クワガタといえば、大人気のカブトムシのライバル!!と思っている私ですが、皆さんはクワガタについてどのようなイメージをお持ちですか?
意外と、ハサミ(実はあれ、アゴなのですよ)が2つあるとか、真っ黒とか、カブトムシの方がいいとか・・・色々ありますが、詳しく「クワガタっていうのはね」と語れる人はそれほどいないのでは?
そこで、クワガタって一体どんな虫?どうやって飼えばいい?そんな素朴な疑問をまとめちゃいました。これを読めば、クワガタの意外な姿が印象に残るかもしれません。それではどうぞ!
クワガタの生態や種類ってどうなっているのかな?

そもそもクワガタって虫はどれくらいいるんだろう?どこに住んでいるの?とハテナでいっぱいです。ちょっと簡単にまとめてみましょう。
- 種類:世界中で約1,500種類
そのうち約60%が東南アジアに生息。他はアフリカ大陸の熱帯域に多い。
- 分類:8つの亜科(あか)に分かれる
多くはクワガタムシ亜科に属(ぞく)している。
多くの種類がいるクワガタですが、日本にいるのは約13属40種類前後(2020年時点)です。その中でも、人気なのが『オオクワガタ』『ノコギリクワガタ』『ミヤマクワガタ』『コクワガタ』の4種となります。
特に、日本最大級の大きさを持つ『オオクワガタ』が大人気です。産地やサイズなどにこだわらなければ、ショップで3千円前後でオスメスのペア(70〜75ミリ)を買えるそうです。
では、この『オオクワガタ』を例にしてクワガタの生態(せいたい)と飼育するために何より大切なエサについてみていきましょう。
日本で人気ナンバー1、オオクワガタについて知っておこう!
オオクワガタは体格が大きいようでいて、実は温厚で臆病な性格をしています。また、丈夫な体だからこそ、よほどの劣悪な飼育環境でない限り3年は生きます。過去には7年半も長生きした強者(つわもの)もいるそうですよ。すごいですね。
なぜそんなに長生きができるのかというと、オオクワガタには冬眠を行う習性があります。また、寒さに強い分暑さに弱いため、温度管理を怠ると弱まってしまいます。20〜25度前後が最適飼育温度で、季節で言うなら5〜9月が活発に動きます。
意外にも繊細(せんさい)なオオクワガタ。実は食べ物だって食事環境が良くなかったり美味しいものじゃないと嫌だったり、ちょっとわがままな部分もあるのですよ。
グルメなクワガタのエサの好みは何だろう?ゼリー以外あるのかな?

そんなデリケートで気弱なオオクワガタですが、大きいほどよく食べます。そのため、外国産のクワガタの方がモリモリ食べます。昆虫ゼリーだけでは足りないかも。それでは他に何を食べられるか見てみます。
クワガタにOKなエサ:バナナ・リンゴなどの潰(つぶ)した果実系
クワガタにNGなエサ:メロン・スイカなどの水分が多い物
飼育に向いているエサで最もおすすめするのはバナナ。特に熟(じゅく)した柔らかい物が好まれます。ただ熟しているので腐(くさ)りやすくコバエが発生しやすいので、注意が必要です。
また水分の多いものは絶対NGです。水分を与え過ぎてしまうと、おしっこの量が増えて、飼育ケース内が不衛生になるためです。他にもキュウリが挙げられます。食事環境が良くないと食欲はなくなりますよね。要注意です。
綺麗な環境、美味しいエサ。素晴らしい条件が整っているにも関わらず、クワガタたちは、プイッとエサを食べない時があります。困った、どうしたらいいの?そんな時は次のポイントをチェックしてみましょう。
観察力が試される!?クワガタの飼育ポイント
クワガタの飼育にはお世話力が必要です。例えば、温度管理は絶対外せません。四季に関係なく温度が高いほど活動するので、その分命が削(けず)られるのです。そのことを踏まえてチェックしていきましょう。
- 冬眠中
- エサが好きじゃない
- 羽化したばかり
- エサ場が不衛生もしくは食べにくい
寝ていたら食べませんよね。ただしオオクワガタの場合は、温度が20度程であればたまに起き出してエサを食べる時があるので、冬眠中でも欠かさず観察が大事です。気が抜けないですね。
飼育温度、種類などの個体差もありますが、クワガタは基本的に成虫になってすぐはエサを食べません。大体2〜3ヶ月すると食べ始めます。そのためクワガタをショップで購入する際は、成虫になってどのくらい経ったのか確認も必要です。
最後に、エサ場が汚れていたり、ハサミが邪魔をしてエサに口が届かないなんてことで食べないこともあります。エサ台やエサ皿で清潔な食事環境を保つようにしましょう。
まとめ
- クワガタは繊細な生き物だった
- 飼育温度の管理とともにエサの種類も重要
- 十分整った環境でもエサを食べない時がある
オオクワガタを通してクワガタの飼育やエサについてみていくと、かなり気を使わないといけないことがわかります。つまりそれは、この小さな『命』を私たちの手でどのようにでもできることを意味しています。
気が抜けなくて、観察を続けなければならないけれども、言葉がわからず生態がよく分からなくても、『生きている』ものに対して、どのように行動していくかが今回、1番に知って欲しいことです。
だからこそ、「クワガタの飼育を通して生き物の『命』について知っていく」という気持ちが持てると素敵ですね。
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