皆さんのご家庭ではどのような冷蔵庫を使っていますか?人数や用途によって色々な大きさがある冷蔵庫ですが、やはり購入となればかなり思い切った買い物となりますね。
『三種の神器』のうちの一つとして登場した冷蔵庫。今や、一家に一台の必需品。人生のパートナーともいえる存在ですね。そんな冷蔵庫ですが、意外と寿命は短いとされています。
今回の記事では、冷蔵庫の寿命がどうして短いのか、寿命近くになった時に起こる症状は何があるのかを見ていきましょう!
大手メーカー5つの特徴をご紹介!

家電製品といえば、『日立』『三菱電機』『東芝』『シャープ』『パナソニック』の5社のうちのどれかを思い起こす人も多いはず。そこで、各社冷蔵庫それぞれの特徴をまとめてみましたので、どうぞご覧ください!
- シャープ
『でっかい冷凍室』が特徴。冷凍内の空気をきれいに保つことができるため、雑菌の繁殖を防げる効果がある。
- 東芝
『まん中野菜』で野菜室が使いやすく、在庫確認もしやすい。また『速鮮(そくせん)チルド』モードで、従来(じゅうらい)のチルドよりも新鮮さをキープ。
- パナソニック
冷凍室や野菜室が広い。『はやうま冷凍』『7daysパーシャル』で鮮度を長持ちさせられる。作り置きや肉・魚など約1週間ほど美味しいまま。
- 日立
『丸ごとチルド』『新鮮スリープ野菜室』『真空チルド』が特徴。鍋ごとに保存ができるほか、匂いが気になる人にも頼りになる冷蔵庫。
- 三菱電機
『真ん中クリーン』『朝どれ野菜室』。大容量なのにスレンダーな冷蔵庫が魅力的。『しっかり省エネ。きっちり節電』も気になるところ。
それぞれの特徴ネーミングをとってご紹介しました。各社とも冷凍庫やチルドを重視して作られていることが伺えます。買い替えの際はこうした特徴を比べるといいのかも。
平均寿命がきまっている⁉︎
各メーカーによると平均寿命は8〜10年とされているところが一般的になります。しかし、製品の部品やシステムの向上や、私たちの使い方次第では20〜30年と長期間の使用が可能となるためメーカーの平均寿命通りに買い換えることもないでしょう。
また、冷蔵庫はその周囲を放熱(ほうねつ)することで、庫内(こない)を冷やします。夏場などでは60℃近くなることもあるのです。そのため熱くなったからと言って故障したとは言えません。
次に熱くなるほど頑張ってくれている冷蔵庫の、どんな症状を見つけたら寿命と判断できるのかを見ていきます。
寿命が近い時に起こる症状チェックポイント

頑張り屋さんの冷蔵庫を、皆さんは定期的にチェックをしていますか? 何をチェックすればいいかわからない方に必見です!この4つの症状が現れていたら冷蔵庫が悲しんでいると思ってください。
- アイスが溶け、氷ができない
- 異音がする
- 水漏れ
- 冷え方にムラがある
本来、冷えるはずのものが冷えない、もしくはムラができるのは、要チェックが必要です。庫内に詰め込みすぎていたり、そもそも温度が弱かったり、送風口に霜が付いているなど冷え方の原因が挙げられます。
しかし、改善すれば良くなる可能性も高いためこうした症状の場合は、すかさずチェックしてください。また水漏れの場合は、ただ、熱によって溶け出す水の受け皿がズレているなどの場合があるため、状態を確認してからの判断となります。
異音の場合は、説明書とは異なる音・金属音・音が異常に大きいなどの場合は、要検討です。部品の破損が原因となり、修理が必要かもしれません。
意外と見逃せない落とし穴がコレだ!
2019年度の内閣府による『一般家庭の冷蔵庫の平均使用年数』によると、平均寿命は13年となります。それではなぜ生産者と使用者との平均寿命が違ってくるのでしょう。その答えは、『部品』となります。
製品の生産を終了後、メーカーが修理の際に必要な部品を保存することが義務付けられています。そして、その保存期間が9年なのです。
だからこそ、忘れてはならないチェックポイントはメーカーの補修用品・性能部品の最低保有年数をしっかりと把握(はあく)することが大切です。たとえ修理で済んだとしても部品がなかったら泣く泣く買い替えとなる、なんてことは避けたいですね。
とにかく寿命を伸ばしたい!チェック項目は5つ

そろそろ寿命かな?と思って冷蔵庫のチラシを見るのはまだ早い!長年支えてきた超大型家電の冷蔵庫をさらに使い尽くしてから買い替えを考えては?それではチェック項目を確認ですよ。
- ドアパッキンは1〜2年を目安に交換しよう。
- ドアは静かに開閉を心掛ける。
- 開閉の回数を減らして、長時間開けない。
- 冷風の吹き出し口はこまめに掃除しよう。
- 冷蔵庫は詰めすぎない、入れすぎないをモットーに。
ドアパッキンは単独での寿命はおよそ2年となります。劣化(れっか)が早く、力が弱まると外気が入りやすくなり冷えが悪くなります。そうすると放熱を頑張るため、電気代も上がるなどマイナスになることに繋(つな)がります。
ドアに関しては、普段から気をつけられそうですね。静かに閉めないと、衝撃にドアパッキンが弱まったり、内部に溜まった水が漏れ出したりと様々な故障の原因となります。開閉回数を減らすことで庫内温度を上げないようにもできます。
温度を上げないためには、冷蔵庫を詰めすぎないことも大切です。7割あたりが冷気を全体に行き渡らせるのにもちょうどいい容量となります。たまに冷風口を掃除することでホコリをつまらせての故障を防ぐことができます。
まとめ
- 大手メーカーの冷蔵庫には特徴がいっぱい。その人に合った冷蔵庫がたくさんある。
- メーカーの平均寿命設定には訳があった。修理可能部品の保有年数は要チェック。
- 症状がでたら買い替えか修理かの判断は、普段からのチェックが欠かせない。
- 大切に使えば長期間の使うことができる優れた相棒になる。
冷蔵庫は意外に長持ちすることがわかりました。しかし、そのためには普段から使い方に気を付けないといけません。どたーん!バターン!と勢い良く開閉するのはご法度(はっと)ですね。
ただ、メーカーの保有部品年数が9年ということもわかましたので、もしもその機会が近くなった場合は冷蔵庫を一旦総点検するのも一つの長持ちさせる方法かもしれません。部品がなくなる前に補修できれば嬉しいですよね。
たくさんの要望によって冷蔵庫も進化しています。もしかすると修理して長年使い込んだ冷蔵庫が買い替えとなった場合は、より希望に沿った冷蔵庫と出会えるかもしれません。それでも今ある長年の相棒を大切に使っていきたいですね。
コメントを残す