
- 桔梗と犬夜叉には儚く苦しい過去があった。
- 桔梗はかごめの前世
- 奈落の手によって二人は引き裂かれてしまった
- 桔梗と犬夜叉は過去に恋人同士だった。
犬夜叉と桔梗の出会いは、敵同士から始まりましたが、いつしか恋人同士まで発展してしまうなんてとてもロマンチックですよね!「もしかしたら二人が幸せに暮らす世界もあったかもしれない・・・。」という希望も持ってしまいます。
犬夜叉とかごめの騒がしい関係も明るい気持ちにしてくれますが、犬夜叉と桔梗はしっとりとした静けさを感じさせてくれます。大人が惹かれ、懐かしい気持ちにしてくれるのでぜひ読んでみてくださいね!
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