皆さんの魔法少女といえばどんなイメージですか?プリキュアみたいなかわいいイメージが浮かぶのではないでしょうか。フリルのドレスを着てステッキを持ってかわいく変身し敵と戦う、明るいファンタジー作品が多いですよね。
そんなイメージを変えてくれるのが『魔法少女まどかマギカ』という作品なんです。絵はとてもかわいくて明るいファンタジーだと最初思っていたのですが、シリアスな要素があるダークファンタジーなストーリーで大人でも楽しむ事が出来ます。
今回は『魔法少女まどかマギカ』のストーリーを詳しくまとめていきます。
魔法少女まどかマギカとは?

魔法少女まどかマギカは「まどか」「まどマギ」の愛称で人気のダークファンタジー作品です。2011年1月~4月まで深夜アニメで放送され、1作目は全12話あります。
監督は『化物語(ばけものがたり)』シリーズで知られる新房昭之(しんぼうあきゆき)さん、脚本は虚淵玄(うろぶちげん)さんが担当しています。
魔法少女と呼ばれる不思議な力を持つ少女たちと、人間の敵である魔女との戦いの物語です。テレビアニメ『魔法少女まどかマギカ』を原案とした漫画、小説、ゲーム、映画などがあり、どのジャンルでも人気の作品です。
魔法少女まどかマギカのあらすじは?

中学生の鹿目(かなめ)まどかは友人と平和な日々を送っていました。ある晩まどかは不思議な夢を見ます。その夢では、傷つきながら戦う少女・ほむらと白い生き物・キュゥベえがいて、キュゥベえに「僕と契約して魔法少女になってよ」と言われます。
その後まどかの中学校に夢で見た少女・ほむらが転校生でやってきます。偶然に戸惑うまどかだったが、ほむらから「魔法少女になってはならない」と警告されます。ある日まどかと友人・さやかは魔女の結界(けっかい)に迷い込み魔法少女マミに助けられます。
助けられた2人はキュゥベえから「魔法少女になれば願いを1つ叶えてあげる」と言われます。魔法少女の存在と魔女の脅威(きょうい)について説明を受け、魔法少女になる事に強いあこがれを抱きますが、マミは魔女との戦いに敗れ最後を迎えてしまいます。
魔法少女まどかマギカの結末は?ネタバレ注意!
自分たちを助けてくれたマミが死んでしまい、まどかは気持ちが揺らいでしまいます。そんなまどかは魔法少女になるのでしょうか?最後はどうなってしまうのか、紹介していきます。
魔法少女さやか
マミが死んでしまった後、ほむらが魔女を倒しました。魔法少女となる決意が揺らいでいたまどかだが、親友の仁美(ひとみ)が魔女の力によって集団自殺に加わろうとしている所を目撃してしまい思わず駆けつけたところ、魔女に捕まってしまいます。
そこに助けに来たのは親友であるさやかでした。さやかは幼馴染で恋心を抱いている上條恭介(かみじょうきょうすけ)のケガを治すことを願いとしてキュゥベえと契約し、魔法少女になっていました。マミの後を継ぎ人々を守る為に、魔法少女として戦う事を誓いました。
そしてさやかはまどかを救うが、新たな魔法少女・杏子(きょうこ)が現れます。杏子は自らの利益のために魔女と戦い一般人の犠牲(ぎせい)もいとわない事からさやかと対立していました。その最中、さやかは魔法少女の力の源のソウルジェムを落としてしまい昏倒(こんとう)します。
ソウルジェムの秘密
ソウルジェムをほむらが見つけてくれたが、命に関わる事故が起きたことで魔法少女に関してキュゥベえが何かを隠していると悟ります。
キュゥベえは「インキュベーターと呼ばれる地球外生命体で宇宙を存続するエネルギーの不足を防ぐため、自分たちが持ちえない感情が発するエネルギーを求めて地球にやって来た。ソウルジェムは魔法使いの魂そのものである。」と話します。
ソウルジェムは負の感情で濁(にご)っていき、魔女の持つグリーフシードで浄化しないと魔法少女は魔女となってしまいます。魔法少女の契約を結び、魔女化の際に転換される莫大(ばくだい)なエネルギーを回収するキュゥベえを止めるためにほむらはキュゥベえを殺そうとしていました。
さやかと杏子の死とワルプルギスの夜
キュゥべえから語られた真実にさやかは普通の人間でなくなってしまったことから、幼馴染に思いを告げる事も出来ないと気づき、深く絶望し魔女へと変わってしまいました。元に戻そうとするが戦いの末、さやかと杏子は相打ちになり死んでしまいます。
そんな中まどかたちの元へ最強の魔女である『ワルプルギスの夜』が迫っていました。決戦を前に時間を操作する力を持つほむらは、同じ時間を繰り返していることをまどかに告げます。別の時間でまどかは魔法少女になり、新人だったほむらの先輩でした。
親切だったまどかが魔女になってしまうのを食い止めるために、自らの手で殺害したのが始まりで、ほむらはまどかを救うため何度も時間を巻き戻すが、そのたびにまどかに励まされ最終的には死んでしまうまどかを見続けてきたと言います。
まどかの願い
今度こそまどかを守ると決意を固めたほむらは、まどかにワルプルギスの夜とは一人で戦いたいと願いました。ついにワルプルギスの夜が襲来したが、圧倒的な力でほむらは倒れてしまいます。そこへ魔法少女となるべくまどかが現れました。
まどかの願いは『魔女をすべて消し去る』という壮大な物でした。しかしまどかの願いは一人の人間の願いとしてはあまりに壮大で、その代償として自らが人間でなくなることを意味していました。ですがその願いにより魔法少女を救う事ができました。
まどかは人間としての姿を失い、概念(がいねん)としての存在になってしまいました。まどかによって魔女は消滅しましたが魔獣(まじゅう)と呼ばれる敵が存在し、ほむらはまどかが救った世界を守るべく魔獣と戦い続けるのでした。
魔法少女まどかマギカの作品は?

魔法少女まどかマギカにはどんな作品があるのか紹介します。
- 魔法少女まどかマギカ TVアニメ
- 魔法少女まどかマギカ 前編 始まりの物語
- 魔法少女まどかマギカ 後編 永遠の物語
- 魔法少女まどかマギカ 叛逆(はんぎゃく)の物語
- マギアナレコード 魔法少女まどかマギカ外伝
魔法少女まどかマギカ前編・始まりの物語と魔法少女まどかマギカ後編・永遠の物語はTVアニメの総集編で内容は一緒です。ただ総集編にしかない物語もあるので、TVアニメをすべて観た人にも楽しめる作品になっています。
そして叛逆の物語は魔法少女まどかマギカ初のオリジナルストーリーの劇場版になっています。まどかがその身を賭(と)して魔法少女たちの運命の連鎖(れんさ)から解き放った世界でほむらは戦い続けます。世界が変わった今、魔法少女が見るのは希望なのか絶望なのか?
TVアニメのその後が見れる感動的な映画になっています。マギアナレコードは外伝になっており、ゲームのストーリーをTVアニメにした作品です。ゲームにないキャラクターが出現したりします。主人公は環(たまき)いろはで新しい物語が始まります。
まとめ
- 魔法少女まどかマギカは少女たちとキュゥべえのダークファンタジー作品
- アニメ、ゲーム、小説などいろんなジャンルで人気がある
- 今までのファンタジー作品とは予想外の物語
- どのストーリーも感動
- 劇場版や外伝などの続編がある
魔法少女まどかマギカはかわいい絵からは想像できないほどのダークファンタジーアニメで、初めて見る人の想像をはるかに超えていきます。絵のかわいさから見るのをやめてしまう方もいる様なのですが、内容は大人でも楽しめる作品です。
どこの話も、魔法少女たちの闇や心の格闘が感動してしまいます。何度でも見れる作品だと思いますので是非ご覧ください。
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