漫画界の中で『呪術廻戦(じゅじゅつかいせん)』が話題になっていますよね!
コミックスは2021年5月の時点で、何と累計発行部数(るいけいはっこうぶすう)は5000万部を突破し、どの書店でも売り切れ続出の作品なのです。またグッズも入手するのが困難で、まさに社会現象にもなりつつあります。
なぜ【呪術廻戦】が人気なのか?今回は人気の理由とおすすめシーンなど【呪術廻戦】について色々とまとめていきたいと思います。まだ読んでいないという方に興味をもってもらえると嬉しいです!
【呪術廻戦】の概要(がいよう)
【呪術廻戦】は『週刊少年ジャンプ』で2018年14号から連載が始まった芥見下々(あくたみげげ)先生初の長期連載作品です。
主人公の虎杖悠仁(いたどりゆうじ)が、『ある出来事』をきっかけに邪悪(じゃあく)な『呪霊(じゅれい)』と闘う『呪術師(じゅじゅつし)』となり、仲間と助け合いながら呪霊達と闘っていくダークファンタジーバトル漫画なのです。
そして『全国書店員が選んだおすすめコミック2019』で一般部門のランキングベスト15が発表され、1位に選ばれるなど連載当初から注目されていたんですよ。
呪術廻戦のあらすじ
ここで、気になるあらすじをご紹介しますね!
2018年6月の宮城県仙台市から物語は始まる。 常人(じょうじん)離れした身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁は、両親の顔を知らず祖父に育てられた。
祖父が亡くなった夜、虎杖の学校に眠る『呪物(じゅぶつ)』の封印が解かれ、人を襲う化物(ばけもの)・呪霊が現れてしまう。虎杖は『呪物』回収のために現れた呪術師の伏黒恵(ふしぐろめぐみ)と共に、取り残された先輩を救うため校舎へ乗り込む。
そこで窮地(きゅうち)に追い込まれてしまい、虎杖は力を得るため自ら呪物『宿儺(すくな)の指』を食べ、特級呪物(とっきゅうじゅぶつ)・両面宿儺(りょうめんすくな)となる。 その後虎杖は『宿儺の器(うつわ)』として呪術師に捕らえられ、死刑を宣告される。
しかし、特級呪術師(とっきゅうじゅじゅつし)の五条悟(ごじょうさとる)の提案により、『すべての宿儺の指を食してから死ぬ』という猶予(ゆうよ)が与えられ、かくして虎杖は都立呪術高専(とりつじゅじゅつこうせん)に入学し、呪術師としての人生をスタートさせる。
普通の高校生だった虎杖悠仁が呪術師として、敵である夏油傑(げとうすぐる)達邪悪な呪詛師や呪霊達と闘う、まさに『少年ジャンプ』王道的作品なのです。
【呪術廻戦】人気の理由は何?
【呪術廻戦】の人気の理由は一体何なのでしょうか?ここで考察(こうさつ)していきましょう!
少年ジャンプの王道的作品
『少年ジャンプ』の3つのキーワードをご存知ですか?少年ジャンプは『友情・努力・勝利』の3つから成り立っています。【ONEPIECE(ワンピース)】の『ルフィ』も、【鬼滅の刃(きめつのやいば)】の『炭治郎(たんじろう)』も初めから強くはなかったですよね!
その他『仲間の存在』もあり、みんなでチームとなって闘っています。そして『勝利』を勝ち取る、そんなキーワードが少年ジャンプにはあるのです。
【呪術廻戦】はまさにこの『友情・努力・勝利』が詰まった王道的作品と言えます。主人公は初め強くはないですが、仲間と共に悪に立ち向かい勝利を勝ち取るところが少年ジャンプのキーワードに沿(そ)って、描かれているのです。
『呪い』を使って闘う
『呪い』と聞くと「怖そう」といったネガティブな印象があったり、あくまでフィクションだと考えたりする人も多いと思います。ですが実は身近にある『約束』なども場合によっては呪いになってしまうことが、この作品では描(えが)かれているんです。
虎杖の祖父が「オマエは強いから人を助けろ」という言葉を遺(のこ)して亡くなります。これによって虎杖にとって大事な人との守り抜きたい約束であると同時に、常に意識し続けることになる『呪い』であるともいえますよね。
そう考えてみると、『呪い』は意外と誰もが抱えているものかもしれないと気づかされます。ファンタジー関わらずどこか親近感が湧(わ)くはずですよ。
個性豊かなキャラクター
あとは何といっても『個性豊かなキャラクター』がたくさん出てくるところでしょうか。
【呪術高専1年生】
- 虎杖悠仁
- 伏黒恵
- 釘崎野薔薇(くぎさきのばら)
【呪術高専2年生】
- 禪院真希(ぜんいんまき)
- 狗巻棘(いぬまきとげ)
- パンダ
- 乙骨憂太(おっこつゆうた)
【呪術師】※呪術を行う者のことで、呪師やまじない師ともいう。
- 五条悟
- 七海健人(ななみけんと)
- 日下部篤也(くさかべあつや)
- 冥冥(めいめい)など
【呪詛師】※呪術を用いて人に危害(きがい)を加える人間のこと。
- 夏油傑
- 菜々子(ななこ)と美々子(みみこ)
- ミゲルなど
【呪霊】※恨みや後悔、恥辱(ちじょく)など、人間の身体から流れた負の感情が具現化(ぐげんか)し意思をもった異形(いぎょう)の存在。
- 真人(まひと)
- 漏瑚(じょうご)
- 花御(はなみ)など
【呪物】※呪われた品物、あるいは呪いを為(な)すための品物。
- 両面宿儺
この他にもたくさんのキャラクターがいるのですが、どのキャラクターも『個性豊かな』キャラクター達ばかりなのです。しかも人類だけでなくパンダがいるところが面白いですよね!ちなみに呪術高専には虎杖がいる『東京校』ともう1つ『京都校』という姉妹校(しまいこう)もあります。
こちらの生徒たちもかなり個性豊かで面白いメンバーが揃(そろ)っているんですよ♪キャラクターの詳しい紹介などについては、随時公開していきますので、楽しみに待っていて下さいね!
【呪術廻戦】おすすめシーンをご紹介!
ここからは【呪術廻戦】のおすすめシーンをご紹介したいと思います。どちらも人気があるエピソードですよ!
京都校交流会編(4巻32話 – 7巻54話)
交流会当日、虎杖は伏黒達と合流します。 1回戦である団体戦に飛び入り参加した虎杖は、京都校で最強の3年生・東堂葵(とうどうあおい)と闘うことになります。
1回戦が始まり、早速虎杖は東堂と対峙(たいじ)します。最初は一方的に虎杖を痛めつけていた東堂でしたが、突如(とつじょ)虎杖を『親友』と呼び、徹底的に指導を施(ほどこ)すことになるのです。
一方京都校は学長・楽巌寺嘉伸(がくがんじよしのぶ)の差し金で『宿儺の器』である虎杖の抹殺(まっさつ)を目論(もくろ)んでいたのです。
虎杖抹殺計画と呪詛師侵入
楽巌寺の指示通り、他の京都校の生徒が虎杖の抹殺を試(こころ)みますが、東堂と東京校の妨害(ぼうがい)により失敗し、そこから東京校と京都校の本格的な呪術戦が始まるのです。
その最中に『呪い』を使って日本を変えようとしている夏油傑と手を組む呪霊や呪詛師が高専に侵入(しんにゅう)し、特級呪霊・花御(はなみ)が生徒達と交戦します。
伏黒を始めとする多くの者達が戦闘不能となりますが、虎杖・東堂の連携攻撃(れんけいこうげき)により、花御は瀕死(ひんし)の状態となり、さらに五条が参戦して花御は撤退(てったい)します。
呪霊・真人の特級呪物奪取(だっしゅ)と交流会2回戦目が野球に変更?
その頃、夏油と手を組んでいる特級呪霊(とっきゅうじゅれい)の真人は高専が保管していた特級呪物を奪取して撤収(てっしゅう)しました。
交流会2回戦は本来個人戦のはずが、五条の提案により急遽(きゅうきょ)野球に変更され、2-0で東京校が勝利します。その結果、2018年の交流会は東京校の優勝で幕を閉じるのでした。
渋谷事変(しぶやじへん)編 (10巻83話 – 16巻163話)
2018年10月31日、渋谷駅周辺に特殊な帳(とばり)が張られ、一般人が閉じ込められてしまいます。 これに対し、高専は五条悟単独で渋谷に留(とど)まることを決定します。
それと同時に昇級査定中の伏黒、釘崎と真希、パンダ、そして虎杖達は一級呪術師の七海建人、禪院直毘人(ぜんいんなおびと)、日下部篤也、冥冥とともに渋谷に派遣(はけん)されます。
その頃渋谷駅の地下5階に潜入(せんにゅう)した五条は、漏瑚ら呪霊たちと対峙していました。両者は一般人の群衆(ぐんしゅう)の中で戦いを始め、最終的に五条は生きた結界・獄門彊(ごくもんきょう)によって封印されてしまうのです。
夏油は偽物だった!?五条奪還(だっかん)に向けて戦闘が始まる
また今まで夏油傑と呼ばれていた人物は、実は夏油傑の肉体を奪った偽物(にせもの)であることが判明したのです!
五条の抵抗によって獄門彊を動かせない中、偽夏油一派(にせげとういっぱ)内では『宿儺の器』である虎杖の扱いについて意見が分かれ、虎杖をめぐる争(あらそ)いを始めることになります。
そんな中、亡くなる前に京都校のメカ丸が残した傀儡(くぐつ)が起動します。傀儡は虎杖達に五条の封印と偽夏油達の存在を伝え、虎杖達は五条奪還に向けて渋谷駅の地下5階を目指すのでした。この渋谷事変編は全部で53話もあり、それだけ凄(すさ)まじい内容でしたよね。
まとめ
- 漫画界で話題となっている漫画は『呪術廻戦』
- 2021年5月時点で累計発行部数は5000部を突破
- 『呪い』を使って闘うダークファンタジーバトル漫画
- 少年ジャンプの王道的作品といえる
- 個性豊かなキャラクターが多数登場
- 『京都校交流会編』と『渋谷事変編』が人気のエピソード
今回は【呪術廻戦】について、色々とまとめてみました。よく【鬼滅の刃】と比較され、【呪術廻戦】が【鬼滅の刃】のネクストブレイクとか言われていますが、どちらも時代背景やテーマが全く異なり、一緒にされるのはどうしてかなーと思ってしまいます。
それだけ両方の作品が社会に影響を与えているからかもしれませんよね。「両方の作品も好き♪」という方もたくさんいらっしゃることでしょう。
この記事を書いている2021年6月、作者の芥見下々先生が体調不良で休載(きゅうさい)をされますが、ゆっくりと休んで頂き、また虎杖達の活躍が見れることを皆さん待っていましょうね!
コメントを残す