ネタバレ覚悟⁉︎スピニングカイトの魅力って?映画とキャストを解説!

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青春映画と言えばどんなジャンルを思い起こしますか?高校生の思春期を描いた恋愛ものだったり、部活に精を出した熱い友情ものだったりと色々な学校での思い出を思い起こす人が多そうです。

ですが、このスピニングカイトはいずれの青春映画のジャンルにも当てはまらない、新しい青春ジャンルとして多くの人を魅了していることを知っている人はそれほどいないでしょう。

今回は公開から2020年現在もなお愛されるスピニングカイトには、どんな魅力があるのかを紹介します。ご覧ください!

スピニングカイトってどんな映画なの?

新しい青春ジャンル?となるといつの頃?となりそうですね。そして愛され度が気になるところ。それではまず作品情報から見ていきましょう!スタート!!

作品情報
  • タイトル:SPINNING KITE スピニングカイト
  • 制作年度:2011年
  • 公  開:2013年5月18日
  • 上映時間:109分
  • ジャンル:青春
  • 監  督:加瀬聡(かせさとし)
  • 脚  本:加瀬聡

引用:スピニングカイト公式HP(外部サイトへ)

監督・脚本を手掛けた加瀬さんは、こちらの映画が初の長編デビュー作品だったそうです。ファンのために2020年5月に公式映画オンライングッズを販売するなど今でも愛され続けています。

この映画はすぐに、『SKIPシティ国際D シネマ映画祭2011』の国際長編ノミネートを初め、世界各地で15もの受賞や公式上映枠を次々と獲得するなど青春ドラマの名作になりました。

そして2020年現在どうして再度注目を浴(あ)びたのか公開から今に至るまでの流れを追っていきましょう。

映画スケジュール
  • 2013年:記念すべき初公開
  • 2015年:TOHOシネマズにて再上映が決定
  • 2018年:ファン待望!DVDがついに販売
  • 2019年:全国で上映イベントを開催
  • 2020年:5月12日『映画天国』にて地上波発放送
  • 2020年:おまたせしました!映画のオンラインショップ開始

引用:スピニングカイト公式HP(外部サイトへ)

公開年が2013年ですので、2020年現在から遡(さかのぼ)ると約7年前!こんなに長い年月が流れているとは驚きですね。決して新しいとは言えない映画ですが、なぜこの映画は長年愛され続けているのか、いよいよそのストーリー知る時が来ました。第二部スタートです!

映画のストーリーとその魅力は?

映画作品情報だけではどれほどの魅力が詰まっているか全くわかりませんでしたね・・・。それではストーリーをネタバレにならないギリギリのラインで攻めていきますよ。どうぞ!

引用:スピニングカイト公式HP(外部サイトへ)

ほぼこの予告編の動画で完結しそうですね。とりあえずはストーリーを文章でまとめてみます。

舞台背景のまとめ
  • 舞  台:千葉県木更津市
  • 時  代:1996年
  • 背  景:東京都と千葉を結ぶアクアラインができる少し前
  • 登場人物:19歳となる4人の中学からの腐れ縁
  • 関  係:バンド仲間

近くて遠い、東京湾を挟んだ目と鼻の先に見える大都会東京。すぐそこにある場所に憧れを抱きながらも何かを諦めたような街の雰囲気の中で、4人の若者が未来を掴むためにもがきながらも歩む姿を描いた映画です。

中村倫也の演じるジュンをはじめ、ブンジ、キド、マキの4人の青年たちがそれぞれに事情を抱える中で続けていたバンド活動。そして事情のよってついに最後のライブが始まろうとした時、事件が起き・・・。

2006年に撮影された当時、この4人は年齢設定時の19歳にほとんど近い年齢でした。そのためリアルな姿により近づき、それぞれの演技力がぱっと花を咲かせたこと間違いなしですね。

何がすごいって?ここがすごいんです!

簡単な解説では魅力が伝えきれない!それでは映画評論家のように語ります。ずばり!一番の魅力は懐かしくどこかほろ苦い青春がここにあることです!

19歳といえば、中途半端な存在かもしれません。大人でもなく子供でもない位置にいるからこそ、未来への不安、そして未来への夢や希望があるはず。この映画は、そうした誰しもが経験するもしくはしたことがある光景を描いています。

観る人によって注目するところは違いますが、だからこそ感じる魅力は人それぞれなところもこの映画の面白みの一つ。子供の時に見たものが大人になった時に見た時と違うようにその魅力は共通して『あの頃を思い出す光景』となんとなくなるのでは?

便利さなんて知らなかったあの時代に共感

この映画の魅力は、90年代の雰囲気共感やすというところです。90年代とはどんな雰囲気なの?といえば、わかりやすく言うとガラパゴスケータイがやっと普及しはじめたあたりというイメージです。

2020年の今でこそ、IT技術が当たり前のように普及(ふきゅう)していますが、映画の世界では気軽に通信できず、わからないことは自分たちで一歩ずつ手探りから始めるような時代がメインです。

だからこそ、自分たちの抱えるそれぞれの思いや悩みが共感できなくても、バンドがわからなくても、この不便だった時代に自然と共感しやすいのかもしれません。では最後にこの青春映画のメインである男、男、男づくしのキャスト4人をご紹介しましょう。

映画の中で輝くキャストたちの個性

ヒロインがいない青春映画と聞いたらこれはなんとも興味深い。ヒロインらしき人はいますが、メインは4人の青年たち。彼らの未来へと走り出すその世界観にはお色気不要な熱い友情があります。それでは4人のキャスト(配役)をご覧ください。

4人の主役たち

中村倫也(なかむらともや):予備校に通う振りをしてバンドを続けるジュン役

  • 誕生日:1986年12月24日
  • 出身地:東京都
  • 代表作:『サビ男サビ女』『狐狼の血』

 

内野謙太(うちのけんた):両親や兄との折り合いが悪くて一人暮らしをしながらバンド生活を続けるブンジ役

  • 誕生日:1985年7月5日
  • 出身地:埼玉県
  • 代表作:『リリイシュシュのすべて』『風が強く吹いている』

 

伊藤友樹(いとうともき):バンドに暴走族と我が道をいくキド役

  • 誕生日:1985年1月24日
  • 出身地:東京都
  • 代表作:『バトルロワイヤルⅡ 鎮魂歌』『魔法戦隊マジレンジャー』

 

醍醐直弘(だいごなおひろ):父のせいで高校もバンドもすることが叶わなくたってしまったことに悩むマキ役

  • 誕生日:1986年12月15日
  • 出身地:愛知県
  • 代表作:『中学生日記』『クローズEXPLODE』

この映画が始まる一ヶ月前まで、主演となるジュン役が決まらなかったそうです。そこで業界に再度募集した際、関係者の推薦で中村倫也さんが登場したという裏話があります。2020年現在では実力派若手俳優となった中村倫也さんの初の主演映画となります。

。内野謙太さんは特撮テレビドラマで多数出演されていていました。そして伊藤友樹さんは世界ウルルン滞在記にも出演したりと俳優の幅を超えて活躍していたそうです。醍醐直弘さんに至ってはモヒカンが印象的ですが、撮影が終わってからもモヒカンのまま居続けた伝説があります。

中村倫也さん以外は、子役から俳優業界で活躍していた実力の持ち主です。中村倫也さんにとっては歳の近い彼らとの共演は刺激的で、俳優人生に大きな影響を与えたかもしれませんね。スピニングカイトでは初々しい中村倫也さんに会えることも魅力かもしれません。

まとめ

  • 1990年代の青春バンドムービーを描いたどこか懐かしさを思い起こさせる映画
  • 監督の初の長編映画作品とともに、主演の中村倫也さんも初の主演映画作品になった
  • 4人の主役は同年代であるからこそ、リアルな世界観を楽しめられる
  • 時を経(へ)ても愛される続ける映画の魅力は『共感』がポイントだった

若い時だからこそ現実に葛藤(かっとう)するリアルさを描いた映画、というのも新しい青春ジャンルになりそうですね。映画が公開されてから長い年月が経っても愛され続けているということは、観た人の心に強い『共感』と『印象』を残したのでしょう。

スピニングカイトを通じてまだまだ映画の世界では新しいジャンルが増えていきそうな可能性を狭間見ることができましたね。それではここで、はい、カット!!お疲れさまでした!!!!

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