暑い夏がやってきますね♪夏と言えば海水浴、夏祭りなどその季節ならではの楽しみが目白押しですが、忘れてはならないのが・・・そう、浴衣(ゆかた)ですね♪今回は「可愛い我が子にも、世界でたった1つのオシャレな浴衣を作ってみたい!」その希望にお応えしたいと思います。
浴衣といえば、今は様々なところに売っています。でも、子供用だと種類が限られてきたり、成長と共に似合う柄が変わってきたりと、購入するタイミングも悩みがちです。やはり、ここは手作り浴衣で周りと差をつけるチャンスです☆
この記事では皆さんに子供用の浴衣の作り方をご紹介します♪縫(ぬ)い物があまり得意ではない方も、「オリジナルの浴衣を作ってみたい」「我が子にぴったりの浴衣を作りたい」というその熱い思いを、ぜひ一緒に形にしていきましょう!
可愛い浴衣姿が見たい!子供用の作り方って意外と簡単・・・!?

浴衣の作り方は難しいというイメージを持たれている方も多いと思います。もしかすると、浴衣は普段着ほど馴染(なじ)みが無いせいかもしれません。では、ここで実際の師匠の声を聴いてみましょう。
質問:実物大の型紙や作り方が分かればたぶん(時間はかかるけど)出来ると思うのですが
そんなに簡単なものではないでしょうか?回答:ご安心ください。直線が多く洋服を作るよりずっと簡単です。縫う面が多いだけです。
引用:yahoo知恵袋(外部サイトへ飛びます)
なんとも心強いお言葉をいただきました。洋服作りに興味がある方も、入門編と思って浴衣作りにチャレンジしてみても良いかもしれません。それでは、この機会に新しい世界へ羽ばたきましょう。
好みの生地を選択する

早速、お楽しみの生地(きじ)選びの時間がやってまいりました☆種類が豊富で見ているだけでも幸せです。既製品(きせいひん)にないようなドンピシャな柄に出会えるのは手作りの醍醐味(だいごみ)ですね♪
生地は可能であれば店頭での購入がオススメです。柄を選ぶ際は肩や顔の近くに当ててみてから、全身の姿見でも生地を合わせてみると着た時のイメージが湧(わ)きやすいと思います。
浴衣の生地には大きく分けると2種類あります。天然素材と合成素材です。浴衣用として適しているものの中から、お子さんにぴったりのお好みの生地を選んでいきましょう♪
天然素材は着心地よし
天然素材は着ていて気持ちの良い素材ですね。そんな中でも浴衣として向いている素材は綿です。綿は汗や水分を吸収しますし耐久性にも優れています。綿でおすすめの織り方は、スケアー、シーチング、リップルの3種類です。
- スケアー:横縦の織糸の数が同じ(スクエア)の平織物
- シーチング:縦糸と横糸に太い糸が使われ密度が粗めのやわらかい平織物
- リップル:表面がぽこぽこ波打っている平織物
スケアーはプリントが映えやすく手触りはさらっとしています。シーチングは通気性が良くて縫いやすい生地です。リップルは肌に張り付かず汗っかきのお子さんにピッタリです。
着る上で、やはり肌触りなどは重要になってくるかと思います。気になる生地があれば、店頭で実際に触れてみてお子さんの着心地の良い素材を一緒に選んでみてくださいね☆
合成素材は機能性だけじゃない
最近注目を集めているのが、ポリエステル素材の浴衣です。「本格的な浴衣と違いが出ちゃうのでは・・・。」と心配になりますよね。しかし、夏に着る浴衣にとってポリエステル素材は相性抜群なのです。
まず、吸汗性(きゅうかんせい)と速乾性(そっかんせい)に優れています。さらにハリや光沢感を活かして着物の様なツヤ感を楽しむこともできます。機能的で高級感を出すこともできるなんて想像以上です。ぜひ選択肢の1つとして検討してみてください♪
浴衣作りの前の下準備

生地を選んだら次は地詰(じづ)めを行います。綿は縮(ちぢ)みやすいので事前に水を通し縮ませます。これは洗濯による縮みやゆがみを防ぎ綺麗な状態を維持するために必要な工程です♪買ったばかりの生地を濡(ぬ)らすのは勇気がいりますが、思い切ってダイブさせちゃいましょう!
- 大きめのたらいやバケツに水をはり、大きめに畳(たた)んだ生地を入れます。生地全体が水に浸(つ)かっていることを確認したら、そのままで1時間くらい放置します。
- 洗濯機で軽く脱水します。
- 風通しの良い日陰(ひかげ)で干します。
- 半乾きくらいになったら裏面から全体にアイロンをかけます。縦糸と横糸が直角に交わっていないゆがんでいるところは、直したい方向に布を引っ張って正しい状態にします。
ポリエステルなどの合成素材は地詰めが不要なことがほとんどです。綿素材は少しの手間がかかりますが、よりいっそう愛着が湧いてくることでしょう☆ここまで終えたら、いよいよ次は浴衣作りに入ります!
セパレートタイプは今どきでオススメ♪

「セパレートタイプって何?」と疑問に思った方も多いと思います。これまでの浴衣とは違った上半身と下半身で別れているタイプです。このセパレートタイプ、実は着崩れしにくく元気にはしゃぎたいお子さんにもおすすめなんです☆
引用 YouTube
私たちが浴衣と聞いてイメージするあの形を再現しつつ、さらに着付けもカンタンだなんて☆これぞ理想形の浴衣ではないでしょうか・・・。ぜひ初心者の方も肩肘(かたひじ)張らずに挑戦してみてくださいね♪
手縫いで裁縫の世界にハマる人も♪

ミシンは丈夫に縫うことができます。一方で、手縫いは縫いは弱くなりますが生地を比較的痛めにくい点が特徴です。お子さんが大きくなって浴衣を着なくなった後、その可愛い生地を活かしたリメイク品を作るのも良いですよね☆
和裁は運針(うんしん)という縫い方をします。針を固定させ布を動かします。慣れると無心にできる様になり、運針には心を穏やかにする効果もあるそうです☆精神統一で運針をする学校もあると聞いたことがあります。ミシンをお持ちでない方も諦めずに挑戦してみる価値アリです!
まとめ
- 子供の浴衣の作り方は想像よりも簡単
- 天然素材の生地は木綿のスケアー・シーチング・リップルがおすすめ
- 合皮素材のポリエステルもお手入れの手間が少なくて人気
- 着崩れしにくく着付けも簡単なセパレートタイプの浴衣もおすすめ
- ミシンがなくても、手縫いでも作ることができる
子供の浴衣の作り方について深堀してきました。想像していたよりも簡単に作ることができるので、お子さんと一緒に好きな布を選んでぜひ挑戦していただきたいです☆世界で1つだけのオリジナル浴衣作りを、新しい夏の風物詩として取り入れてみるのも良いと思います♪
欲しいものがほとんどなんでも買うことができてしまうこの時代。だからこそ、この機会に自分の手で作る喜びを味ってみるのも素敵ですね。手作り浴衣で夏祭りに出かけたり、たくさんの可愛い写真をとったりして、夏のイベントを一層楽しんでみてください♪
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