高齢出産での二人目は何歳までが目安なの?リスクも紹介します

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今、仕事や趣味(しゅみ)に忙しい女性が増え、35歳以上で出産される方が多くなっています。40歳後半でも出産するケースも珍しくなく、ギネスに載っている世界最高齢の出産は66歳になります!体力的、精神的にも大変なのに60代で出産なんてすごいですよね。

今回は高齢出産でのリスクや、二人目を妊娠するには何歳までがいいのか紹介していきます。年齢で出産を諦めている方や、今仕事や趣味が楽しいので結婚・出産はもうちょっと先でいいかな?と思われている方は是非こちらの記事を参考にしてみて下さい!

高齢出産の二人目は何歳が目安なの?

いま兄弟・姉妹のいる世帯が増えているのを知っていますか?子供がいる世帯の半分以上が2人以上子供がいると言われています。兄弟・姉妹って日常的に喧嘩(けんか)はよくしますし、金銭的にもお金がかかるので大変ですが、楽しい事もたくさんあるんです。

例えば悩み事があった時に相談できますし、友達のように遊び相手になってくれます。しかも家族を明るくしてくれますよね。でも高齢出産の場合、二人目は無理だと思われている方もいるかもしれません。では、高齢出産で2人目を出産したい時は、何歳が目安なのでしょうか?

二人目は何歳?

高齢出産での二人目出産の場合43歳までが目安と言われています。その理由には、自然妊娠や不妊治療でも自分の卵子(らんし)で妊娠したい場合、年齢による卵子も老化が原因で44歳以上だとほぼ0%になってしまう場合が多いからです。

生殖(せいしょく)可能年齢が過ぎて妊娠した場合、母体への負担が高く子供への障害がでるケースも見られています。そして日本産婦人科学会(にほんふじんかがっかい)では卵子提供による妊娠も45歳が上限となっているので、高齢出産の場合、早めに妊活をした方がいいでしょう。

高齢出産のリスクは?

ホルモンバランスや子宮・卵巣(らんそう)の状態を考えて妊娠適齢期は25歳~35歳と言われています。36歳以上は高齢出産となり身体の状態的にも受精しにくかったり、若い妊婦さんに比べ流産しやすかったり合併症(がっぺいしょう)のリスクが高まると言われています。

まずは高齢出産のリスクにはどんなものがあるのか確認してみましょう。

先天(せんてん)性異常のリスクが上がる

先天性異常にはダウン症などが入るのですが、25歳での出産では1251人に1人に対して40歳の出産では112人に1人と割合が高くなっています。

その原因として、受精卵(じゅせいらん)の細胞にある遺伝や性別の決定に重要な働きをする染色体(せんしょくたい)が、卵子の老化により異常が発生する事から先天性異常の確率が高まるとされています。

受精卵の染色体異常率は30~36歳で19%、37~41歳で46%と調査で分かっています。そのため先天性異常が多くなってしまうのです。

合併症が発症しやすい

『妊娠高血圧症候群』や『妊娠糖尿(とうにょう)病』などが発症しやすくなります。『妊娠高血圧症候群』は妊娠中に高血圧になってしまい母体に血管、臓器の障害が発生してしまう病気です。40歳以上で約8%とされておりこれは35歳未満の妊婦の約2倍にもなっています。

『妊娠糖尿病』とは体内の糖の代謝(たいしゃ)異常で35歳以上では30~34歳の2倍の発症率で年齢が上がるにつれて発症頻度が高くなってしまいます。二つの原因としては高齢になるにつれて、身体の健康を維持する力が弱まってしまっていることが原因と言われています。

難産(なんざん)になりやすい

出産が近づくにつれて子宮頸部(けいぶ)が柔らかくなり赤ちゃんを通りやすくするのですが、年齢を増すにつれて柔らかくなるまでに時間がかかってしまいます。

また、産まれる時に赤ちゃんが通るための産道(さんどう)が広がりにくく陣痛が弱すぎて、難産になるケースがあります。

リスクを下げるには?

高齢出産のリスクはたくさんありますが、リスクを下げる方法があります。妊娠前にも出来る事があるので、是非試してみて下さい!

葉酸(ようさん)をとろう

若い妊婦さんでも、ビタミンなどの栄養素の1つである葉酸を摂取(せっしゅ)する事を薦(すす)められるのですが、妊娠する前から摂取したほうが効果的だと言われています。葉酸を摂取する理由として『神経管閉鎖症候群』などの先天性の心疾患や自然流産などが減少すると報告されています。

必ずしも流産などを防げるというわけではありませんが、葉酸はサプリメントなどでも簡単に摂取できるので是非飲んでみるといいでしょう。

体重管理をしっかりする

高齢出産のリスクとして妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病がありましたが、肥満の方にも同様のリスクが高まると言われています。目安として体格指数(BMI)が25以上である方は、妊娠・出産まえに標準に戻しておくことをおすすめしています。

体重管理をし、あまり体重が増えないように妊娠前から心がけましょう。

妊婦検診で医師の指示に従うこと

医療機関では高齢出産のかたも無事に出産ができるよう全力でサポートしています。リスクをできる限り下げられるように検診(けんしん)の際には母体や赤ちゃんのことを細かく確認してもらいましょう。

自分の事より赤ちゃんの事が気になってしまいますが、母体も大事なので細かく医師に伝えてお母さんも赤ちゃんも元気に出産できるようちゃんと伝えて下さいね。

まとめ

  • 不妊治療や自然妊娠でも目安は43歳まで
  • 日本産婦人科学会での卵子提供による妊娠も45歳が上限
  • 高齢出産はリスクがある
  • 体調管理や葉酸摂取などでリスクを下げることができる
  • 妊娠したら医師に身体や子供のことを詳しく聞くこと

大変なことが多いイメージですが、年齢を重ねているからこそ精神的・経済的に安定し余裕をもって育児ができると言う声が多くあるので、必ずしもデメリットだらけでもありません。まずは体調管理などに気を付け卵巣機能を年齢以上に低下させない事が大事です。

『高齢出産で後悔しないためにも障害児について詳しく知っておこう』の記事にも高齢出産に向けての内容が書いてありますので、ぜひデメリットばかりではなく、明るい未来を考えながら前向きに妊活を考えてみましょう!

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