スイカの育て方を知ってますか?今年はプランターで簡単に育てよう!

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夏になれば店頭にゴロゴロと美味しそうなスイカがたくさん並びますよね。でも1玉で買うと値段が高いし冷蔵庫に入りきらない。だからと言ってカットスイカじゃ足りない!いっぱい食べたい!と、スイカの前で思わず悩んでしまった経験1度はありませんか?

もしもこのスイカが家で栽培できたら食べ放題なのでは?と、夢見ては結局食べ切れるサイズを買ってきてしまいますよね。でも、たくさん食べたいスイカを我慢して夏が終わるなんてもったいないです!もしその夢が叶うとしたら皆さんはどうしますか?

私なら迷わずに挑戦してみますね。コツさえ掴めばスイカはプランターで育てることができるんです!今回は、自宅で栽培できるスイカの種類と育て方をご紹介していきたいと思いますので、夢のスイカ食べ放題を開催しちゃいましょう♪

スイカの種類

『スイカ』と一言でいっても、小玉スイカ・中玉スイカ・大玉スイカと大きさが異なるものから、見た目が黒い品種・中が黄色い品種・楕円形(だえんけい)の品種など多種多様な種類が存在しています。一般的にスーパー等で売っている種類は大玉スイカがほとんどで昔から親しまれてきました。

この大玉スイカを栽培するとなると、大きな畑や場所が必要になるため家庭での栽培は困難です。なので大きいスイカを食べたい場合には、プロの農家さんが育てた美味しいスイカを、奮発して買って食べましょう♪

自宅で育てることができるスイカの種類

たくさんある種類の中で、自宅での栽培に適(てき)しているのが【紅しずく】と呼ばれる小玉スイカです。小玉スイカの直径は大きくても25cmくらいなので、プランターでの栽培も可能になります。

実が小さいのでもちろん食べられるところも少ないのですが、大玉スイカに比べて皮がとても薄いです。そのため、捨てられることが多い皮の部分のゴミが減るというメリットもあります。さらに味は、昔ながらの大玉スイカに引けを取らないくらいに甘みが強いのも特徴です。

サイズが小さい分、大きいスイカに比べて甘くなるのも2週間ほど早いのですが、苗の販売時期が大玉スイカと同じです。ですから購入の際には小玉スイカ』と書いてある苗を買うようにしましょう。間違うとお庭が大変なことになるので注意が必要です。

自宅での栽培方法

スイカが畑で実っている姿を見たことがありますか?蔓(つる)を地面いっぱいに這(は)わせて、その茂みの中でスイカが実るんです。一見(いっけん)地面にスイカが落ちているように見える為、それを初めてみた友人は「スイカ落ちてるけど捨ててるの!?」と驚いていました。

そんなスイカの栽培方法は自宅では無理だと思いますよね?実は簡単にプランターで育てることができるのです。蔓を地面に這わせるのではなく、支柱を立てて巻き付けて育てていくので狭いスペースで栽培が可能になります♪それでは実際の栽培方法をみていきましょう。

プランターの準備

まずは苗を植える準備をしていきましょう。小玉スイカとはいえ、かなり深く根を張るので深さのあるプランターが必要です。目安としては10号(30cm)サイズ以上のもで、高さ100cmくらいのものがいいでしょう。そしてプランターで育てるのに重要なのが水はけの良さと支柱です。

プランターの底に穴が開いていても、水が抜けにくい植物だと根腐れを起こしてしまいうまく育ちません。そこで必ず底石を入れて、土や根で穴が塞(ふさ)がってしまうのを防ぎましょう。そして支柱を簡単に装着できるプランターや、支柱をしっかりと固定できるものを用意してください。

せっかく育てていても、途中で根腐れをして枯れてしまったなんて悲しいことが起こらないように、事前準備はしっかりしていきましょうね♪

苗の植え付け

もちろん種からでも育てることはできますが失敗も多いので、始めは苗から育てるのがおすすめです♪植え付ける時期は暖地(だんち)だと5月上旬まで、寒冷地(かんれいち)だと6月中旬までには植え付けてしまいましょう。

苗の根本がプランターより上に出ないように、プランター上部から下2cmくらいまで土を入れるようにして植えてください。土はたくさんあったほうがいいような気もしますが、水をあげるごとに土は沈んでいきます。そうすると根が見えてしまい枯れる原因になるので気をつけましょう。

支柱の組み立て

もっとも簡単な支柱の組み方が『あんどん仕立て』です。ミニトマトの栽培などでよく見られる方法で、5~6本の支柱をプランターの縁(ふち)に立てて、その支柱と支柱の間をつなぐように円形状にワイヤーを括(くく)り付けていきます。

支柱は組み立てるだけの簡単なキットも販売していますので、それらを活用するのもおすすめです♪また苗が大きくなるまでは、仮の支柱として割りばしなどで支えることにより、苗が倒れるのを防ぐことができます。

蔓が伸びてくると、組み立てた支柱に蔓を巻き付けていくので、グラグラと不安定にならないようにしっかりと固定してあげてくださいね♪

摘心(てきしん)

これで準備はばっちりです。ここからは本葉が5~6枚になるまで成長を待ちましょう。大きくなったら摘心を行い、親蔓(おやづる)の成長を止めてしまいます。摘心することにより、葉の脇から小蔓(こづる)が伸びてきて雌花(めばな)がより多く咲くようになるのです。

この雌花が無いとスイカが実りませんので、より多くのチャンスを得るためにも摘心は必ずしたほうがいいでしょう。雄花(おばな)・雌花の見分け方ですが、雄花は花だけが綺麗に咲きます。それに引き換え雌花は、花が咲いた時からその根元に小さな小さな実をつけています

5mmくらいの小さな実ですが、よく見るとすでにスイカのような模様をつけるのです。ここまで来るとこの小さな実がとても愛おしくなってきますよね。ここからはいよいよこの実を大きくしていく作業です♪

人口受粉

小蔓に花がたくさん咲いてきたらいよいよ受粉(じゅふん)です。おいしい蜜にたくさんの虫が寄ってくるので、もちろん自然にいる虫達にお任せでも構いません。でも不安だという方には人工授粉をおすすめします。

雄花のはなびらをすべて取り、雄しべだけにして雌花に優しく擦(す)り付けます。受粉してから収穫までは40日程度なのですが、スイカは見た目だと収穫時期がわかりにくいので、受粉をした日をメモしておくといいかもしれません。

ハンモック作り

小玉スイカといっても2kgほどの重さがあるので、何もしなければ重さで蔓が折れてしまいます。なのでスイカ専用のハンモックを作ってあげましょう。ホームセンターに売っている収穫用のネットや水切りネットなどを利用してスイカが落ちないように支柱に留めてあげます。

ここで支柱が大活躍するので、改めてきちんと固定されているか確認するようにしてくださいね。おいしいスイカを収穫するまでは後ひと息です☆

収穫時期について

いよいよ待ちに待った収穫の時です。先ほどもお伝えした通り、受粉をしてから約40日程度で収穫できるのですが、品種によって異なる場合があります。おいしい時期を逃さないように、苗を買ってきた時に付いているラベルの裏をチェックしておきましょう!

詳しい収穫時期が載っていますので、これを参考にしてドキドキの初収穫を楽しんでください♪

害虫や病気について

植物を育てているとどうしても悩まされるのが、害虫と病気ですよね。愛情たっぷりに育てていても、収穫できなかったらすべてが水の泡です。がっかりしないためにも、かかりやすい病気や害虫を覚えておきましょう。

かかりやすい病気

スイカは水をあげすぎると、湿を原因とした病気にかかりやすくなります。ですので梅雨の時期は特に注意が必要ですね。主にうどんこ病やつる枯病などカビが原因のものが多く、見つけたらすぐに対処しなければあっという間に枯れてしまいます。

葉が枯れる、葉に白いカビが生える、葉が褐色(かっしょく)になるなど、見た目に変化が現れたら病気を疑いましょう。早期発見であれば、ホームセンターなどに売っている薬剤で対処することができます。いざという時の為に、一度ホームセンターでどのような薬剤があるのか確認しておくと安心です。

つきやすい害虫

スイカはウリ科の植物なので、きゅうりなどによく付くアブラムシやウリハムシなどによく好まれます。1~2mmの虫が大量についてるのを見た時にはゾッとしてしまいますよね。こちらも早期発見であれば薬剤で対処することが可能になります

見つけ次第すぐにやっつけてしまいましょう!そのままにしてしまうとおいしい栄養分が吸い取られて枯れてしまいます。病気も害虫もすぐに対処することが大切なので、日々成長を確認しながら、気をつけていきましょう。

まとめ

  • プランター栽培するなら小玉スイカ
  • 支柱に蔓を巻き付けるので、省スペースで栽培可能
  • 摘心してより多くの雌花を咲かせる
  • 蔓が折れないようにハンモックで支えてあげる
  • 受粉から40日程度で収穫が可能
  • 病気・外注は早期発見であれば薬剤で対処できる

畑や広い土地が無くてもスイカは簡単に自宅で栽培できるんですよ♪小さいスイカであれば、一人で丸ごと食べるなんて贅沢な事もできちゃうんです。今まで家庭菜園をしたことが無い人でも、コツさえ掴めば簡単なのでチャレンジしてみてください。

スイカは夏バテ予防に良いとされているので、ぜひ自分で育てたスイカを食べて暑い夏を乗り切りましょう♪

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