ファンの皆さま、そうでない皆さまも大変お待たせしました!!!ついにファン待望、『シャーマンキング』が2021年に完全新作アニメとして、復活します!!!拍手〜♪
ネットでは、旧『シャーマンキング』アニメを観ていた人たちから「よっしゃきたーーーーー!!」と喜びの声が多数寄せられているのだとか?旧アニメ版とはどう違っているのか気になるところですね。
実は旧アニメ版から約20年の時が経(た)っているシャーマンキングですが、これほど長い年月の間どのような歴史を歩んできたのか、振り返りながらご存知でない人にも解説していきますね。
シャーマンキングってどんな話なの?

それでは、まずは恒例の簡単なあらすじからご紹介しましょう♪
シャーマンキングのあらすじ
主人公『麻倉葉(あさくらよう)』が、霊能力者(シャーマン)の頂点を決める戦い『シャーマンファイト』に出場することに。全知全能の力を持つとされる『シャーマンキング』となるべく戦いに臨(のぞ)むバトルマンガになります。
という大ざっぱなあらすじですが、おっとりした性格の主人公にテキパキとした頼りがいのある許嫁(いいなづけ)。そして、次々と現れる個性的なキャラクターたちとのバトルアクションマンガ。シャーマンキングはそんな位置づけとして、人気になりました。
- 作 者 :武井宏之(たけいひろゆき)さん
- 出 版 社 :集英社
- 巻 数 :単行本全32巻、完全版全27巻
- 話 数 :全300話
- 掲載(けいさい)誌:週刊少年ジャンプ
- 発 行 号 :1998年31号ー2004年40号
長期連載マンガに加えアニメで放映が始まると、さらに人気となって誰もが夢中になったとされています。しかしながら、原作の突然の打ち切りによりアニメ版も含めて、不完全燃焼に終わったのでした。
人気があったにも関わらず打ち切られていた!?
当時は『編集者と不仲説』や『作者の病気説』が浮上(ふじょう)していたほど、突然の打ち切りに困惑(こんわく)する人が多かったようです。謎の終わり方をしたせいか、シャーマンキングの人気は急速に衰(おとろ)えていきました。
その後、2008年になってようやく完全版が発行されたのです。そしてそのストーリーには謎の終わり方の続きが描かれており、新たに描き下ろされたページ数はなんと382ページ!この完全版をもって『シャーマンキング』は本当の終わりを迎えました。
そんな歴史を辿(たど)っていたシャーマンキング。2021年のアニメを楽しく観るべく、主人公レベルの超重要人物について、知識を深めていきましょう!その名は『ハオ』。それではこの人物について見ていきますよ〜♪
主人公と対(つい)となるハオの存在

きっと、いきなりだったので「この人、誰?」と思う人も多いはず。それではこの『ハオ』について簡単に説明します。
ハオとはどういう人物なの?
ハオは、主人公麻倉葉の双子の兄で顔が瓜二つの少年です。とても落ち着いた言動と、人の心を読めるほどの霊視能力に優れているため、人心掌握(じんしんしょうあく)術に長(た)けています。ただ、それはあくまで表の顔でした。
裏の顔は、冷酷で残忍な本質をしていて、「ちっちぇえな」が口癖のように他人を大きく見下していました。部下たちを率いてシャーマンファイトに挑戦するも、その部下たちでさえハオにとっては、ただの捨て駒(ごま)なのでした。
要するにハオは顔がいいのに、性格が最悪な典型的悪役ということですね。人の命を軽(かろ)んじ、人生を狂わせても平然としている身勝手な少年です。憎々しいですが、そんなハオには大きな秘密があったのでした。
その正体は?
ハオの正体は、約1,000年前に大陰陽師(おんみょうじ)として名を馳(は)せた『麻倉葉王(はおう)』の転生した姿だったのです!葉王は、陰陽道を極(きわ)め、生前に閻魔(えんま)大王と契約し、輪廻(りんね)転生したのでした。
葉王には『無能な人類を滅ぼしシャーマンだけの世界を作る』という野望を抱いていました。そのためにもシャーマンキングになるべく、500年に一度のシャーマンファイトへと挑むのです。
舞台が1,000年後となるため500年のシャーマンファイトの際は、なんらかの理由で野望が叶わないのでしょう。もしくは霊力を高めるため1,000年後の舞台まで待っていたのか。それは作中で明らかになります。ではなぜ転生してまで野望を叶えようとしたのか?次で明らかになりますよ〜。
全ての始まりは母を亡くしたことへの『怒りと悲しみ』だった

シャーマンとして必要とされる霊力の強さは、『精神の強さ』にも影響がありました。ハオの場合は、『人類への怒りと悲しみ』がシャーマンとしての精神の強さとなっていたのです。
『人類への怒りと悲しみ』
それを抱くきっかけとなったのは、幼い頃のあの日の出来事が原因でした。
ハオ(葉王)の過去と母の存在
大陰陽師となるよりもずいぶん昔。まだ幼き少年だった頃のハオは、母と二人、質素ながらも平穏に暮らしていました。しかし、二人は『鬼』が見えるほどの霊能力を持っていたことで、周囲から母は『化けギツネ』、ハオは『キツネの子』と迫害を受けていたのです。
二人で苦痛を耐(た)え忍(しの)んでいたある日、化け物退治と称する者に母が家ごと焼き払われる出来事が起きたのです!母を亡くし、ハオは孤児(こじ)となりました。
母を亡くしたその後
一人ぼっちとなったハオは、その後に鬼と化した霊と出会い初めての『友』を得ました。鬼の力を望んだハオに、鬼はその願いを叶えます。その力により人の心が読めるようになったハオは、母を殺した者の欲深さという理不尽な理由で母が殺されたことを知ったのです。
怒りと悲しみからその者への復讐を決意するも、友から「これ以上鬼の力を使うと、心が鬼になってしまう」と忠告されます。それでも憎しみに囚(とら)われていたハオはその言葉を無視し、復讐を遂げてしまうのでした。
ハオは友の言葉通りに、心を鬼に支配されました。ハオの心を救いたくて鬼の力を渡したことが、反対にハオの心を失わせてしまったと友は後悔します。そして、大切な友であるハオの心を取り戻すためにハオの元を去るのでした。いつか必ず心を取り戻させると・・・。
物語の終わりをほんのちょっと解説(全ては2021年を楽しみに!)
壮絶な戦いの末、ハオはシャーマンキングとなったことで『魂の存在』へと変わります。死者の魂が還(かえ)る場所『グレートスピリッツ』にて、主人公との最後の戦いが繰り広げられました。
圧倒的な力の差を感じていた、主人公と仲間たちに、主人公は「なんとかなる」という口癖で励まします。その言葉に沿うように物語は展開(笑)。突如現れた列車。そこには数多くのシャーマンファイトに参加していた者の姿がありました。
そしてハオの仲間たちの姿も。かつて見下していたはずの仲間たちの温かい心に触れ、ハオの鬼となった心が和らいでいく。そして、列車の中には、さらなるハオの心の鎖を解き放つ存在が現れ・・・!!さて、続きはぜひアニメを見て楽しみましょうか♪
まとめ
- シャーマンキングは20年の初掲載を経て、2021年に完結版がアニメ化される
- ハオの存在がかなり重要
- ただ、ハオがかなり悪役
- そのくせにハオの過去が切ない
- ラストに迎える衝撃の再会が、気になって仕方がない
バトルマンガやアニメの中でも、シャーマンたちがお互いに信頼を持って戦いに挑んでいる姿は、胸を熱くするものがあります。悪役のハオは、過去の出来事から人類の全てを否定しました。
だからこそ、シャーマンキングのラストでハオが、本当の人類への信頼と希望を見出した時、シャーマンキングを通して私たちの心にも何か学べるものがあるのだと信じています。アニメや漫画は侮(あなど)れませんね。2021年楽しみですね!!!
なお、コミックの完全版と完結版の違いについて徹底解説してみましたので、ぜひご覧ください♪【シャーマンキング】完全版と完結版の違いは?完結版の紙版が発売!
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