皆さんは空に見えるものといえば何を思い浮かべますか?よく目にする太陽や月、星など色々と出てきますよね。しかし肉眼で見ることができるものは、他にもあります!実は、宇宙にある惑星(わくせい)や塵(ちり)も地球から肉眼で見えるのですよ♪
その中でも印象的なものは、尾を引いて見える彗星(すいせい)です!ですが「彗星って何?」という人も多いですよね?そこで今回は、彗星とは何か、隕石(いんせき)のように落下するのか、また彗星落下の実話はあるのかを簡単にまとめてみました。
彗星って何?流れ星に似ている!?
そもそも「彗星って惑星なの?星なの?」などわからない事が多いですよね。私は星だと思っていたのですが、実は惑星でも星でもなかったのです!では彗星とは、何だと思いますか?まずは彗星の正体について知っていきましょう♪
彗星とは
彗星は日本では『ほうき星』英語では『コメット』と呼ばれている、太陽系の天体の1つなのです!「太陽系の天体」と聞くと少し難しい話に思えますが、太陽の周りを回っている天体のことを言います。
そして太陽系の天体には『惑星』『準惑星』『太陽系小天体』など大きな分類があり、その中に様々な天体が分類されています。彗星は太陽系小天体に分類されているのですが、その理由は彗星の正体にありました☆彗星の正体とは・・・なんと!おもに氷や塵からできているのです!
氷や塵などからできているなんて、想像できませんよね!そして始めの方に「塵なども肉眼で見える」とお話しをしましたが、彗星はどのように見えるのでしょうか?
彗星と流れ星は似ている?
彗星を天体写真で見てみると、皆さんもご存知の流れ星にとてもよく似ています。そんな2つの天体ですが、肉眼で見た時にその違いがわかるのです!流れ星は「尾を引いて動いて見える。」彗星は「尾を引いたまま空に留(とど)まって見える。」という見た目の違いがあります。
しかし「見た目だけではわかりにくい。」という人も多数います。ですが見た目よりも、はっきりと違いがわかるものがあるのです!その違いとは天体が見える時間帯で、流れ星は夜空に見えて、彗星は「明け方の東の空」または「夕方の西の空」に見えます。
流れ星と彗星の違いを、実際自分の目で見てみたくなりますよね!彗星は長時間ぼんやりと見えるので、見てみたい人は双眼鏡を使って探してみてくださいね♪さてそんな彗星ですが、隕石などと同じように落下してくることはあるのでしょうか?
彗星は落下する?実話はあるの?
ニュースでもたまに「落下してきたのは隕石なのか!?」など取り上げられますが、氷や塵でできている彗星は落下すると思いますか?また実話はあるのかまとめてみました。まずは落下の原因である『天体衝突(てんたいしょうとつ)』について見ていきましょう。
天体衝突とは
小惑星や彗星などの宇宙にある小さな天体が、地球などの他の天体に衝突することを『天体衝突』というのです!そして隕石(固体物質)を伴う衝突の場合は『隕石衝突』や『隕石落下』といい、衝突した地球などの天体にクレーターと呼ばれる穴を残す場合もあります。
人工衛星写真などで見る天体の表面にできたへこみは、これらの衝突が原因でできていたようですね。天体衝突や落下を想像してみると、とても恐ろしいですよね・・・。では衝突などによって地球上ではどのような事が起こるのか、実話と共にお話しをしたいと思います。
彗星落下や天体落下は見ることができる?
彗星の落下について調べてみたところ「彗星が落下した!」というよりは「小惑星や隕石が落下した!」というような、ざっくりとした情報しかないようです・・・。しかし隕石の落下は世界的にも多いようで、日本でも隕石落下の目撃情報が多数あります。
今まで日本に落下した隕石によって負傷者などは出ていないようですが、わりと頻繁(ひんぱん)に隕石落下が目撃されているのです!このように実話も知ることで、隕石落下がとても身近に感じますね。
日本で目撃された天体落下
さて「隕石落下の目撃情報が多数」とお話をしましたが、日本のどこに隕石が落下してきたのでしょうか?いくつかピックアップしてみました!
- 1996年1月
茨城県つくば市を中心に、隕石の破片が雨のように多数降った。
- 2003年2月
広島県安佐南区の配送センターにて、隕石が発見された。
- 2018年9月
愛知県小牧市の民家に、隕石が落下した。
このように落下した隕石は、様々な場所で発見されているのです。最近では2020年の7月に、関東上空で火球の観測がされてニュースでも報道された為、全国的に話題となりました。その後、千葉県で隕石の破片とみられるものが2つ発見されています。
普段生活をしている中で、いつ起きるかわからない隕石落下を注意するのはむずかしいですよね。他の災害と違って個人で防ぎようがないため、民家に落ちた場合は屋根や家の一部破損などの被害にあうようです。とても怖いですが、人が被害にあう確率は低いので落ち着いて行動しましょう!
まとめ
- 彗星とは太陽の周りを回る小さな天体の1つ。
- 彗星はおもに氷や塵からできている。
- 流れ星と似ていて、肉眼で見ることもできる。
- 天体同士が衝突することで、隕石が落下する。
- 隕石の落下は頻繁に起きている。
彗星について知ることで、宇宙で起きている事などもわかりました。そして彗星や流れ星をきっかけに、天体観測をしてみたくなった人もいますよね?星や天体によって見える時期や時間帯が変わるので、天体観測する際はその時見られるものを調べてみてくださいね♪
もしかしたら隕石落下の瞬間も、見ることができるかもしれませんね。しかし、隕石落下が近い場所で起こるととても危ない為、見かけた際は安全を第一に避難してください。天体の落下は意外と身近な事なので、今後も注意が必要ですね!
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