鬼滅の刃に登場する四字熟語をご紹介!あのセリフはこんな意味だった!

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大人気漫画『鬼滅の刃』の作中では、多くの四字熟語が使われていることをご存じですか?伊之助のセリフの1つ【猪突猛進】は多くの方が一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

他にも、日常的に使える四字熟語からあまり耳にすることが無いようなものまで、多くの四字熟語が登場しているのですよ!そこで今回は、鬼滅の刃で使われている【四字熟語】に注目していきたいと思います。

これから漫画本を読む方や、アニメを観て原作を読み返したくなった方は、四字熟語の意味を考えながら読んでみても面白いかもしれませんよ。

鬼滅の刃で使われた四字熟語を一覧でご紹介

まずは、どのくらいの種類が使われているのか一覧でみてみましょう。ご自身で意味を知っている四字熟語はいくつありますか?

生殺与奪(せいさつよだつ) 笑止千万(しょうしせんばん) 問答無用(もんどうむよう)
九分九厘(くぶくりん) 猪突猛進(ちょとつもうしん) 縦断無尽(じゅうおうむじん)
融通無碍(ゆうずうむげ) 自画自賛(じがじさん) 一生懸命(いっしょうけんめい)
四六時中(しろくじちゅう) 冷酷無情(れいこくむじょう) 四方八方(しほうはっぽう)
全身全霊(ぜんしんぜんれい) 二束三文(にそくさんもん) 一目瞭然(いちもくりょうぜん)
迷惑千万(めいわくぜんばん) 罵詈雑言(ばりぞうごん) 禍福糾纆(かふくきゅうぼく)
不眠不休(ふみんふきゅう) 喜怒哀楽(きどあいらく) 自業自得(じごうじとく)
過大評価(かだいひょうか) 杓子定規(しゃくしじょうぎ) 自由自在(じゆうじざい)
再起不能(さいきふのう) 如是我聞(にょぜがもん) 心頭滅却(しんとうめっきゃく)
因果関係(いんがかんけい) 自暴自棄(じぼうじき) 唯一無二(ゆいつむに)
正々堂々(せいせいどうどう) 荒唐無稽(こうとうむけい) 疲労困憊(ひろうこんぱい)
匪石之心(ひせきのこころ) 一刀両断(いっとうりょうだん) 五臓六腑(ごぞうろっぷ)
天変地異(てんぺいちい) 地盤沈下(じばんちんか) 突然変異(とつぜんへんい)
武運長久(ぶうんちょうきゅう) 四角四面(しかくしめん) 生生流転(せいせいるてん)
千載一遇(せんざいいちぐう) 二人三脚(ににんさんきゃく) 極悪非道(ごくあくひどう)
有象無象(うぞうむぞう) 天涯孤独(てんがいこどく) 報恩謝徳(ほうおんしゃとく)
不協和音(ふきょうわおん) 百世不磨(ひゃくせいふま) 後生可畏(こうせいかい)
輪廻転生(りんねてんせい)    

実は52個もの四字熟語が使われていたのです。普段の会話で使われる言葉もあれば、聞きなれない言葉もありましたよね。

作中では、セリフで使われていたり技の名前、単行本のおまけページでしか登場しないなど、様々な形で使われていました。実際にどのような場面で使われていたのか、エピソードと共にご紹介していきます。

四字熟語の意味をエピソードと共にご紹介

では実際に、エピソードと共に四字熟語の意味をみていきましょう。このシーンはこういう意味だったんだ!と新たな発見があるかもしれませんよ。

冨岡義勇(とみおかぎゆう):生殺与奪

第1巻、鬼になった禰豆子(ねずこ)を切らないでくれ!と義勇に土下座する炭治郎に向けて、義勇が「生殺与奪の権(けん)を他人に握らせるな!!」と一喝(いっかつ)する場面での言葉です。

生殺与奪

生かしたり殺したり、与えたり奪ったり、どうしようと自分の思うままであること。

生殺与奪は、作中で1番最初に登場した四字熟語となります。セリフをかみ砕いてみると、「自分の人生の主導権を他人に握らせるな」といった感じでしょうか。

妹を殺されたくなければ、丸まって命乞いするのではなく自分で守れ!という柱である義勇の正義からきた言葉に、炭治郎は覚悟を覚えたシーンでした。

珠世(たまよ):武運長久

第3巻、鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)を倒す為の薬の研究をしている珠世から、戦いの間禰豆子を自分の元で預かるという提案に対して、断った炭治郎に向けて言った言葉です。

武運長久

戦場での幸運が終わることなく、いつまでも続くこと。

戦場に禰豆子を連れていくという炭治郎に珠世は「武運長久を願います。」と、2人の覚悟に対してどうか生き残って帰ってきてほしいと祈りを込めた、珠世の優しさが伝わる言葉でした。

伊之助:猪突猛進

第3巻、伊之助の初登場シーンに使われた四字熟語です。伊之助の登場シーンといえば、イノシシの被り物をした、敵なのか味方なのかもわからない”何者か”が突如現れた印象的なシーンのひとつですよね。

猪突猛進

ほかの事を考えることなく、ただひたすら目標を目指して全力で突き進むこと。

登場シーン以外でも、多くの場面で猪突猛進で突き進む伊之助が描かれていました。その自由な伊之助と生真面目な炭治郎との掛け合いは、思わずクスっと笑ってしまいましたよね。

炭治郎:生生流転

第5巻、那田蜘蛛山(なたぐもやま)で下弦の鬼である累との戦いで、回転を増すごとに威力が増幅する【水の呼吸 拾(じゅう)ノ型 生生流転】という連続技の名前で登場しました。

生生流転

すべてのものは絶えず生まれ変わり変化していくこと。

1撃目より2撃目、2撃目よりも3撃目と威力が増して、より強い斬撃(ざんげき)になっていくこの技は、四字熟語の意味ともぴったりあっていますよね。

何事も常に変化していくこの世の中で、私たちも成長しつづけなければいけないと感じさせてくれる言葉です。

妓夫太郎(ぎゅうたろう):罵詈雑言

2021年12月より始まった、鬼滅の刃2期アニメ【遊郭(ゆうかく)編】に登場する妓夫太郎の最後の回想シーンで使われた言葉です。

罵詈雑言

きたない言葉で悪口を並べ立ててののしること。

先天性の梅毒(ばいどく)による、生まれもった血の染みのような痣(あざ)やギザギザの歯。妓夫太郎は人間であった幼少期から耐え難い言葉を浴びせられて育った生い立ちがあります。

そのせいか死ぬ間際、「この世にある罵詈雑言は全て俺のために作られたようだった」と言っていました。きっとそう思ってしまうほど周りの心ない言葉に傷ついてきたのではないでしょうか。

産屋敷耀哉(うぶやしき かがや):杓子定規

第14巻、時透無一郎(ときとうむいちろう)は毒による痺れでもう戦うことが無理だと諦めかけた時に、お館様である産屋敷耀哉の「杓子定規にものを考えてはいけないよ」という言葉を思い出し、再び戦いの場に向かった時に登場した言葉です。

杓子定規

何でも1つの規則・標準に当てはめて処理しようとすること。融通がきかないやり方や態度。

自分の基準で物事を判断したり決めつけたりせずに、いろいろな可能性やまわりの意見も聞いて判断しようといった感じでしょうか。

どうしても自分基準で物事を決めがちですが、たまにお館様の「杓子定規にものを考えてはいけないよ」の言葉を思い出してみると、違った考え方ができるようになるかもしれませんね。

作者【吾峠 呼世晴(ごとうげこよはる】: 報恩謝徳

第15巻、最終ページで作者の吾峠呼世晴さんが読者へ送ったメッセージで登場した言葉になります。

報恩謝徳

受けた恩義や徳に対して感謝の気持ちを持ち、見合ったお返しをすること。

作中だけでなく、読者への感謝も四字熟語で表していたんですね。より詳しい内容が知りたい方は、是非15巻をご覧ください♪

悲鳴嶼行冥(ひめじまぎょうめい):百世不磨

第19巻、上弦の壱(いち)・黒死牟(こくしぼう)との戦いで、【不死川実弥(しなずがわさねみ】と【時透無一郎】はまったく歯が立たず苦戦している時に使われた言葉です。

百世不磨

いつまでも消えることなく存在し続けること。

2人が苦戦している所に、柱最強の男【悲鳴嶼行冥】が「我ら鬼殺隊は百世不磨」のセリフと共に登場しました。鬼殺隊は鬼になど絶対に負けず、絶対に倒す!という強い信念が伺えるセリフですよね。

第20巻173話タイトル:匪石之心(ひせきのこころ)

黒死牟との戦いに柱3人と不死川玄弥(しなずがわげんや)の4人で挑むも苦戦を強いられていました。そしてそれぞれ自分の死をも覚悟していたのです。しかしそんな中でも心に強く思った言葉のなります。

匪石之心

自分の信念を堅く守り、けっして揺らぐことのない心のこと。

4人は鬼殺隊として、絶対鬼を倒す!決してあきらめない!いう強い思いが自分自身を奮い立たせ、限界のその先の強さを手に入れることができたのでしょう。

第20巻は物語の最後に向かって怒涛(どとう)の戦いが繰り広げられる、鬼滅の刃の原作の中でも人気がある巻になっています。匪石之心を感じながら読み返してみるのもおもしろいかもしれませんよ。

まとめ

  • 鬼滅の刃では52個の四字熟語が使われている
  • 四字熟語はセリフや技の名前、おまけページなどさまざまな箇所で使われている
  • 四字熟語の意味を理解しながら読むと、より世界観を堪能(たんのう)できる

鬼滅の刃の中で使われている四字熟語をご覧いただきましたが、知っている言葉はいくつありましたか?今回、作者による造語は含まれていませんが、造語も含めるともっとたくさん登場しているのですよ!

四字熟語の意味を知った今、より鬼滅の刃の世界観に没頭(ぼっとう)してみてはいかがでしょうか。今までと違った楽しみ方ができるかもしれませんよ。

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