新聞は大人の読み物。そんなイメージを皆さんは抱(いだ)いていませんか?新聞といえば全国紙以外にも地方紙や専門紙などバリエーション豊富な読み物の1つで、電車でサラリーマンが読んでいる風景が思い浮かんできますね。
どこの家庭でも新聞をとっているかと思いきや、実は新聞自体の家庭での購読(こうどく)率は少なくなっているそうです。そうした中で、『新しい新聞』として注目を浴(あ)びている新聞があるのですよ♪
それが今回のテーマ『小学生新聞』です!新聞は新聞ですが、子ども向けの新聞となります。そんな小学生新聞がどうして注目されているのか、気になりませんか?今回、その実態に密着しお伝えして参ります♪
新聞が読みたくなる!?小学生新聞の驚きの効果とは?

小学生新聞とは、名前の通り小学生向けに作られた新聞のことです。皆さんは小学生新聞と聞いて、具体的に一般の新聞と何が違うのかを答えられますか?「えっ!?」と言葉に詰まった皆さんのためにその違いを探っていきましょう♪
そもそも小学生新聞って何?どうして生まれたの?
そもそもどうして小学生新聞が作られるようになったのか。そのきっかけは『子どもたちにも新聞を通していろんなことに興味を持って欲しい』という考えから始まりました。
そのため小学生新聞は小学生ならば何歳から読んでもわかるように、『とてもわかりやすく読みやすい』をもとに作られています。新聞に触れることで、世の中の出来事に関心を向けて、世界観を広げて欲しいという心がそこにはあります。
全国紙としては、『朝日小学生新聞』『毎日小学生新聞』『読売KODOMO新聞』の3紙があります。地方紙ではいくつもありますが、今回は手に入れやすい全国紙を深くみていきましょう♪
どんな特徴があるの?
全国紙だからこそ、どのような特徴が見られるか気になりますよね。それぞれの新聞の『個性』を見る前に、3紙の共通する特徴を大まかにピックアップしてみます。
- 写真やイラストがたくさんあって、読みやすい。
- 文字や漢字には読みやすくするため、ふりがなを振っている。
- 分かりやすい解説もついていて、理解しやすい。
- ニュース以外にも、特集コーナーがあるため飽(あ)きさせない。
- 凶悪な事件や不倫・スキャンダルなどのゴシップは一切載(の)っていない。
小学生新聞は、安心して簡単に知識を広げてくれるという大きな共通点があります。特集コーナーも豊富で、普段目にすることの無かったものにも、興味を持つ可能性が生まれてくるかもしれませんね。
小学生新聞はそれほど人気がなかった!?
しかしながら、たくさんの想いを込めて作られた『小学生新聞』ですが、販売当初はそれほど人気もなく、売れ行きも細々(ほそぼそ)としていたそうです。
そんな小学生新聞が、どうして近年『新しい新聞』として注目を浴びるようになったのか。見直されてきたきっかけとなったのは新聞を読むことで、本当に知識や学力が上がったというお子さんたちの保護者からの声があったからです。
難関中学合格者の約40%は小学生新聞を読んでいた!?
有名難関中学校の合格者のうち約40%の子たちが『小学生新聞』の読者だったということが判明したことで、新聞への信頼とともに、注目がされていったのです。
実は、中学受験は5教科以外にも『読解力・作文力・時事知識問題』が出題されます。この問題を解くための力は、勉強とはまた異なった力となるため、すぐには身につけることが難しいのです。
嬉しい子ども新聞の効果とは
読解力・思考力・表現力が必要となる中学受験ですが、その力を身につけるには、物事に対して興味を持つことから始まり、理解するために考え、自分なりにまとめていくことが大切ですよね。
小学生新聞は、そうした力を補(おぎな)うにはもってこいなのです。1つのコンテンツには興味がなくても、いくつかあるコンテンツのうちどれかに興味を抱いて読み進め、自分の中に落とし込む。
それの繰り返しが、受験だけでなく心のあり方として力を身につけさせてくれます。そうした力により成績が良くなり、中学受験にも役立つ結果へと繋がったのです。なんだか小学生新聞がカッコよく見えてきましたね♪
おすすめはどれだろう??気になる3紙のポイントチェック♪

『文章を読む』という力を幼い頃から身につけることで、心のあり方や物事の考え方について良い方向へと導いてくれるきっかけとなります。それが新聞の効果とも言えますね。
新聞を読むことにより難関中学受験に合格という結果が生まれたことで、ますます『文章を読む』ことの大切さを教えてくれました。本だと分厚いせいか飽きてしまいがちですが、いろんな分野が短い文として載っている新聞なら、興味が惹(ひ)かれるかもしれません。
それでは全国紙の3紙ではどういった興味を惹かせてくれるのか注目してみましょう♪とその前に、実は新聞には『日刊』と『週刊』があることをご存知でしたか?まずはこちらから説明して参ります。
日刊と週刊がある
日刊とは、休刊日以外毎日発行される新聞のことを言います。毎日なので、例えば日々起きたニュースの変化を最初から最後まで知ることができますね♪それぞれのメリットとデメリットでより詳しく解説します。
【メリット】
- 毎日届くので、最新の情報を知ることができる。そのため毎日『文章を読む』ことができ、習慣が身につく。
- ボリュームが多いので見所がたくさんある。
【デメリット】
- ボリュームが多いため、慣れないうちは疲れてしまう。飽きることはなくても『読み疲れ』が起きて、『文章を読む』ことがイヤになるかもしれない。
- 料金が高い。
日刊は、どうやらメリットもデメリットも、『ボリューム』に着眼点を置く必要がありそうですね(ふむふむ)。それでは週刊の方も見ていきましょうか。週刊は1週間に1度の発行となる新聞のことです。
【メリット】
- 1週間の出来事がまとめられているため、読み切りの場合が多い。文章が簡潔(かんけつ)で読みやすい。
- 料金が安い。
【デメリット】
- 簡潔にまとめられているからこそ、内容に深みがない。詳しく伝えられなかったり、書かれていなかったりしている場合がある。ボリュームが少ない。
- 週ペースとなるため、『文章を読む』という習慣化が難しい。
週刊だからこそ、料金は安いものの、新聞らしさを求めるにはちょっと物足りないところがデメリットかもしれませんね。ではではお待ちかねの全国紙3紙は、どのタイプに当てはまるかご案内します♪
朝日小学生新聞
カラー記事が多く、色の使い方が上手いために、どこに記事の『ポイント』があるか分かりやすくなっている朝日小学生新聞。注目色でもある『赤色』で「ピックアップ!」されると、つい読んでしまいたくなりますね♪
- 大 き さ :一般的な新聞と変わらない大きさ
- 発 行:日刊発行
- ページ数:8ページ 金曜・土曜のみ12ページ
- 料 金:税込み1,769円(2020年7月現在)
参考:朝日小学生新聞(外部サイトへ飛びます)
難関中学受験の多くが、朝日小学生新聞の読者だったという話があります。HPを見てみると、どうやら朝日小学生新聞には、『中学受験対策』コーナーがあり、本気で受験合格を目指している人にとって嬉しい内容があるようです。
ただ、受験対策に特化しているからなのか、毎日発行にも関わらず、ニュースネタは少ないみたいですね。その代わりに歴史や何らかの連載(れんさい)物があるのが気になるところかもしれません。
天声人語
朝日小学生新聞では、特に『天声人語』というコーナーが人気だそうです。この特集コーナーは『読解力・思考力・表現力』を勉強できるとあって、受験を意識している人にとってはありがたいコーナーとなりますね♪
ただし、ある程度の『文章を読む』ことに慣れていないと、このコーナーを楽しむ余裕は持てそうにないのかもしれません。
毎日小学生新聞
『毎日』と謳(うた)う毎日小学生新聞らしく、日々のニュースが一面に載っていて、『新聞』として読み応えがあります。まさしく『ザ・新聞』ですね♪
- 大 き さ :一般的な新聞の半分の大きさ
- 発 行:日刊発行
- ページ数:8ページ 土曜12ページ
- 料 金:税込み1,580円(2020年7月現在)
参考:毎日小学生新聞(外部サイトへ飛びます)
毎日小学生新聞は何より、文字と文字との間や写真の大きさなど、紙面を広げたときの構成が良く、目が疲れにくく読みやすいのが特徴となります。
また、複雑なニュースでもイラスト付きで分かりやすく解説してくれているため、子どもだけでなく大人でも「なるほど!」となってしまうのだとか(笑)
『文章を読む』ことがより楽しいコンテンツ満載(まんさい)
ニュースだけでなく、小説の連載など楽しいコンテンツがたくさんあるため、読むことが楽しくなる新聞、という特徴があります。
また毎日小学生新聞のキャラクター『なるほドリ』がちょくちょく描かれているのも、なんだかほっこりとした気持ちにさせてくれます♪
ただ、中学受験対策用の学習コンテンツが少ないため、『お受験』に集中したい人にとっては物足りないのかもしれません。それでも世の中の動きを知って、知識や教養を身につけたいのならば、この毎日小学生新聞が最も充実していますね☆
読売KODOMO新聞
全国紙で唯一、週刊のみの発行となる読売KODOMO新聞。3紙の中で、最もイラストや写真、図解を使っていて、文字慣れしていない人には読みやすさバツグンとなる新聞です。
- 大 き さ :一般的な新聞の半分の大きさ
- 発 行:週刊発行
- ページ数:20ページ
- 料 金:税込み550円(2020年7月現在)
参考:読売KODOMO新聞(外部サイトへ飛びます)
まるで図鑑のような新聞。そんなイメージが似合う読売KODOMO新聞では、『使えるEnglish』コーナーも含めた特集コーナーがあり、意外にも大人でも勉強になるのだとか。
読みやすさは3紙の中でダントツ1位となり、人気も1位だそうですよ☆新聞に慣れない子でも、手にとってしまう魅力(みりょく)があるかもしれませんね♪
名探偵コナンのコーナー
また、新聞を読むことで『文章を読む』ことの大切さを最も強く意識させるために、『小学館』も特別協力で編集に携(たずさ)わっているようです。
小学館が編集にも関わっていることで、小学館が出版している大人気マンガ『名探偵コナン』のコナンくんが、様々な疑問やナゾに迫(せま)るコーナーが特に人気となっています。
コナンくんと一緒に、世の中のナゾを解決してみませんか?そんなワクワク感を持たせてくれる読売KODOMO新聞。子ども目線で書かれていて、新聞とは思えない新聞。だからこそ週1で届くことが楽しみですね♪
特徴的だからこそ、選べない!そんな方へ
3紙の特徴を細かくみていきましたが、皆さんはどの新聞が気になってきましたか?新聞を使って『文章を読む』こと、その先にたくさんの関心を持たせて、将来へと役に立ってほしいなど、いろんな想いを抱いて新聞選びを進めているはずです。
ただ、ここで大切なことは『お子さん(読者)のライフスタイル』に合った新聞選びをすることです。あくまで中心となるのは、子どもたちです。そのため子どもたちの読むレベルや興味、生活環境によって変えることも考えていきましょう。
読売KODOMO新聞:初心者レベル。イラストや図解が豊富だからこそ、新聞を読み慣れていない人でも楽しめられる。『文章を読む』ことに慣れてくれる可能性がある。
毎日小学生新聞:中級レベル。新聞に慣れてきた人向け。イラスト付きでニュースを知ることができる。世の中の動きに興味を持たせられる。理解を深め「もっと読みたい」という気持ちにさせてくれる可能性がある。
朝日小学生新聞:上級者向けレベル。文章に読み慣れたからこそ、「あらゆる物事の動きを深く知りたい、何か面白いことがあるかな」という興味関心を満たしてくれる。知らず知らず中学受験に対応した考えを身に付けられる可能性がある。
どういった目的をもって、どんな人物に育ってほしいかを含めて新聞を選ぶことが大切です。『文章を読む』ことが読む子たちの心を育っていくことに繋(つな)がってほしい、という想いがそこにはあるからこそ、色々と試してみましょう♪
解約は電話1本でOK
一旦契約してしまうと、解約は難しいのでは?と思い、新聞を選べない人もご安心ください。3紙とも電話1本で解約可能なのですよ。気軽にお試しプランから始めることもできますし、小学生新聞は私たちに優しい新聞ですね(笑)
ただ、月途中の解約や、日割り返金ができないため、解約手続きした月末や週までは届きます。それだけはご注意くださいね。
小学生新聞を読んでいく上で大切なこととは??
『文章を読む』ことで『心を育(はぐく)む』効果がある。その結果、難しいとされる難関中学合格へと繋がっていく。そのことを期待して無理に読ませようとしてはいけません。
日々新聞を読む習慣を身につけるには、ライフスタイルに合わせたものを選ぶことが何よりも大切です。つまり子どもたちの興味関心や生活にあったものを選ぶこと。
好きだからこそ続けられる。それが千里の道も一歩からとなって、ゆくゆくはお子さんの力となって自分のやりたいことへの道に繋がることを、忘れないでくださいね。
まとめ
- 小学生新聞が注目されている!?
- 難関中学合格者のうち約40%が小学生新聞を読んでいた!?
- 意外にも大人が読んでも楽しく学べるコンテンツが満載!?
- 全国3紙どれも面白そうで迷っちゃう!?
- 読者(子どもたち)に合った新聞選びが大切!!
新聞を通して、『文章を読む』ことが、驚きの効果を生むことがわかりました。受験といえば、辛い・厳しいなどマイナスなイメージを持ってしまいがちです。
そのイメージをほんの少しでも軽くしてくれるだけでなく、将来においても「読んで良かった」と思えるような効果が期待できそうな新聞を使って『文章を読む』という行為。
もしかしたら子どもたちが、いつの間にか小学生新聞から一般の『新聞』を読んでいる日が来るかもしれませんね。そうした成長の変化を含めて、一緒に『文章を読む』ことを楽しんでいくのもいいですね♪
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