高橋留美子(たかはしるみこ)さんが描かれた『犬夜叉(いぬやしゃ)』は、テレビアニメとしても放送され、2000年〜2004年の間は毎年1回、合わせて4本の映画が作成されました。
今回ご紹介していく2003年に公開された3作品目の『犬夜叉 天下覇道(はどう)の剣(けん)』は、犬夜叉シリーズの中でも大人気映画となっています!「見逃した!」という方に向けてあらすじとネタバレを紹介します。
結末にはすさまじい戦いのシーンも・・・。「ネタバレを見たくない」という方は途中まではあらすじや映画の概要(がいよう)なので、安心してご覧くださいね♪
『天下覇道の剣』を紹介!
『犬夜叉 天下覇道の剣』は2003年12月20日に公開され、興行(こうぎょう)収入は8億円を超えました。キャッチコピーは「犬夜叉vs殺生丸(せっしょうまる)」。犬夜叉の異母兄(いぼけい)にあたる殺生丸も大活躍(かつやく)の映画でした。まずはあらすじの紹介です。
大妖怪の父である血を引く犬夜叉と殺生丸は、それぞれ鉄砕牙(てっさいが)、天生牙(てんせいが)という剣を譲り受けていました。しかしもう1本、父親は第3の剣を残していたのです。それは700年間封印(ふういん)されていた叢雲牙(そううんが)でした。
この叢雲牙は、冥界(みょうかい)と現代を切り裂(さ)く妖刀(ようとう)で、一振りで死んだ妖怪が100体も蘇(よみがえ)らせる力を持っていたのです。力が封印されたまま捨てられていたのですが、その封印が解かれ現代の日暮(ひぐらし)神社の宝物庫(ほうもつこ)で発見されてしまいます。
犬夜叉はその剣の暴走を止めるため、叢雲牙を手にしますが、逆に心を支配されてしまう危険なものでした。さらに、この絶大な力を持つ叢雲牙を殺生丸が狙っており、刀を巡って犬夜叉と殺生丸の争いが始まります!
犬夜叉のアニメはさまざまなキャラクターとの関わりや戦いがポイントです。さらに笑いの要素も入ってくるので、飽きずに見れる作品なんです!
この映画にはシリアスな戦闘シーンもありますが、犬夜叉とヒロイン日暮(ひぐらし)かごめの関係性などの要素がギュッと凝縮(じょうしゅく)されています!見どころが多く、あっという間に視聴できる映画となっているのです♪
概要は?

では、『犬夜叉 天下覇道の剣』の概要を紹介します。
- 監督:篠原俊哉(しのはらとしや)
- 脚本:隅沢克之(すみさわかつゆき)
- 原作:高橋留美子
- 出演:山口勝平(やまぐちかっぺい)、雪乃五月(ゆきのさつき)他
- 主題歌:安室奈美恵(あむろなみえ)「Four Seasons」
- 上映時間:98分
映画が公開された翌年、2004年には書籍(しょせき)化され、7月に上巻、8月に下巻が発売されました。映画が見られた方も書籍で楽しむことで、犬夜叉の世界観をより一層楽しめるかもしれませんね♪
篠原俊哉さんとは?
天下覇道の剣で監督(かんとく)を務めたのは、アニメ『エースをねらえ』や『ルパン三世』などで助監督や絵コンテを担当し、『アンパンマン』で初監督を務めた『篠原俊哉』さんです。篠原俊哉さんは全4作の犬夜叉映画全ての監督をされていたのですよ。
富山県に本社を置く『ピーエーワークス』が制作する作品に参加することが多く、『黒執事(しつじ)』や『戦う司書』シリーズで監督を務めました。アニメ界では有名な監督さんで、一度は見たことのあるアニメが多いですね!
隅沢克之さんとは?
天下覇道の剣の脚本(きゃくほん)を書いたのは、さまざまなアニメや小説の脚本や構成を作成している『隅沢克之』さんです。犬夜叉の映画のほか、2020年から放送を開始した『半妖(はんよう)の夜叉姫(やしゃひめ)』のシリーズ構成も行っています。
その他にも、『サザエさん』、『ドラゴンボール』、『ドラゴンクエスト』、『ガンダム』など超有名作品の脚本やシリーズ構成を担当しています。引く手あまたの脚本家なんですよ!
『天下覇道の剣』ネタバレを公開!

ここからはいよいよ映画のネタバレを紹介します。気になる方はぜひこのまま読んでほしいです!まだ映画を見ていない方は、これを読む前に映画で楽しんでくださいね!
犬夜叉と叢雲牙の出会い
現代、日暮神社で発見された自我を持つ『叢雲牙』の封印が解かれ、地面に刺さった剣を抜こうとした犬夜叉が近づきます。しかし、犬夜叉は剣の力に飲み込まれそうになりますが、暴走する叢雲牙を持ったまま戦国時代へ戻ることに・・・。
戦国時代で叢雲牙の力を抑えましたが、その様子と叢雲牙の気配を殺生丸は感じていました。犬夜叉の後を追うかごめたちは、戦国時代で犬夜叉が倒した鬼に遭遇(そうぐう)してしまいます。
叢雲牙に斬(き)られると魂(たましい)のないまま蘇(よみがえ)ってしまうため、かごめたちはその鬼に襲(おそ)われそうになるのです。
犬夜叉と殺生丸の戦い
叢雲牙を持つ犬夜叉と殺生丸が出会い、さっそく戦いに発展します。叢雲牙を使う犬夜叉は強く、殺生丸も苦戦気味で、犬夜叉は剣の影響で力が制御できなくなってしまいます。そこをかごめよって助けられ、叢雲牙はどこかへ行ってしまいます。
叢雲牙は途中で、以前犬夜叉が切り落とした殺生丸の左腕を拾い、刹那猛丸(せつなのたけまる)を生き返らせていました。刹那猛丸を倒すには、犬夜叉と殺生丸が力をあわせて叢雲牙を封印する必要があります。
刹那猛丸は犬夜叉の父と死闘(しとう)を繰り広げており、犬夜叉にも恨(うら)みを持っていました。叢雲牙と刹那猛丸は城を乗っ取り、かごめたちをさらいます。いよいよ犬夜叉たちとの戦いが始まるのです!
映画の見どころ!最終決戦!
叢雲牙を持った刹那猛丸を止めに犬夜叉と殺生丸もそれぞれ城に乗り込むことに!かごめたちのピンチを救うべく、2人は争いながら共闘(きょうとう)し刹那猛丸と戦います。
最後は犬夜叉の強い人間の心に負けて成仏し、叢雲牙も2人の攻撃によって壊された上に悪霊が消滅、冥界へと送られて封印されました。
感想は?

映画が公開された当時の声や、映画を見たファンの声を集めてみました!
- 多分人生で一番好きな映画。もう30回は観たと思う。何回みても最高!!
- 犬夜叉も好きだけど殺生丸も好き
- 殺生丸と犬夜叉の父親に対する思いやお互いに対する思いが知れる
一部ですが、犬夜叉と殺生丸の関係が深く関わるストーリーになっているので、この関係性にグッと来た方が多かったようです。特に映画の4作品の中で一番人気と言われているので、見ていない方はぜひご覧ください!
そして、この映画の主題歌が知りたいという方は、犬夜叉『天下覇道の剣』の主題歌は誰が歌っている?徹底解説します!で紹介しています★
まとめ
- 天下覇道の剣は2003年に公開された大人気映画
- 公開された翌年には書籍化も
- 扱えないほどの妖刀が登場
- 最後の戦闘シーンが見どころ!
- 感想も殺生丸のかっこよさが中心
今回は犬夜叉の映画『天下覇道の剣』のネタバレを紹介しました!これを読んでも一度映像を見たくなりますよね。特に戦闘シーンは言葉では表すことのできない、百聞は一見にしかずです!
レンタルショップや動画配信サービスで確認できますので、一度検索してみてください♪きっとさらに犬夜叉が好きになることでしょう!
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