近年、漫画(まんが)の実写化映画が多く発表されています。紙面上のキャラクターがスクリーンで動いている姿は感動しますよね!「週刊少年チャンピオン」で連載(れんさい)中の渡辺航(わたなべわたる)さんによる『弱虫ペダル』も、2020年8月14日に実写化映画が公開されました。
『弱虫ペダル』は自転車レースを題材とした高校生達の青春物語で、コミックスは2020年9月現在で68巻まで出ている大人気漫画です。そんな人気漫画の実写化映画が、「つまらない」のか「面白い」のか評価が気になりますよね。
また、原作ファンにとって漫画との違いがどこなのかも気になるところです。今回は『弱虫ペダル』映画の評価はつまらないのか面白いかについて巷(ちまた)の声を集めてみました!映画と原作との違いはどこなのかも調べてみたので、ぜひ参考にして下さい!
『弱虫ペダル』映画の評価はつまらない?面白い?

『弱虫ペダル』の主人公は運動が苦手でオタクな高校生なのですが、千葉から秋葉原(あきはばら)までママチャリで走ってしまうほどの脚力(きゃくりょく)の持ち主です。ある日その様子を偶然(ぐうぜん)見ていた自転車競技部の同級生に、レースの勝負を申し込まれることに。
勝負で走る楽しさを知った主人公は自転車競技部に入部し、仲間達と練習をしていく中で素質を見つけます。そしてチームは、インターハイ出場を目指してレースに挑(いど)むのです。では、そんな魅力(みりょく)的なキャラクターをどんなキャストが演じているのか確認しましょう!
- 小野田 坂道(おのだ さかみち):永瀬 廉(ながせ れん)[King&Prince]
- 今泉 俊輔(いまいずみ しゅんすけ):伊藤 健太郎(いとう けんたろう)
- 寒咲 幹(かんざき みき):橋本 環奈(はしもと かんな)
- 鳴子 章吉(なるこ しょうきち):坂東 龍汰(ばんどう りょうた)
- 巻島 裕介(まきしま ゆうすけ):栁 俊太郎(やなぎ しゅんたろう)
- 田所 迅(たどころ じん):菅原 健(すがわら けん)
- 杉元 照文(すぎもと てるふみ):井上 瑞稀(いのうえ みずき)[HiHi Jets/ジャニーズJr.]
- 金城 真護(きんじょう しんご):竜星 涼(りゅうせい りょう)
- 寒咲 幸司(かんざき こうじ):皆川 猿時(みながわ さるとき)
「青春×友情×スポーツ」がかけ算された、まさにスポ根漫画と言える『弱虫ペダル』。キャストは人気アイドルや若手俳優が多く、とてもフレッシュな顔ぶれになっていますね!人気漫画を今注目されている若手俳優が演じたこの映画を、世間はどのように見たのでしょうか?
『弱虫ペダル』映画は「つまらない」という声

人気漫画を実写化された時に、必ずと言っていいほど「漫画のイメージ」が付きまといますよね。「キャラクターとキャストが合っていない」「ストーリーが違う」など、あなたも思ったことがあるのでは?映画『弱虫ペダル』をつまらないという評価もそうなのでしょうか?
- 原作のポイントだけつまんで端(はし)折るのが雑で、登場人物の感情が意味不明だった。それと、セリフが表面的な感じがした。
- 原作を再現して欲しかった。キャラクターとキャストが合ってなくて楽しめなかった。
- 原作は未読だけど、それぞれの登場人物が抱えているトラウマや悩みの描き方が、今ひとつでよく分からない。
- 原作に出てくるライバル校がいなかったのが物足りなく感じた。オリジナルキャラクターの説明もない為、影も薄(うす)くてよく分からなかった。
- レースを見せ過ぎていて、「ロードレース」というものや自転車の魅力が伝わってこない。
長編な物語を約2時間以内にまとめるとなると、どうしても泣く泣く削(けず)る話もありますよね。自分が好きなシーンやキャラクターが削られているとなると、悲しいと思う気持ちも分かります。話の進み方が駆(か)け足になってしまうのも「実写化あるある」なのでは?
原作ファンは何となく分かっても、原作を知らない人にとっては繋(つな)がりが分からずに話が見えなくなってしまいますよね。オリジナルキャラクターを出して解消しようと思ったのでしょうが、それが逆にマイナスに伝わってしまったのかもしれません。
『弱虫ペダル』映画は「面白い」という声
ですが、「つまらない」という評価ばかりではありません!原作を知らない人だけでなく、原作ファンからも「面白い」という意見もバッチリあります。どういった点が「面白い」と思ったのか見てみましょう♪
- 自転車のシーンは、疾走(しっそう)感と臨場(りんじょう)感が伝わってきた。原作を知らないけど、見応(みごた)えがあった。
- 漫画もアニメも全く見てないけど、現実の範囲内だからこそ物語を楽しめたような気がする。だけど、原作の熱さは再現されていたように感じた。
- 原作もロードレースのことも全く知らない状態で見たけど、専門用語はセリフで自然に補足してくれているから分かり易かった。
- 短い時間に上手くまとめていると思う。端折っているところもあるけど、想像することで楽しめることが出来た。
- 自転車のシーンは、キャスト本人がやっていて、ドキュメンタリーのような感覚にもなった。
- キャストも映像もすごくよかった。
主に原作を知らない人が映画を見て「面白かった!」と言っている意見が多かったです。臨場感のある映像は好評(こうひょう)で、より物語の世界や登場人物の感情に入り込めるのでしょう。中には、映画のストーリーに感動して「泣いてしまった」という人もいました。
原作ファンからは、長編物語であることと個性的なキャラクターが多くいることを知っていることから、ここまでまとめられているのはすごい!という感想が見受けられました。『弱虫ペダル』のポイントをギュギュッと濃縮(のうしゅく)してあるのかもしれませんね。
『弱虫ペダル』映画の原作との違いはどこ?

ここからは、気になる映画と原作の違いがどこなのか見ていきましょう!オリジナルの部分があることで、原作とは違った楽しみがありますよね。オリジナルストーリーだったり、キャラクターだったり・・・映画『弱虫ペダル』はどこなのでしょうか?
- 物語が主人公の入学時エピソードと、インターハイ予選のみになっている。
- 2・3年生のキャラクターやエピソードにはあまり焦点(しょうてん)を当てずに、主人公や1年生の成長やチームの絆(きずな)に焦点を当てている。
- 主人公達のライバル校である「箱根(はこね)学園」と「京都伏見(ふしみ)高校」が出てきていない。また、そのキャラクターも出てきていない。
- オリジナルキャラクター・「不動(ふどう)」がいる。
コミックス68巻もある長編物語を約2時間以内にまとめるとなると、やはりストーリーやキャラクターを削る部分も多くなってきます。そこで映画では、主人公の成長とチームの絆をピックアップして制作されたのかもしれませんね。
オリジナルキャラクターは、ただ単に映画版ならではのオリジナル感を出すだけでなく、削ってしまったライバル校とのストーリーやキャラクターを補(おぎな)うべく作られ、原作の熱量を冷めさせないようにした、と考えることも出来ませんか?
続編はある?

今回映画化されたのはインターハイ予選までなので続編が期待されますが、続編の情報は残念ながらまだ分かっていません。映画化には、原作のストックやチケット収入、映画館の動員(どういん)数や反響(はんきょう)が良ければあり得ると思います。
『弱虫ペダル』の場合、原作のストック(インターハイ編など)はありますしチケット収入も動員数もそんなに悪くはないです。個人的な考えとしては、上映中に「面白かった!」という感想が増えて動員数やチケット収入がさらに上がれば、続編の制作がされると思いました。
インターハイで活躍(かつやく)している主人公達を、スクリーンで見られることを期待して待ちましょう♪
まとめ
- 映画『弱虫ペダル』は2020年8月14日に公開された。
- 映画『弱虫ペダル』は原作を知っている人には物足りなく感じる部分もあるが、主人公の成長やチームの絆を描いていて、映像も臨場感があって感動する作品になっている。
- 映画と原作の違いは、物語の進行や構成(こうせい)、キャラクターなどがある。
- 映画の続編は今のところ発表されていない。
映画『弱虫ペダル』の評価がつまらないのか面白いか、また、原作との違いはどこかについて見ていきました。まず、正直評価は半々に分かれます。特に原作ファンの多くは、原作と少し違ったオリジナル要素もあることから、物足りなさを感じているようです。
自分が好きなキャラクターがあまり活躍しなかったり、好きなシーンが無かったりする場合もあるので、原作が好きで映画が気になっている人は割り切って見た方が、物語の臨場感を感じられて楽しめると思います。
原作を知らない人はそのままの状態でも楽しめると思いますが、より物語に入り込みたいという人はキャラクターだけでも先に予習しても良いかもしれませんね。是非、この記事を参考にした上で映画館に足を運び、少年達の爽(さわ)やかで熱い青春を楽しみましょう!
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