『るろうに剣心』は1994年から1999年にかけて週刊少年ジャンプで連載(れんさい)されました。この時期は、スラムダンク、ドラゴンボールといった人気作品の連載が立て続けに終わり、ジャンプの低迷期と言われています。
そんな中『るろうに剣心』は大人気漫画となり苦しい時期を支えました。また、原作漫画が人気だったため、テレビアニメや小説など様々な形でメディアミックスが行われています。最近では佐藤健(さとうたける)さん主演で実写映画化もされ大ヒットしていますよね!
この記事では、『るろうに剣心』のアニメ最終回が何話目かと、あらすじについて詳しく解説していきます!
『るろうに剣心』のアニメ最終回は何話目?

『るろうに剣心』のアニメは全95話で、最終回は94話です。詳細を見ていきましょう!
- 『東京編』
1話~27話
- 『京都編』
28話~62話
- 『島原(しまばら)編』ここからアニメオリジナル回
67話~76話
- 『勝海舟(かつかいしゅう)へん』
79話~82話 ※小説版原作
- 『黒騎士団(くろきしだん)編』
83話~88話
- 『風水(ふうすい)編』
90話~94話
- 『流浪の最果て・緋(ひ)と瑠璃(るり)の絆は潮騒(しおさい)の中(うち)に』
95話 ※TV未放送
62話までは原作に沿って『東京編』と『京都編』が放送されたテレビアニメでしたが、原作漫画に追いついてしまったのです。制作会社は原作漫画で連載中の『人誅(じんちゅう)編』が完結するまで、急遽(きゅうきょ)アニメオリジナルの話を放送することにしました。
しかし、テレビアニメは94話で放送を終了し『人誅編』が放送されることはありませんでした。詳細は明らかになっていませんが、ファンの間ではアニメオリジナルの話が人気がなく、視聴率が低下したために打ち切りとなったのではと言われています。
最終回のあらすじを紹介

テレビアニメは94話で放送を終了しましたが、後に、『OVA(オリジナルビデオアニメ)テレビでは放送せず、初めからDVDなどのソフトで販売すること』として95話が発売されました。
そのため、アニメの最終回は95話とも考えられています。ただこの記事では、『風水編』の最終話となる94話のあらすじを詳しく紹介していきますね!
『風水編』全体のあらすじと95話のあらすじは、るろうに剣心のアニメオリジナル回は漫画と違うの?あらすじを紹介!にて、詳しく紹介しているのでぜひ読んでみてください!
アニメ最終回の94話
テレビアニメで放送されたのは、94話が最終回になります。では、どのような内容だったのかあらすじを見ていきましょう!
戦いは陣風の勝利で終わるも、霊水は最後の力を振り絞り、己の命を捨てて、玉座の陣を維持する。玉座の陣の破壊に失敗し、龍脈は東京へ向かってしまう。霊水が倒れるとその背後から現れるナンバー2の佐伯(さえき)。
佐伯は風水を自在に操ることのできる翡翠(ひすい)の紋章(もんしょう)を隠し持っていた。剣心、佐野、陣風の3人の協力で取り返し、翡翠の紋章の力を発動し、東京へ向かった龍脈を追いかけ、ぶつかって、相殺。間一髪のところで東京は救われる。
東京を救うことができるのかという、ハラハラドキドキする内容となっています!
アニメ最終回はなぜ、不評だった?

63話から放送されたアニメオリジナル回は、設定やストーリーが面白くないと不評でした。特に最終回の94話は、ファンからの批判の声が多かったようです。では、なぜ最終回はそこまで不評だったのか、視聴者の感想をまとめましたので一緒に見ていきましょう!
- 剣心が最後に放った技が、飛天御剣流の(ひてんみつるぎりゅう)最終奥義である天翔龍閃(あまかけるりゅうのひらめき)ではなく、普通の技である土龍閃(どりゅうせん)だったのでガッカリした
- 剣心の活躍を期待していたのに、味方の風水師が敵のボスを倒してしまった
- 味方の風水師が敵のボスを倒したり、龍脈の暴走を抑えたり剣心より目立っていた
元々『風水編』は風水といったそれまでの作品の世界に無い、オカルトな要素が出てきたという理由で不評でした。それに加えて最終回では陣風が目立ち、剣心が脇役のような立ち位置になってしまったのでした。剣心の活躍を楽しみにしていたファンからしてみれば期待外れだったのです。
また、95話についても背景に実写の写真を使っていたり、これまでの回と比べて静か過ぎるストーリーだったため好みが分かれる作品になっています。
まとめ
- テレビアニメは全部で95話あるが、放送されたのは94話までである。
- 67話の『島原編』から94話の『風水編』まで完全アニメオリジナルストーリーになっている。
- テレビアニメ最終回の94話はファンの間では不評だった。
- 95話の『流浪の最果て・緋と瑠璃の絆は潮騒の中に』はOVAとして販売された。
最終回は面白くないという意見が多いですが、陣風と霊水の戦いは迫力があり、互いの風水に対する信念を主張し合うシーンは考えさせられます。また、陣風は風水が江戸時代に取り残されたものと考えており、同じく時代に取り残された剣心と似通った部分があります。
そのことについて、最後に2人が言葉を交わすシーンはとても深いです。そして、95話は薫と剣心が雨宿りのために泊まった民家での一夜を通して、薫の剣心に対する秘めた想いを描いた内容となっており、「どきどきした」「共感した」という人もいるのですよ♪
剣心と薫の恋物語の行方が気になる方はぜひ、最終回に注目して見てくださいね!
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