くりっくりの真ん丸い目にキツネを想像させる三角の尖(とが)った耳。そんな特徴をもっている【砂漠の天使】と名高いスナネコをご存じですか?ネコ好きじゃなくてもその愛らしい姿に目を奪われてしまうのではないでしょうか。
今、ちまたではこのスナネコを自宅で飼うことができるのか、どこに行けば会えるのか、どこで販売されているのかと、さまざまな噂が飛び交っています。気になってたんだよね~って方必見!!謎のベールに包まれているスナネコについて徹底的に調べてみました。
【スナネコ】って言葉を初めて聞いた方でも、この記事を読んでいただければスナネコの魅力(みりょく)に取りつかれること間違いなし☆ぜひ、今話題のネコちゃんについて一緒に知識を深めて、友達にドヤ顔で語りつくしましょう♪
スナネコって自宅で飼えるの?どこで販売されているの?
ペットショップに行けばさまざまな種類のネコちゃんがいて、何時間でもその可愛らしい姿を見ていられますよね。でもそこで【スナネコ】この4文字を見たことがあるでしょうか?アメリカンショートヘアー、ロシアンブルーなど人気のネコちゃんは見た事あるはず。
ではいったいどこに行けばスナネコの姿を見ることができるのでしょう。そこでまずはスナネコの生態について詳しく見ていきたいと思います。なぜ【砂漠の天使】と呼ばれるのか、その由来も気になるところですよね。
スナネコは他にも名前があった!

スナネコという名前は和名で、正式名称は別にありました!和名も覚えやすいのですが、スナネコを語るうえで正式名称を覚えておくのは必見ではないでしょうか。
学名:Felis margarita(フェリス・マルガリータ)
英名は和名にも似てる感じがしますね♪1匹でたくさんの名前をつけてもらえるなんてどこか贅沢な感じがしませんか?スナネコ、サンドキャット、フェリス・マルガリータ。やっぱり私的にはスナネコがしっくりきます☆
スナネコはここに住んでいる!
では次に、一体どこに住んでいるのか気になりますよね。主な生息地域と、その可愛らしい容姿の特徴についても一緒に見ていきたいと思います。いよいよ砂漠の天使の秘密公開です♪
カタール
サウジアラビア
モロッコ
主に中東の砂漠地帯に多く生息しています。イエメン、イスラエル、パキスタンでは絶滅したとも言われているそうです。【スナ=砂漠】に住むネコちゃんということから日本では【スナネコ】と呼ぶようになったのでしょうか。とてもわかりやすく一回聞いたら忘れない由来ですよね☆
暑い砂漠にわずかに生息するその愛らしい姿から【砂漠の天使】と呼ばれているのかもしれません。暑くて大変な生活をしている方々の癒しの存在としてその地域では大事にされているのではないでしょうか♪
スナネコの特徴はコレ!
お次は、外見の特徴について見ていきたいと思います。他のネコに比べて何か違いはあるのでしょうか?
尾長:28cm~35cm
体重:1.8kg~3.6kg
体毛:黄色がかった茶色
耳 :幅広く大きく尖っている
大きい個体でも3.6kg、しっぽも平均より短めで、他のネコちゃんに比べると少し小さめの種類になります。耳の幅が大きくキツネを思わせるような三角の尖った耳が特徴です。耳の中にも毛がフサフサと生えていて、耳の中に砂が入るのを防いでくれています。
全体的に体毛は黄色がかった茶色をしていますが、背面には灰色の横縞(よこしま)が8~9本ほど入っていて、なんと足の裏にも毛がびっしり!これは暑い砂漠の上を歩くのに自分の体を守るためとされているのだとか。暮らす場所によって進化していくのは、どの生物も同じなのですね。
日本では見ることはできないの?

ではそんな愛らしいスナネコを日本では見ることはできないのでしょうか?結果からお伝えすると、絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)にも指定されているため、日本で見ることは難しいです。なので、自宅で飼うこともできません。
これからお迎えを考えていた方々からは、え~!!というお言葉が聞こえてきそうですが、それにはさまざまな理由があります。砂漠に住処(すみか)を置いている為、日本の住宅という環境においては生きづらく飼うのは難しいからです。
絶滅危惧種に指定されている
絶滅に追い込まれている理由として、内戦や人間が飼っているイヌやネコによる捕食。感染症やキツネ用の罠にかかるなどの被害によるものが挙げられます。イエメンでは1952年以降すでに生息の確認記録が無く、イスラエルでは2000年に調査するも確認されませんでした。
現在では少しずつではありますが、保護され繁殖(はんしょく)活動により増えてきています。参考データとしては1986年時点で飼育数は6施設で44匹いたのが、2013年の飼育数は44施設で174匹と報告されています。
しかし人間の身勝手な行動により、絶滅に追い込まれているのも事実として受け止めなくてはいけないのではないでしょうか。
保護活動
世界中の保護下にあるスナネコは120匹程度と言われています。実際自然界にはもう少し生息している可能性はありますが、いずれも貴重な種類であることはわかりますよね。希少種(きしょうしゅ)である上に生態がまだまだ不明な点が多い事から繁殖活動も困難(こんなん)なのだとか。
アラビア半島アラブ首長国連邦を構成する首長国アブダビの【アル・アイン動物園】が中心となって保護活動を進めてくれているそうです。下を噛んでしまいそうなこちらの動物園、飼育している種類がすごいんです!4,000頭以上いるうちの30%(180種類)以上が絶滅危惧種。
絶滅危惧種のプロフェッショナル集団の方々の手により、スナネコもどんどん増えていってくれることを願うばかりですね。そしていつの日か日本でもその愛らしい姿を見せてくれることを心待ちにしましょう♪
実は海外に会える場所がある
スナネコは夜行性なうえに砂漠が住処の為、野生であっても会うことは困難になります。でもどうしても見たい方という方は、飛行機に乗って思い切って海外に行っちゃいましょう!!
イギリス:ブリストル動物園
アメリカ・オハイオ州:シンシナティ動物園
シカゴ:リンカーン動物園
上記の動物園で会うことが出来ます。でもやっぱりもう少し身近でみたいですよね?やっぱりそう思いますよね?なんと国内初!!【那須(なす)どうぶつ王国】で見ることができるんです!!
那須どうぶつ王国
栃木県那須郡那須町大島にあるどうぶつ王国は室内施設が中心の為、雨の日でもゆっくりまわれちゃうのが魅力☆ここでなんとスナネコちゃんに会えちゃうんです!!さらにさらに!!2020年5月22日ビックニュースが発表されました。国内初のスナネコの赤ちゃんが誕生したんです♪
引用 Youtube
愛くるしくないですか?可愛くないですか?国内初の赤ちゃんです♪まだ一般公開はされていませんが、近いうち皆さんもお目にかかれる日が来るのではないでしょうか☆那須どうぶつ王国(外部リンクに飛びます)では他にもスナネコちゃんの動画がアップされています。
海外まではいけないよ・・・と諦めていたかた、自宅で飼うことはできませんが動物園にいけば国内でも会えます☆そしてこんな愛らしい姿を直接みることができます。お時間があるときにぜひ那須どうぶつ王国に足を運んでみてください♪
まとめ
- スナネコは和名である
- 中東の砂漠地域を住処としている
- 砂漠の天使として愛されている
- 絶滅危惧種に指定されている
- 那須どうぶつ王国で会うことができる
まだまだ謎に包まれているスナネコですが、その可愛さ故ペットとして飼いたいと思っている方も多いかと思います。残念ながらご自宅にお迎えすることは難しいのですが、少しでも多くのスナネコが保護され助けられることにより、この先もっと多くの場所で会えるようになるでしょう。
たくさんの人に愛され癒しをもたらしてくれるスナネコですが、国内初の赤ちゃん誕生の明るいニュースと共に絶滅危惧種では無くなることを願いたいと思います。そしてスナネコについて気になっている友達が周りにいたら、ドヤ顔で語ってあげましょう♪
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