【太陽の子】ドラマのあらすじ&キャスト紹介!三浦春馬はどんな役?

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いつの時代も「死」は突然で、悲しいものです。人気俳優の三浦春馬(みうらはるま)さんの突然の訃報(ふほう)に、ファンをはじめ彼と関わってきた人達からも悲しみの声が今も止みません。彼の表現者としての熱意や人柄は、多くの人々を魅了(みりょう)し愛されていました。

そんな彼の遺作(いさく)であるドラマ『太陽の子』が、2020年8月15日に放送され話題となりました。8月15日は終戦記念日でもあります。当時の人々も「死」に対して行き場のない思いがあったことでしょう。

今回は追悼(ついとう)の意を込めて、三浦春馬さんの遺作ドラマ『太陽の子』の物語のあらすじと演じた役をご紹介していくとともに、彼の俳優論にも迫(せま)っていきます!

『太陽の子』のあらすじは?キャストもご紹介!

ドラマ『太陽の子』は、海外の番組制作者と共同で作られたドラマです。朝の連続テレビ小説『ひよっこ』を手がけた監督(かんとく)の黒崎博(くろさきひろし)さんが、広島の図書館で見つけた京都大学の科学者の日記を元にして、シナリオから演出まで携(たずさ)わっています。

児童文学作家・灰谷健次郎(はいたにけんじろう)さんが書いた同名の小説がありますが、全く別のお話です。小説の内容は第2次世界大戦が終わった30年後、沖縄戦での出来事や沖縄県出身者の苦悩(くのう)が描かれています。では、今回のドラマはどのようなお話なのでしょうか?

『太陽の子』あらすじ

第2次世界大戦の終わり頃、京都大学の科学者である石村修(いしむらしゅう)は、仲間と共に海軍から命じられた「核(かく)エネルギーを使った新型の爆弾」の研究と制作をしていました。しかし次第に、人を殺す為に爆弾を作ることに疑問を持ちはじめます。

ある日、家を失った幼馴染(おさななじ)みの女の子・朝倉世津(あさくらせつ)が石村家に居候(いそうろう)することが決まると、戦地から修の弟・裕之(ひろゆき)も肺の療養(りょうよう)の為に一時的に帰ってきます。

ある日、兄弟の母から「せっかくだから、3人で小旅行をして羽を伸ばしてきなさい」と言われて海に出掛けます。体調が回復した裕之は、小旅行が終わったら戦地に戻ると言いますが、その夜、海で自殺しようとするのです!そこに隠された心の闇(やみ)とは!?

ドラマでは主に若い科学者の苦悩や葛藤(かっとう)にスポットライトを当て、戦争に振り回されながらも懸命(けんめい)に生きようとする若者の姿を描いています。また、戦地での体験で深い心の傷を負った兵士と、未来を見つめる強くてたくましい女性の姿や心も描かれている作品です。

ドラマ『太陽の子』キャスト紹介!

戦争という過酷(かこく)な状況に振り回されながらも、懸命に生きようとする人達をどんな俳優さん達が演じているのか気になりますね。では、この物語に出てくる登場人物を演じている俳優さん達をご紹介しましょう!

ドラマ『太陽の子』キャスト紹介
  • 石村修:柳楽優弥(やぎらゆうや)

京都大学の原子(げんし)物理学の学生であり研究者。核エネルギーに関することを研究。仲間からは、実験中は周りが見えなくなることから「実験バカ」と言われている。世津のことが好き。

  • 石村裕之:三浦春馬

修の弟。陸軍の一員として戦地に行っている。肺の療養の為に一時帰還(きかん)する。明るく優しい性格で、戦地でのことは口にも顔にも出さないが、心に深い闇を抱えている。世津のことが好き。

  • 朝倉世津:有村架純(ありむらかすみ)

兄弟の幼馴染み。国の指示で空襲(くうしゅう)の被害を最小限にする為に、自分の家を壊したことにより家を失い石村家の居候(いそうろう)になる。「戦争が終わったら教師になる」という夢を持ち、強くたくましく生きる女性。

  • 石村フミ:田中裕子(たなかゆうこ)

兄弟の母親。夫は戦争で亡くなり、女手1人で兄弟達を育てた。

  • 朝倉清三(あさくらせいぞう):山本晋也(やまもとしんや)

世津の祖父。世津と2人で住んでいたが、家を失ったことで石村家のお世話になる。

  • 荒勝文策(あらかつぶんさく):國村隼(くにむらじゅん)

京都大学の理学部の教授(きょうじゅ)。修の上司。

どの登場人物も、実力ある俳優さんが演じていますね!「戦争」という繊細(せんさい)なテーマの作品に、どの方も真正面から向き合っています。事前に勉強をして知識を入れたり、役の心を丁寧(ていねい)にくみ取ったりしたことで生まれた迫真(はくしん)の演技を、ぜひご覧下さい!

2021年に映画上映も決定!

なんと映画版『太陽の子』も制作されていて、公開日はまだ未定ですが2021年上映予定です。映画版もキャストは同じですが、ドラマとは少し違った視点から描かれるそうですよ。ドラマでは科学者の兄・修にスポットが当たっていましたが、映画は誰の視点で描かれるのか気になりますね!

弟・裕之の視点で描かれる物語も見てみたいですし、戦争が終わって教師として活躍(かつやく)している世津の姿も気になります。映画の公開を期待して待ちましょう!

『太陽の子』で三浦春馬さんが演じるのはどんな役?

三浦春馬さんが演じた石村裕之は、主人公・石村修の弟で肺の療養のために一時的に帰ってきた陸軍の学生兵士です。修と同じく幼馴染みの世津に想いを寄せています。裕之はいつも笑顔で明るく、優しくて周りを癒(いや)す存在。三浦春馬さんの雰囲気(ふんいき)に合っていますよね。

家に帰ってきた裕之は戦地でのことは微塵(みじん)にも出さず、昔のように明るく笑顔で家族に接していました。しかし、そこでの過酷な体験から裕之の心は深い闇を抱(かか)えていたのです。家族に心配をかけまいと、裕之は努(つと)めて明るく振る舞っていたのでした。

しばらくして体調が戻った裕之は、戦地に戻ることと世津を幸せにして欲しいと修に伝えます。きっと、死ぬ覚悟があったのでしょう。そして、戦地に戻った裕之は戦死してしまいます。戦争の犠牲(ぎせい)になった青年という難しい役柄を、三浦春馬さんは見事に演じきりました。

裕之が抱えている心の闇とは?

裕之は戦争で亡くなった仲間達に対して、自分がまだ生きていることへの懺悔(ざんげ)の気持ちを持っていました。それが分かるのは、修と世津と3人で小旅行に出掛けた時のこと。帰り道の夜に、裕之は海に入って自殺をしようとするのです。

修が見つけて止めますが、その時に裕之は泣きながら「俺だけ死なんわけにはいかん!」と言います。その言葉に修をはじめ、視聴者の心も締め付けられました。「死ぬのは怖い、でも生きているのも申し訳なくて苦しい」。人生これからの若者へのなんとも残酷(ざんこく)な苦しみです。

裕之は、当時の戦争で兵士として行かざるを得なかった若者を表しています。国や愛する者のために戦い、時には死への恐怖と戦いながらも懸命に生きようとした姿を、三浦春馬さんは繊細かつ丁寧に演じられていました。

『太陽の子』を通して語る、三浦春馬さんにとって俳優とは?

三浦春馬さんといえば、演技や役にかける思いが熱いことで有名です。「三浦春馬の出演ドラマ一覧とおすすめ3作品紹介していきます!」や、「三浦春馬のダンスがうまい理由とは!?見とれること間違いなし!」の記事に三浦春馬さんのプロ魂をご紹介していますので、ぜひご覧下さい。

細かいところまで作り込まれた役は人間味が溢(あふ)れ、見る者を引き込む魅力があります。それは今回の役・裕之にも同じです。髪を刈(か)り上げるだけで無く、戦争という過酷な日々を過ごす若者を演じるにあたって、三浦春馬さんはこのように語っています。

このドラマは戦争・そして平和という大きなテーマが掲げられていると思います。僕たちの仕事は想像力を皆様に届ける仕事ですし、この作品を通してみなさんが戦争というものを考える大きなきっかけになればと思っています。

引用 国際共同制作 特集ドラマ「太陽の子」(外部リンクへ飛びます)

今の若者にとって「戦争」とは、経験をしたことがない過去の歴史の一部です。しかし、俳優が演じて伝えることで、登場人物の気持ちや当時の状況が想像出来て少しでも考えるきっかけになりますよね。三浦春馬さんらしい、まっすぐで当時の人々への思いやりに溢れた言葉だと思いました。

まとめ

  • ドラマ『太陽の子』は灰谷健次郎さんが書いた小説とは違う、オリジナルの内容。
  • 若き科学者の葛藤をテーマに、主人公の家族や幼馴染みの様子も描かれている。
  • 2021年にはドラマと違った視点で描かれた映画の公開が予定されている。
  • 三浦春馬さんは主人公の弟・裕之を演じている。
  • 明るくて優しい裕之だが、心には闇を抱えていた。
  • 三浦春馬さんはドラマ『太陽の子』を通して「戦争を考えるきっかけになれば良い」と考え、役作りをして演じられている。

戦後から年数が経った現在、だんだんと戦争の恐ろしさを伝えて下さる方が少なくなってきたと同時に、その過酷さや悲惨(ひさん)さも、教科書上だけのものに感じて薄(うす)れつつあります。しかしドラマや映画では、よりリアルに「戦争」を感じることが出来ますよね。

三浦春馬さんがドラマ『太陽の子』で、全身全霊(ぜんしんぜんれい)をかけて命を吹き込んだ「石村裕之」という人物を、ぜひご覧になってみて下さい。そして、日々変わりゆく世界で今一度、彼がこのドラマを通して願った「戦争や平和を考える」ことをしてみましょう。

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