1999年9月から、週刊少年ジャンプに連載が開始されたバトル漫画である『NARUTO-ナルト-』。日本国内の人気はもちろんですが、海外でもとても人気がある漫画ですよね。そしてその人気は、国民的人気漫画である『ドラゴンボール』の後継(こうけい)作品と言われています。
話数は700話と大長編漫画であり、単行本の全世界での累計発行部数は、なんと2億5000万部を突破しているのです。漫画以外にも、アニメや映画などさまざま形で人気を得ているので、1度はご覧になったことがある人は多いのではないでしょうか。
今回は、漫画にたくさん登場する人物の中から『戦闘の中で強い』とされているキャラクターを、ランキング形式でご紹介していきたいと思います。みなさんの好きなキャラクターは登場するのでしょうか?ドキドキしながらご覧ください♪
ナルトの世界をご紹介

ナルトには多数のキャラクターが登場してきます。それに合わせて、『隠れ里』と呼ばれるキャラクターの出身地や戦いの場となってしまった里なども、多く登場してくるのです。まずはそれぞれの里の特徴を見ていきましょう。
火の国-木ノ葉隠れ(このはがくれ)の里
主人公『うずまきナルト』の故郷である木ノ葉隠れの里。隠れ里の一国一里のシステムを構築(こうちく)した里で、他国の隠れ里は木ノ葉隠れのシステムを模倣(もほう)して作られています。作中に登場するキャラクターの多くが、木ノ葉隠れの里の出身なのですよ。
- 五大国『火の国』に属する
- 長(おさ)は火影(ほかげ)と呼ばれる
- 九尾を擁(よう)する
- ナルト・サスケ・はたけカカシ・マイトガイの出身
ナルトは生まれた時から、『九尾』というとても強い力を持った尾獣(びじゅう)を体に宿し生きていく、といった過酷(かこく)な試練が与えられました。そのせいで、孤独な幼少期を送りながらも、仲間と巡り合い成長していきます。
木ノ葉隠れの里はナルト達が成長していくうえで欠かせない里であり、友情・恋愛・ライバルとさまざまな物語がつまっている場所でもあるのです。
風の国-砂隠れ(すながくれ)の里
砂隠れの里は木ノ葉隠れの里と同盟(どうめい)関係にあり、のちのち盟友(めいゆう)となる『我愛羅(があら)』が育った里。砂が多く、立地的にも厳しい環境にある里なのですが、その環境を生かした幻術を得意としています。さらに個々の能力がとても高いのが特徴なのです。
- 五大国『風の国』に属する
- 長は風影(かぜかげ)と呼ばれる
- 一尾を擁(よう)する
- 我愛羅・テマリ・カンクロウの出身
我愛羅は男女関係なくファンが多いですよね。クールな見た目はもちろんですが、その生い立ちや、人として成長していく姿も人気の秘密なのです。
我愛羅は幼少期の頃に体験した辛く悲しい経験のせいで、周りの人間を憎(にく)むようになってしまいました。しかしナルト達と出会い、絆(きずな)や仲間達の大切さを知り、孤独から立ち直っていく姿に、応援したくなる人が多いのかもしれませんね。
水の国-霧隠れ(きりがくれ)の里
霧隠れの里は、霧により見つかりにくい立地に加え、初代水影(みずかげ)の過剰(かじょう)なまでの秘密主義により、非常に閉鎖(へいさ)的で他の者を受け付けず、独自に発展していった里になります。水の国の他の忍ですら、霧隠れの里の情報を知らないという人も多いのです。
- 五大国『水の国』に属する
- 長は水影と呼ばれる
- 三尾と六尾を擁(よう)する
- 干柿鬼鮫(ほしがききさめ)・長十郎(ちょうじゅうろう)の出身
忍の能力のひとつである『血継限界(けっけいげんかい)』を使うこと嫌い、剣術に力を入れていて他国とは一味違った一面があります。また、外見的な特徴もあり、魚のような見た目の者が多く存在しているのも、霧隠れの里ならではです。
土の国-岩隠れ(いわがくれ)の里
岩隠れの里は、とても高い軍事力を誇っていますが、若手不足という問題を抱えている里です。私たちの世界でいう高齢化社会といったところでしょうか。いきなり親近感が湧いてしまいますが、やはりいくら強くて力があっても後継者がいないと衰退(すいたい)していってしまいますね。
- 五大国『土の国』に属する
- 長は土影(土かげ)と呼ばれる
- 四尾と五尾を擁(よう)する
- オオノキ・赤ツチ・デイダラの出身
デイダラは、ナルトの人気キャラクターランキングで主人公であるナルトを抑えて、3位になったことがあるほど人気のキャラクターなのです。明るいキャラが人気の秘密ですが、怒るとなんでも爆発させてしまうほど、実はかなり短気なのですよ。
雷の国-雲隠れの里
雲隠れの里は、隠れ里の中でもっとも財力があり、尾獣管理に長けている里です。さまざまな肌色や多種多様な人種が織(お)り交ざるグローバルな里で、いろいろな特徴を持った人たちが混在して生活しています。
- 五大国『雷の国』に属する
- 長は土雷影(らいかげ)と呼ばれる
- 二尾と八尾を擁(よう)する
- ダイル・キラービーの出身
この里に属しているキャラクター達は、ギャク漫画の熱血漢(ねっけつかん)のような掛け合いをすることが多く、とても陽気な里というイメージが強いです。しかしその反面、平気な顔をして拉致(らち)・誘拐(ゆうかい)をするような惨忍(ざんにん)な一面も持ち合わせています。
小国-音隠れの里
音隠れの里は五大国には属していませんが、物語の重要となる里のひとつです。たびたび物語に出てくる大蛇丸(おろちまる)が創設(そうせつ)者であり、大蛇丸が自分の駒(こま)として使える部下を集めるために、小国の大名を騙(だま)して作った国になります。
- 大蛇丸が創設者
- 音を使った忍術・幻術が得意
- 大蛇丸の崇拝者の隠れ家と言われている
- 薬師(やくし)カブトが属している
ねちっこい性格の大蛇丸の隠れ家なんて、里でどんなことが行われているか恐ろしくて考えたくもありませんよね・・・。近寄りたくない里No1ではないでしょうか。
ナルトで一番強いのは誰だ!?強さランキングをご紹介

まずはそれぞれの国に属する、隠れ里をご紹介しました。この中でも物語の重要な位置づけにある、『木ノ葉隠れの里』についてさらに詳しくみていきたいと思います。
多くの人気キャラクターが生まれ育った木ノ葉隠れの里には、ナルト達をはじめとするこれからを担(にな)う忍や、その忍たちを教育する上忍、さらには里をまとめる火影たちがいます。
では木ノ葉隠れのキャラクターの中でいったい誰が一番強いのでしょうか?成長を続けるナルト達か?それとも指導する上忍たちか?それではランキング形式で見ていきましょう♪
5位 マイト・ガイ
濃ゆい眉毛とおかっぱ頭が特徴的な木ノ葉の里一番の熱い漢(おとこ)です。ナルトの中でも、お笑い担当のような位置づけですが、実際はとても強いんですよ。しかし幼少期は入学試験に落ちるなど、忍術に関しては全くと言っていいほど才能がなかったのです。
そのため血のにじむような努力を積み重ね、体術のスペシャリストにまで登りつめました。木ノ葉の里の上忍というだけあり、冷静な判断力や対応能力をもっているため、幾度(いくど)となく里のピンチを救ってきたのです。
その影響を受けたのが、ナルト達と同期のリーになります。忍術こそ使えるが、ガイ同様才能がなかった彼に、ガイは努力と自信の重要性を教え勇気づけたのです。真っ向から自分と向き合ってくれるガイに感動し、なんと髪型から格好まで真似してしまいました。
4位 うちはサスケ
4位は、ナルトのライバルであり、物語のもう一人の主人公ともいえるサスケです。木ノ葉隠れの里の中でも、術の扱いに長(た)けていて技のバリエーションが多く、とにかくかっこいいとファンが多い人気キャラクターになります。
ナルトと同じ木ノ葉隠れの里の出身ですが、復讐の気持ちや自分自身の強さを求めるあまり、仲間たちと対立してしまうこともありました。しかし戦いの中で、本当の強さとは何か、仲間とは何かを学び、より強くなったサスケはまた一段とかっこよさが増し、不動の人気を得ました。
強さとは、相手に勝つことだけではなく、誰かを守ることも大事な強さと言えるのかもしれませんね。
3位 うちはマダラ
うちは一族の長であり、彼の転生体(てんせいたい)がサスケになるのです。うちは一族にだけは愛情深い男ですが、言動や行為そのものは戦闘狂(せんとうきょう)であり、戦うことそのものに楽しさを見出してしまうため、一見冷たく惨忍(ざんにん)なイメージを持たれてしまいます。
しかし彼の本当の目的は「誰も争わなくていい、戦争で死ななくてよい世界を創り出すこと」と、世界平和を願っているとても優しい忍なのです。戦争時代を生きてきた者だからこそ、戦争で誰も死んでほしくない、という気持ちが強すぎるあまりの行動なのかもしれませんね。
その実力は、あらゆる眼術(がんじゅつ)を駆使(くし)し、さらには火や土の扱いにも長けている忍術のスペシャリストと言ってもいいほど力をもっている忍です。噂では、ナルトとサスケが組んでもなんとかやっとで勝てるレベルというから驚きですよね。
2位 千手柱間(せんじゅはしらま)
2位は木ノ葉隠れの里の初代火影です。仲間を思う気持ちがとても強く、常に里のことを考えている心優しい火影であり、たくさんの人達から慕(した)われていました。うちはマダラとは親友でしたが、マダラの心が闇に飲み込まれていくにつれ、対峙(たいじ)していってしまうのです。
尾獣を宿していないにもかかわらずすさまじい力をもっていて、ただ1人の木遁(もくとん)忍術の使い手であり、その技のすべてが桁(けた)違いと実力も申し分ありません。1匹でも封印するのが大変な尾獣を、九尾をはじめ数匹捕獲しており、忍の天才と呼ばれています。
1位 うずまきナルト
最初は落ちこぼれの忍と呼ばれていたナルトですが、堂々の1位にランクインしました!尾獣の中でも最強クラスの九尾を宿しているのですが、数多くの修行を行い、仲間たちと切磋琢磨(せっさたくま)し成長を遂げたナルトには勇気をもらえますよね。
どんな状況でも諦めない精神力と、自分の実力では敵わないであろう敵にも立ち向かい、最終的には勝つことができる強さは、間違いなく木ノ葉隠れNo1の忍です。
また作中では、「俺が諦めるのを諦めろ」と言うほど、一度言った言葉は絶対に曲げません。その通り最後には目標としていた火影になることができ、大切な里を守っていくそんな姿に『努力をすれば報われる』と読者に思わせてくれる主人公です。
まとめ
- ナルトにでてくる多くのキャラクターは、木ノ葉隠れの里出身
- 里により特徴が様々ある
- 五大国に属している隠れ里は尾獣を擁している
- ランクインしているキャラクターは桁違いの強さ
- 忍術を使えないマイト・ガイは体術のみの力で5位にランクイン
- 木ノ葉隠れの里で1番強いのはナルトである
もともと才能に恵まれている人もいれば、血のにじむような努力で強くなった人など、さまざなキャラクターがランクインしましたね。でも、強さとは生まれ持った才能だけではない、ということを教えてもらった気がしませんか?
強くても一人では敵わない敵もいるし、個々の力は強くなくても仲間と力を合わせると勝てる時もあります。また努力が才能に勝る場合があるかもしれません。諦めなければ誰かを守れるんだと勇気をもらうことができますよね。
現在連載は終わってしまいましたが、ランキングをみてまた読みたくなった!という人は、漫画本でまたナルトの世界に飛び込んでみましょう♪
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