人気アニメ【犬夜叉(いぬやしゃ)】には多彩なキャラクターが登場し、物語をより一層面白くしていますよね。どのキャラクターも個性豊かで、敵であるキャラクターにもファンがいるほど愛されています。そんな犬夜叉の登場人物に命を吹き込んでいるのが豪華(ごうか)声優陣です。
キャラクターと声優陣の声がマッチし、まるで実在しているかのように身近に感じてしまいますよね。どの声優も、これまでに様々な役柄を演じているのですが、犬夜叉のオーディションを受けたときのエピソードを話している声優もいるのですよ。
今回はそんな人気アニメ犬夜叉のオーディションでの逸話(いつわ)をご紹介していきますね♪声優陣がどんな気持ちで演じていたのかを知ることで、犬夜叉をより一層楽しめること間違いなしです☆
犬夜叉役 山口勝平(かっぺい)さん
犬夜叉役に選ばれた山口勝平さんは、とてもベテランの声優なんですよ。そして実は高橋留美子先生の過去作にも登場しており、オーディションで受かって初めて役柄を得たのも高橋留美子先生の作品なのです!とても縁があるように感じますよね。
- らんま1/2・・・早乙女乱馬(さおとめらんま)役
- 境界(きょうかい)のRINNE(りんね)・・・主人公の父親役
- ONE PIECE(ワンピース)・・・ウソップ役
- 名探偵コナン・・・工藤新一(くどうしんいち)役
名だたる人気作品に出演されているのが分かりますね!その中でも、高橋留美子先生の過去作であるらんま1/2と、犬夜叉最終回後に描かれた作品である境界のRINNEに出演しているというのに驚きです。山口勝平さんは、高橋留美子先生の作品には欠かせない存在となっていますね。
オーディションエピソード
オーディションに受かり初めてのレギュラー作品として挑んだのが、らんま1/2の早乙女乱馬役でした。山口勝平さんは「右も左も分からない状況で、とにかく一生懸命(けんめい)乱馬役を没頭して演じた」と語っているのですよ。
右も左も分からない状態であの名作を演じていたということに驚きですよね。そして犬夜叉ではオーディションを受けていましたが、原作者である高橋留美子先生から直接依頼されていたそうです!高橋留美子先生と山口勝平さんの信頼関係を感じられますね。
犬夜叉を演じたことで山口勝平さんは「初心に帰ることができ、自分の声優としての立ち位置を確認できた」と話しています。そのため、激しいアクションシーンが多い犬夜叉は楽しく演じることが出来たそうですよ♪
桔梗(ききょう)役 日高(ひだか)のり子さん
悲劇のヒロインとも言われる桔梗役を演じたのが日高のり子さんです。実は日高のり子さんも山口勝平さんと同じく、高橋留美子先生の前作である、らんま1/2にも出演されています。そして、日高のり子さんは山口勝平さんが新人時代に演技指導もしたことがあるのですよ。
今でも山口勝平さんは日高のりこさんに頭が上がらないそうです。役柄だけではなく、声優同士の繋(つな)がりが見られるのも作品をより楽しく見れるエッセンスになりますよね♪
オーディションエピソード
日高のり子さんは犬夜叉のオーディションが決まったとき「日暮(ひぐらし)かごめ役です。」と聞かされており、犬夜叉の漫画(まんが)を買いに本屋へ走りました。そして原作を読んでかごめが15歳の少女と知り、とても驚いたそうです。
日高のり子さんは犬夜叉の制作時は32歳位だったので15歳の少女役に驚いたのでしょうね。しかし結局、オーディション後は桔梗役に決まりました。桔梗はかごめより少し年上で落ち着いている雰囲気だったので、日高のり子さんの声がとてもマッチしていましたね。
桔梗の強い意志や静かで荘厳(そうごん)な雰囲気は、日高のり子さんだからこそ出せたのではないかと思います。【犬夜叉】桔梗はなぜ復活したのか?悲運の巫女と呼ばれる理由とは?では桔梗の悲しい運命を詳しく書いていますので参考にしてみてくださいね。
殺生丸(せっしょうまる)役 成田剣(なりたけん)さん
冷酷無慈悲(れいこくむじひ)で美しいビジュアルが特徴の殺生丸を演じたのは成田剣さんです。ファンからは『ナリケン』という愛称(あいしょう)で親しまれているベテラン声優さんなのですよ。数々の名作に出演しており、舞台俳優としても活躍(かつやく)している声優なのです。
成田剣さんは、殺生丸の心がだんだん変化していく様子を見事に表現されていますよね。犬夜叉の殺生丸はなぜかっこいいと評判なのか?その魅力を徹底解説!では殺生丸の魅力(みりょく)について、紹介していますのでご覧になってくださいね♪
殺生丸は2人いた!?
実は殺生丸の声は途中で変わっているのです。初めに殺生丸の声を演じていたのは鈴置洋考(すずおきひろたか)さんなのですが、2006年に病気のためお亡くなりになっているのです。そのため、「声質が似ている」という理由から成田剣さんに引き継がれました。
その後の作品も成田剣さんが多く引き継いでいるのです。【るろうに剣心の斎藤一(さいとうはじめ)役】も鈴置洋考さんから成田剣さんに引き継がれているのですよ。
人気アニメるろうに剣心の声優は、るろうに剣心に出演アニメ声優のまとめ!主人公の声はあの人気女優!?でご紹介していますので、こちらもチェックしてみてくださいね♪
犬夜叉の制作秘話!
原作者である高橋留美子先生は、前作である『らんま1/2』で燃え尽きてしまい、ギャグ要素が多めの漫画を描き続けることがしんどかったと語っています。犬夜叉はギャグ要素もありますが、前作に比べシリアスな要素が多いですよね。
殺生丸は特にらんま1/2と比べても極端にギャグ要素の少ないキャラクターとなっています。犬夜叉の1話を描いている時には桔梗が戦う理由も考えてなく、最大の敵である奈落(ならく)も漫画を描きながら思いついたそうですよ。
そしてなんとも驚きなのが、最終回のかごめの選択は当時かごめ役を演じていたゆきのさつきさんに相談し決定したのです。ゆきのさつきさんが「かごめだったら戦国時代に行きたい。」と答えたことで、かごめは犬夜叉と共に生きることになったのですね。
まとめ
- 同じ原作者の過去作で共演している声優もいる
- デビュー作も犬夜叉原作者の過去作品だった
- 殺生丸は声が途中で変わっている
声だけで役柄を表現する声優が表舞台に出ることは少ないですが、どの声優も自分が演じたキャラクターに対しては思い入れがあるのが分かります。高橋留美子先生の過去作品にも登場しているので聞き比べてみるのも楽しさが増していいですね♪
現在アニメ二期を制作中の【半妖(はんよう)の夜叉姫(やしゃひめ)】では、『田所(たどころ)あすか』さんが犬夜叉とかごめの娘である『もろは』を演じています。
田所あすかさんは、犬夜叉時代からの大ファンだったそうで、続編への出演が決まったときは「天にも昇る気持ちだった。」と話しているのですよ。声優の作品に対する思いを知ってからアニメを見ることで、また違った感想を持つことが出来ますね♪
コメントを残す