どんどん気温も暑くなってきて、いよいよ本格的に夏に近づいてきましたね。夏といえばセミやクワガタなどの昆虫を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
多くの虫たちが生息する夏ですが、実はあの強烈な臭(にお)いを放つカメムシも7月頃によく繁殖(はんしょく)するそうなんです・・・!あの強烈(きょうれつ)な臭い、苦手な人も多いですよね?
今回はそのみんなを悩ませるカメムシの種類の中でも茶色くて小さいカメムシ『マルカメムシ』に焦点(しょうてん)を当てて、カメムシの駆除(くじょ)方法や予防方法などを見ていきたいと思います!
カメムシにはたくさんの種類がある?茶色くて小さい『マルカメムシ』とは

ひと口にカメムシと言っても種類は色々あるようですが、マルカメムシはその中でも茶色く体が小さいのが特徴です。
- 和名:マルカメムシ
- 階級:カメムシ目カメムシ亜目マルカメムシ科
- 活動時期:4月-10月
- 家庭での主な生息場所:ベランダ、洗濯物干場、網戸など
- 生息地:本州、四国、九州
- 体長:5.0mm-5.5mm
- 寿命:約1年
マルカメムシは極端に寒い北海道や極端に暑い沖縄などには生息せず、主に本州で見かけることの多い昆虫です。なんと、自分が放つ強烈な臭いに自分自身が死んでしまうこともあるそう・・・。
そして、動きは鈍(のろ)く、アケビや大豆などのマメ科の食べ物が大好きだそうです。自分の臭いで死んでしまうってなんか残酷(ざんこく)ですね・・・。
そんな種類が多いカメムシですが、具体的にどんなカメムシがいるのでしょうか。
代表的なカメムシ
①ツヤのある鮮やかな赤色の背中が特徴!オオキンカメムシ
体長は20-25mmで背面が丸く盛り上がっています。鮮やかな赤色の背中が特徴で、表面はツヤがありなんと虹色に輝くんだそうです。黒の大きな斑点(はんてん)が特徴的ですが、これは突然変異によるものが大きいそうですね。
私は間近で見たことはないですが、鮮やかな赤が虹色に輝く様子は綺麗でしょうね〜!
②ハートマークを背負う可愛いカメムシ!?エサキモンキツノカメムシ
実は背中にハートマークを付けたカメムシがいるのをご存知ですか?体長は10-14mm程度の小さな茶褐色(ちゃかっしょく)。一見何の変哲(へんてつ)もないカメムシに見えますが、背中の真ん中辺りに小さなハートマークがあるんだそうです!
カメムシなのに背中にハート?珍しいしなんとなくカメムシらしくないというか・・・本当は出くわしたくありませんが、そんな可愛いカメムシがいたら見てみたくなりますね(笑)
③強い管を持つ美しい緑色の背中の持ち主!ツノアオカメムシ
体長は17-24mmで7月から9月にかけてよく見られる、光沢のある緑色の背中が美しいカメムシ。甘いものが好きだそうで、径30cmにもなる管(くだ)でカエデの樹木から樹液を吸っているそう。
あのカエデのなかなか厚い樹皮(じゅひ)に管を刺して樹液を吸うってすごいですね。相当強い管を持っているんでしょうね・・・!
代表的なカメムシとして、色鮮やかなカメムシをいくつか紹介しましたが、いよいよ本題に入って茶色く小さい『マルカメムシ』に焦点を当ててみたいと思います。
マルカメムシってどんな虫?対策はあるの?

マルカメムシは体が丸いのが特徴で、茶色く5-5.5mmほどの小さなマルカメムシ科に属するカメムシです。春頃になるとマメ科など様々な植物の茎や葉裏(はうら)に群がって汁を吸うそうで、マルカメムシは日常生活の中でも一番見ることの多いカメムシではないでしょうか。
カメムシが臭い液を出すのには理由があり、それは生命の危機を感じたときに自らの体を守るために分泌(ぶんぴつ)したり、仲間に敵が来たことを知らせるために分泌するそうです。
なんと、その分泌液に触れると眼炎や皮膚炎などを引き起こしてしまう危険があるそうなんです・・・!その危険に触れないようにするためには、その臭い分泌液を出す前に駆除する必要があります。では、どのように駆除すればいいのでしょうか?また、対策はあるのでしょうか?
オススメの駆除方法
とても簡単で効果的な駆除方法を紹介します!
①カメムシホイホイ
元々、山間部のアシナガバチやスズメバチなどの蜂に対して使われているもので、とても強力な方法です。ご家庭でとても簡単に作れるので、ぜひ利用してみてください!用意するものは以下の通りです。
- 1.5〜2mlの大きめのペットボトル
- 砂糖水
- カッター
大きめのペットボトルを上から3分の1のところでカットし、下の部分に砂糖水を入れます。そして上の部分を逆さにして密閉すれば完成です。ペットボトルの蓋(ふた)は開けておいてくださいね!カメムシが甘い匂いに誘われて、ペットボトルの中に入っていきます。
こんなに簡単にカメムシホイホイって作れてしまうんですね!私もカメムシ対策で作って玄関やベランダに置いておこうと思います。
②バルサン
これはペットがいないご家庭限定になってしまうのですが、バルサンを炊(た)くのもオススメの方法です。窓や扉を締め切った状態でしっかり炊いたら、その後は通気口(つうきこう)から侵入してくるカメムシを防ぐために、エアコンや換気扇を付けましょう!
私はペットを飼っているのでバルサンは炊けませんが、この方法はカメムシだけじゃなくゴキブリやダニなど色んな虫に効果があるので、いいですよね!
カメムシ除けに効果のあるもの
ハーブの中の『アップルミント』や『カモミール』などはカメムシ除けに効果のある植物なんだそうです。ベランダや庭などに植木鉢に入れたアップルミントやカモミールを置いておくと、カメムシが家の周りに来ることを防ぐことができます。
家の中に入ってくるのを防ぐことのはもちろん大切ですが、まず家の周りにカメムシが寄ってくるのを防ぐのもかなり効果的だと思います!
まとめ
- カメムシは甘い匂いに寄ってくる
- マルカメムシは最も身近で見る機会の多い小さなカメムシ
- 分泌液に触れると目や皮膚に炎症を起こしてしまうことがある
- カメムシホイホイを作ったりバルサンを使うのがカメムシを追い払うのに効果的
- アップルミントやカモミールなどのハーブで周囲にカメムシを寄せ付けないことが大切
カメムシは色々な種類がいますが、あの臭〜い分泌液には目や皮膚に炎症を起こす成分が含まれています。そんな危険なカメムシを追い払うにはカメムシホイホイを作ったり、ハーブ系の植物を置いておくのがいいということがわかりました。
みなさんも暑くなってくるこの時期に、カメムシ対策をしっかりして洗濯物や自分、家族をカメムシから守りましょう!
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