シリーズ累計(るいけい)発行部数3,500万部を記録した『シャーマンキング』が、『SHAMAN KING』として講談社よりリニューアル刊行(かんこう)されました。完全新作テレビアニメが2021年4月から放送開始となり、何かと話題のシャーマンキング。
1998年から2004年にわたって週刊少年ジャンプで連載された作者武井宏之(たけいひろゆき)さんの作品です。シャーマンの少年がシャーマンファイトに参加し、その頂点となる『シャーマンキング』を目指すストーリーは、未完で終わった前作に加えて完結まで楽しめる内容ですよ。
その完結版を基(もと)にリニューアルして全35巻の単行本として新たに刊行。今回は、ファン待望のシャーマンキングリニューアル版についてご紹介していきます。
シャーマンキングから『SHAMAN KING』へ
2001年からアニメ化もされ、これまでシリーズ累計3,500万部が発行された伝説の漫画(まんが)『シャーマンキング』が『SHAMAN KING』となった完結版が講談社から刊行しました。
これまで電子配信のみでしたが、リニューアル版は『SHAMAN KING 完結版』を基に、ファンが待ち望んだ単行本全35巻が刊行されました。
1-5巻は2020年6月1日(月)、6-8巻は2020年6月17日(水)に発売。以降、2021年3月まで毎月17日頃3冊ずつ刊行を予定されています。
シャーマンキング完結版とは?
シャーマンキングには、1998年~2004年に週刊少年ジャンプで連載されていた元祖ともいうべきジャンプ版があり、こちらは全32巻となっています。しかし、ジャンプの人気アンケートの結果が今一つだった為、完結を見ることなく打ち切りになってしまったのです。
そこから、作者の武井宏之さんが集英社から講談社へ移籍して、新章である完結版を連載しました。シャーマンキングが完結まで描き切れなかったことを悔(く)いていた武井宏之さんは、そこで続編となる『SHAMAN KING 完結版』を連載することになるのです。
その他のシャーマンキングついて、シャーマンキングの漫画はどこから読めばいいのか徹底解説します!!では、数多くある種類の中から何を読めばいいのかが分かる内容となっていますので、ぜひご覧になってください!
漫画『シャーマンキング』の世界をご紹介
シャーマンキングとは、霊能力者(シャーマン)の麻倉葉(あさくらよう)が、シャーマンの頂点を決めるため『シャーマンファイト』に参加し、『シャーマンキング』を目指す戦いを描くストーリーです。
1998年7月から2004年9月まで週刊少年ジャンプで連載されていました。シャーマンキングの世界とはどのようなものか一緒に見ていきしょう。
次の日に学校へ登校すると、なんと前日に墓場で出会った少年が同じクラスに転校してきたのです。少年の名前は『麻倉葉』という事と、彼が霊と交流できる『シャーマン(霊能力者)』だと知ります。
「霊が見える奴に悪い奴はいねえ」と言う葉と友達になったまん太は、葉や他のシャーマンたちとの物語を目撃していく事になっていくのでした。
霊能力者の戦いという事で、初期連載から他の人気漫画と肩を並べるほどの人気を得ていました。では、次に主要な登場人物を見ていきましょう。
登場人物の紹介
シャーマンキングに登場するキャラクター達をご紹介します!本当は全員の魅力(みりょく)をお伝えしたいのですが、素敵なキャラクターが多すぎるため、一部だけのご紹介になってしまうことをお許しください!
麻倉葉
本作の主人公であり、楽に生きられる世界にするため、シャーマンキングを目指すのです。自他共に認めるユルい性格ですが、戦うときは冷静な性格になります。
双子の兄であるハオとは、千年にわたる因縁(いんねん)の敵でありますが、彼の奥底にある孤独や苦しみを考察し、なんとか救いたいと考える優しさがあるのです。
阿弥陀丸(あみだまる)
剣技では達人の域(いき)を超えてる侍の霊で、鍛冶(かじ)屋である親友の喪助(もすけ)が打った『春雨(はるさめ)』を愛刀として携(たずさ)えています。彼は600年前、仕えていた領主から親友である喪助を殺すよう命令されました。
しかし、彼を逃がそうとし「最後に春雨を最強の名刀に仕上げて渡す」という約束を交わし喪助に預るのですが、その会話を盗み聞きされ喪助は殺されてしまいました。阿弥陀丸も約束の地で春雨のない状態で大量の兵士に襲われ、壮絶な戦いの末に死亡してしまいます。
この伝説は『千人斬り』や『鬼人』などと彼を恐れられている要因となっているのです。死後も喪助との約束のためその場所に留まり続けましたが、その約束を果たしてくれた葉を認めて持霊(もちれい)となりました。
小山田(おやまだ)まん太
実家は、世界的に有名な電子機器メーカー『オヤマダ』を経営している大富豪の息子です。ハーバード大学に入学するほどの秀才であるまん太は、人間では初めてとなる葉の友達になりました。
シャーマンの存在を知った普通の人間として、経済と同時に伝承や神話学の勉強もしており、シャーマンの能力を経済に生かす論文の発表やMBA(経営学修士)も取得しているのです。
恐山(きょうやま)アンナ
本作のヒロインで葉の許嫁(いいなずけ)です。恐山に捨てられていた所を、葉の祖母で木乃に拾われ育てられました。生まれながらにして他人の心が読める霊視能力を持っていたせいで、人の醜(みにく)さに苦しみ、人と自分を隔離(かくり)させて生きていました。
しかし、10歳の時に出会った葉に救われるのと同時に、霊能力も消えていったのです。この一件を機に葉を愛するようになっていきました。
ハオ/麻倉葉王(はお)
ハオは葉とそっくりの顔をしていますが、その正体は優れたシャーマンだけの世界『シャーマンキングダム』を作ろうとした麻倉家始祖の大陰陽師(だいおんみょうじ)麻倉葉王だったのです。
死んでも自分の意志で生まれ変わることができる、輪廻転生(りんねてんしょう)を自在に操れるようになった葉王。20世紀に葉の双子の兄として産まれ変わったのでした。
シャーマンキングの用語解説
シャーマンキングを見るうえで色々な用語がありますが、とりあえず知っておきたい用語を解説します。漫画の中で使われている用語を知っておくと内容も把握しやすくなるので、ぜひこの機会に覚えておいてくださいね。
シャーマン
シャーマンとは、霊能力を持ちそれぞれの方法で霊の力を借りることができます。シャーマンの多くは持霊と呼ばれる自分専用の霊を連れているのです。本人の能力次第で数や実力が異なる持霊の力を借りて様々なことを行っていきます。
シャーマンの力には先天的に身に付いている場合と、後から能力が身に付く後天的な場合と2種類に分かれているのですよ。
シャーマンキング
グレートスピリッツを持霊とし、この世の神羅万象(しんらばんしょう)を司(つかさど)る地球の王。その能力をどう使うかは当代シャーマンキングの裁決に任されており、過去には地球上の人類を3分の1まで死滅させた人物も存在していたそうです。
2500年前の釈迦(しゃか)や2000年前のキリストもその時代のシャーマンキングだったと言われています。
シャーマンファイト
500年に1度行われる、シャーマンキングを決めるための戦いのことです。トーナメントを勝ち抜いた1人が『シャーマンキング』の称号を得ることができるのです。
かつてのシャーマンファイトには、3000年前の太公望(たいこうぼう)や500年前のレオナルド・ダ・ヴィンチといった歴史上の人物も参加していると言われています。
まとめ
- シャーマンキングは1998年から2004年まで週刊少年ジャンプで連載されていた累計3,500万部の漫画である。
- 途中打ち切りになったシャーマンキングは、『SHAMAN KING 完結版』として電子書籍版で作品化された。
- リニューアル版は、『SHAMAN KING 完結版』を基に単行本全35巻として刊行されたもの。
- 2021年4月からは完全新作テレビアニメが放映される。
累計3,500万部を越える超人気漫画シャーマンキングについて詳しく解説してきました。もともとジャンプの連載から始まったものの、人気アンケートの結果が悪かったことで打ち切りになったのは、当時のファンにとっては残念だったでしょうね。
しかし、人気の漫画なだけあって電子書籍で本来の完結が読めたのは嬉しかったのではないでしょうか♪さらに、単行本として全35巻が刊行されたのはファンにとっては最高のニュースになり、そのうえ2021年4月から始まるテレビアニメも今から待ちきれないですね♪
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