今、その圧倒的な面白さから日本中でファンを獲得(かくとく)している漫画『呪術廻戦(じゅじゅつかいせん)』には、多くの魅力的(みりょくてき)なキャラクターが登場します。
中でも、15歳の若さで二級呪術師(にきゅうじゅじゅつし)の肩書きを持つ伏黒恵(ふしぐろめぐみ)は、そのクールな見た目と素っ気ない性格から、特に女性から絶大な人気を集めているのですよ♪
そんな恵は、呪霊(じゅれい)との戦闘(せんとう)の際に式神を召喚してバトルを繰り広げます。中でも多く召喚していたのが、式神・玉犬(ぎょくけん)です。そこでここからは、この玉犬について詳しく解説していきます!この記事を通して玉犬の魅力を感じてもらえたら幸いです!
呪術廻戦とは

はじめに『呪術廻戦』について簡単な説明をしますね♪呪術廻戦は、『東京都立呪術高等専門学校』の続編として週刊少年ジャンプで連載中のダークファンタジー漫画です。作中では、呪いを具現化した存在である呪霊と、呪術を扱う呪術師の闘い(たたかい)がえがかれています。
作者の芥見下々(あくたみげげ)さんが描く緻密(ちみつ)なストーリーや迫力ある戦闘シーンの描写(びょうしゃ)は、性別や年齢を問わず多くの読者の心をわしづかみにしているんです。2021年12月には映画も公開予定で、まさに「国民的」漫画のひとつといえる作品です!
2020年10月から2021年3月にはテレビ放送もされていました。アニメになっても本当に面白いのか、『呪術廻戦』の評価を紹介します!アニメ化されて評価は上がった?にまとめましたので、映画が公開される前にぜひチェックして下さいね。
クールな15歳、伏黒恵

次に玉犬の紹介に入る前に、その玉犬を操る伏黒恵についてもふれてみましょう。恵は、東京都立呪術高等専門学校の一年生で、15歳の若さで二級呪術師の肩書きを持つ少年です。禪院家(ぜんいんけ)の血を引き、高い戦闘センスを持つ恵は、1年生で唯一単独での行動が許可されています。
禪院家
恵の家門(かもん)である禪院家は、呪術界御三家のひとつであり、長い歴史と権力を持ちます。そして恵は、この家門の次期当主(家を治める人)と期待されており、権力争いで恵がどう振る舞うかにも期待大です。
恵は「少しでも多くの善人が平等を享受(きょうじゅ)できるように、俺は不平等に人を助ける」という名言を残しています。かっこいいですね♪他にも恵は数多くの名言を私たちに残しており、呪術師であると同時に名言クリエイターとしても強い印象を与えています。
そんな恵の戦闘スタイルは、術式「十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)」によって召喚した式神を使って呪霊を倒していく、というものです。なんだかちょっと読みづらいですが、実はこの術式、とんでもない威力とバラエティーを持つ術式なんですよ?
術式・十種影法術

十種影法術は、両手で影絵を作ることでその影絵に対応した式神を召喚する術式です。この術式は、禪院家から恵が受け継いだ術式で、現在恵以外に十種影法術を操る後継者がいません。そんな強力な術式ですので、特級呪霊・両面宿儺(りょうめんすくな)からも一目置かれています。
名前にもあるように、十種影法術は合計10種類の式神を召喚することができます。ひとつずつ挙げていきましょう。
- 玉犬・白
犬の式神。後ほど詳しく解説。 - 玉犬・黒
犬の式神。後ほど詳しく解説。 - 玉犬・渾
犬の式神。後ほど詳しく解説。 - 蝦蟇(がま)
カエルの式神。舌を使った攻撃が特徴的。 - 大蛇(おろち)
巨大なヘビの式神。 - 鵺(ぬえ)
仮面をつけた鳥の式神。移動手段として活用。 - 脱兎(だっと)
うさぎの式神。攻撃力はほとんどない。 - 魔虚羅(まこら)
頭が蛇で体が人間の、最強の式神。 - 満象(ばんしょう)
象の式神。鼻から大量の水を放出し攻撃。 - 不知井底(せいていしらず)
鵺と蝦蟇を合体させた式神。破壊されても復活できる。
これだけ多くの、見た目も能力も異なる式神が恵の戦闘をサポートしてくれます。どれも魅力的な式神なのですが、恵が特に召喚していたのが、まさに今回紹介する玉犬なのです。
玉犬とは

十種影法術のうち、両手で犬の横顔の影を作ることで召喚されるのが、犬をモチーフにした式神・玉犬。見た目は犬というより狼のような鋭い眼光を持っており、毛並みは怒り猛(たけ)った時の猫のようです。この玉犬にはいくつか種類があり、その毛の色から白と黒に区別されます。
まず白は、恵が最も召喚した式神です。犬としての能力を兼ね備えており、カミツキなどで攻撃します。さらに、玉犬はその鋭い嗅覚を生かした探知能力、探索能力に長けており、もし呪霊が近くにいれば恵に伝えたり、それまで通った道を完璧に把握することで恵をサポートしてくれます。
白とは対照的に真っ黒な毛並みを持つ玉犬・黒も登場します。白にも共通しますが、額に3つの玉模様があり、能力も白と同等です。戦闘では、よく白と黒が同時に召喚され、2体で恵をサポートします。もし玉犬が私たちの世界にいたら、警察犬として大活躍してくれそうですね☆
白の破壊

登場回数に比例するように人気を集めていた玉犬・白ですが、実はある戦闘で破壊されてしまいます。英集少年院(えいしゅうしょうねんいん)での任務中、恵は体育館内に拡げられた領域内での索敵のために白を召喚しました。
しかし、その少年院内にいたのは、特級呪霊という特級術師でした倒すことのできない最強の呪霊でした。つまり、二級呪術師の恵では、到底(とうてい)勝つことのできない呪霊だったのです。
むなしくも、その戦闘で白は完全に破壊されてしまいました。さらに悲しいことに、式神は一度破壊されると復活できないとされているため、これが白の最期の出演シーンとなったのです。あまりに急な展開に、当時は白の破壊を受け入れられないファンも多かったことでしょう。
白の破壊を嘆くファン続出

前述(ぜんじゅつ)の通り、玉犬・白は特級呪霊との戦闘で残念ながら破壊され、帰らぬ犬となりました。式神の中でもダントツの人気を誇った白の破壊には、ネット上でも復活を待ち望む声が多くあがっています。
- 「玉犬白復活しねえかなあ」
- 「玉犬の白ちゃんって壊されちゃったからもう復活しないのかな…悲しい…」
- 「玉犬(白)復活しないんだもんね、受け継がれたんだもんね…あぁ…白…」
- 「玉犬白ちゃん復活待ってる」
やはり白の復活を希望する声が多いですね!作者の芥見さんは今後、「掟破り(おきてやぶり)」の式神復活を描くことはあるのでしょうか?
このように、白との別れに読者が悲しむのも束の間、破壊された白の術式と力を受け継いだ玉犬・黒が、実は新しい式神へと生まれ変わっていたのです。
玉犬・渾

白が破壊された後、その術式と力が黒に受け継がれ生まれた式神が、玉犬・渾(こん)です。額には6つの紋様(もんよう)が刻まれ、カッと見開かれた目に鋭い牙が特徴的。ど迫力の巨体を後ろ足で支え、前足の鋭い爪で攻撃する様は犬というより狼男と表現したほうがよいでしょう。
『交流会場』では、特級呪霊・花御(はなみ)に傷をつけるなど、白や黒すらも凌駕(りょうが)する攻撃力を見せつけました。見た目の迫力通りのその強さからは、今のところ呪霊に敗れ破壊される未来は全く想像できません!
まとめ
- 伏黒恵は15歳の若さで二級呪術師
- 玉犬は恵の術式「十種影法術」によって召喚される式神
- 玉犬には白と黒の2種類が存在
- 白は破壊され、復活することはない
- 白の復活を待ち望むファン多数
- 白の破壊後、第3の玉犬・渾が誕生
ここまで、『呪術廻戦』に登場する式神・玉犬について詳しく解説してきました!呪術師だけでなく、そのサポートをする式神にも強い個性が溢れており、観る側の楽しみも倍増しますね♪
残された式神とともに歩む恵の闘いぶり、そして破壊されてしまった白の力を受け継ぐ渾のこれからの活躍にますます目が離せません!
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