登場人物は敵味方関係なく、それぞれ個性的で魅力(みりょく)たっぷりな【犬夜叉(いぬやしゃ)】。その登場人物の中で『犬夜叉の宿敵(しゅくてき)』とも言われた『彼』について詳しくご存じでしょうか?
『彼』と言えばそう、『奈落(ならく)』です!奈落と言えば、「どんな願いでも叶えてくれる」と言う『四魂(しこん)の玉』を狙っている妖怪(ようかい)の1人なんですよね。
さて、四魂の玉を狙って最後までしぶとく生き残ってきた奈落とは、「一体何者だったのか」そして「どんな最後を迎えたのか」と言う所に焦点を当ててみました!四魂の玉についても詳しくまとめてみましたので、早速見ていきましょう♪
犬夜叉の宿敵『奈落』ってどんなキャラクター?

犬夜叉の登場人物の中で敵キャラクター代表とも言える奈落。純粋(じゅんすい)な妖怪と思われがちなのですが、実は盗賊(とうぞく)の『鬼蜘蛛(おにぐも)』という人間が妖怪になった姿だったのです!犬夜叉と同じく半妖(はんよう)だったということに驚きですよね。
元は人間だった鬼蜘蛛なのですが、妖怪にも引けを取らないぐらいの邪気(じゃき)を持っており、この邪気とは『邪悪な心』の表れなのですよ。妖怪になる前に悪いことをばかりしていた根っからの悪党である鬼蜘蛛は、とてつもない邪悪な心の持ち主だったと言うことが分かりますね。
【犬夜叉】奈落の本当の願いとは!?桔梗とのエピソードと共にご紹介!では、邪悪な心の持ち主である鬼蜘蛛について「奈落になった理由」や「奈落と桔梗(ききょう)の関係性」について詳しくまとめているので、ぜひ参考にしてみてください♪
奈落がどうしても欲しかった『四魂の玉』って一体なに?
【犬夜叉】の物語で一番重要になる四魂の玉は、ヒロインである『日暮(ひぐらし)かごめ』が放った矢によってバラバラに砕(くだ)かれてしまうのですよね。
この四魂の玉は「どんな願いでも叶えてくれる」と言われていますが、実は持ち主にとってそんなに都合の良いものではありません。なぜなら自我を持つ四魂の玉の目的は、永遠に存在していくことですので、持ち主に必要とされ続けなければいけないからなのです。
そして、欲望を増幅(ぞうふく)させるため、本当の願いを叶えることなく持ち主を翻弄(ほんろう)します。「いつか本当の願いも叶えてくれるのではないか」と、思うと悪巧(わるだく)みを考える者からすれば、なかなか手放すことはできませんよね・・・。
四魂の玉が生み出されたのはいつなのか
四魂の玉が生み出されたのは、現代から1000年前の平安時代とされています。四魂の玉が生み出された当時、一番強い霊力(れいりょく)を持っていた『翠子(みどりこ)』という巫女(みこ)が大きく関わっていたのです。
翠子と四魂の玉の関係性について気になる方もいらっしゃいますよね♪そこで、【犬夜叉】雲母と翠子の関係は?平安の巫女の過去と一緒に調査しました!では、さらに詳しくまとめていますのでぜひご覧ください!
奈落の最後はとても切なかった・・・?

鬼蜘蛛が感じていた桔梗への恋心は、奈落自身のものでもあったのです。そのため、奈落自身の本当の願いは「桔梗の心を手に入れる」というものだったのですが、本当の願いを叶えることがない四魂の玉に願っても叶うはずもありませんでした。
人間の心と妖怪の心を合わせ持つ奈落は、最後までもがき苦しむことになるのです。最終的に四魂の玉を手に入れることができた奈落は、その力を利用していたつもりが、逆に手のひらで踊(おど)らされ、四魂の玉の狙い通り奈落は犬夜叉たちに戦いを挑むことになってしまいます。
四魂の玉を手に入れた奈落は、人々が争う種をまき散らすのです・・・。四魂の玉を取り込み、最強な状態へ変化(へんげ)した奈落の体内へ入った犬夜叉一行と殺生丸は戦いを繰り広げます。
四魂の玉に操られていた奈落は、自身の分身である『夢幻(むげん)の白夜(びゃくや)】にかごめを切らせた後、「かごめを冥道(めいどう)へ送る」という最後の願掛(がんか)けをするのです。その後、かごめの矢によって奈落は倒されました。
奈落の死後に最後の願掛けが実行され、冥道へ送られてしまったかごめは、不安な気持ちを隠すことができません。しかし、犬夜叉を信じる気持ちが勝り、四魂の玉の思惑(おもわく)とは裏腹に『四魂の玉の消滅(しょうめつ)』を願うことに成功するのでした。
自我を持つ四魂の玉によって操られ、桔梗の心を手に入れることもできず、犬夜叉たちに倒されてしまった奈落。醜(みにく)い争いの元凶(げんきょう)だったのですが、最後の最後まで本当の願いを叶えられず、四魂の玉に翻弄された1人だったということが分かりました・・・。
奈落の最後を見たファンはどう思ったのか
争いの種であった奈落ですが、真の黒幕である四魂の玉に操られていた可哀想(かわいそう)なキャラクターだったのですね。さて、奈落の最後を見たファンは一体どう感じたのでしょう?
- 奈落が最後に「あの世でも桔梗、お前と同じところにいけそうにもないな。」って言ってるところが切なすぎる・・・。
- 迷惑で嫌なやつだったけど、奈落の最後が可哀想に思えた・・・。
- 奈落を倒すために犬夜叉と殺生丸が共闘(きょうとう)しているところに感動した!
- 犬夜叉と殺生丸に比べて、最後の最後まで桔梗一筋だった奈落、一途すぎる!
- 奈落の最後があっけなさ過ぎた。
奈落の「桔梗と同じところにいけそうにない」というセリフには、切なさが倍増してしまいますね・・・。印象の悪い奈落だったのですが、ファンからすると【犬夜叉】の物語にはなくてはならない存在だったということが分かります!
しかし、最終的に登場人物全員がハッピーエンドで終わっているので、犬夜叉ファンからは喜びの声も多数上がっていたのですよ♪奈落を倒した後の犬夜叉とかごめについては犬夜叉とかごめのその後は漫画で描かれていた!気になる内容は!?にて、ご覧いただけますので要チェックです☆
まとめ
- 奈落は人間だった鬼蜘蛛が妖怪になった姿。
- 「どんなことも叶えてくれる」と言われる四魂の玉は、本当の願いを叶えてはくれない。
- 人間の心と妖怪の心を合わせ持つ奈落は苦しんでいた。
- 奈落は四魂の玉に翻弄された1人。
- 奈落は【犬夜叉】の物語になくてはならない存在だった。
登場当初から「嫌な奴!!」というイメージのある奈落だったのですが、実は四魂の玉によって翻弄された1人だったということが分かりました。それだけではなく、奈落の最後のセリフは切なくなってしまうものでしたね・・・。
奈落は、最初から最後まで敵キャラクター代表として登場していたので、犬夜叉たちに倒されるシーンを見てみると「やっと奈落を倒すことができたんだ!」という気持ちになります。しかし、四魂の玉に操られていたということを知ることで、少し同情してしまうのではないでしょうか?
【犬夜叉】を最後まで見ていないと言う方もいらっしゃると思うので、これを機に奈落の最後がどのように終わったのか、改めて見てみて下さい☆
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